ANKER PowerCore III Fusion 5000をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
モバイルバッテリーと急速充電器が一体となったANKER PowerCore III Fusion 5000。インターネット上では高評価の口コミが多い一方、「実容量が少ない」「大きくて持ち運びにくい」という気になる評判も存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、ANKER PowerCore III Fusion 5000を含むモバイルバッテリー全27商品を実際に使ってみて、実容量・使いやすさ・持ち運びやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】実容量の少なさと本体の厚みが気になるが、使いやすさは良好
今回検証したANKER PowerCore Ⅲ Fusion 5000は、急速充電器とモバイルバッテリーを兼ねた商品をお探しの人におすすめです。
使いやすさの検証では、コンセントに挿すだけで蓄電できるACアダプタが高評価。もし本体の充電を忘れて外出しても、コンセントさえあれば充電可能です。また、急速充電にも対応しているので、充電のスピードも期待できます。
一方、モバイルバッテリーの使用頻度が高い人やコンパクトに持ち運びたい人にはおすすめできません。実容量の検証では、記載容量の60%を記録。悪い結果ではありませんが、もともとの容量が少ないのでもの足りなさを感じます。また、3cmある厚みはスマホと一緒に持つには不向き。カバンの中でも少しかさばり、評価を下げました。
外出先でスマホを複数回フル充電したい人や小さいカバンにも入るモバイルバッテリーをお探しの人は、ほかの商品も検討してみてください。
ANKER PowerCore III Fusion 5000とは
米国・日本・欧州を中心とした世界100か国以上でサービスを提供するハードウェアメーカー、ANKER。そのモバイルバッテリーは、急速充電器とモバイルバッテリーを兼ねた仕様が特徴です。家では急速充電器として利用し、外では本体をそのまま持ち歩いてモバイルバッテリーとして利用できます。
より速く充電できるよう、急速充電PowerIQにも対応。低電流モードも搭載されているので、充電するデバイスに合わせた電流に調節してくれますよ。
対応のスマホはiPhoneをはじめ、GalaxyやGoogle Pixelなど。タブレット端末も充電できます。
また、2つのデバイスを同時に充電可能。複数の端末を持ち歩いている人・家族でアウトドアや旅行先に持っていく用として1台購入するのにもおすすめですよ。
デザインは、丸みを帯びたシンプルな形状です。サイズは幅78×奥行き71.5×高さ30mm。カラー展開は、ホワイトの1色のみとなっています。
持ち運びに便利なトラベルポーチが付属しています。充電に使うケーブルは別売りなので、必要な場合は別途購入しておきましょう。
実際に使ってみてわかったANKER PowerCore III Fusion 5000の本当の実力！
今回はANKER PowerCore III Fusion 5000を含むモバイルバッテリー全27商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①：実容量
検証②：使いやすさ
検証③：持ち運びやすさ
検証① 実容量
まずは実容量を検証します。
商品がフル充電状態から空になるまで、電流負荷装置と電流計測機を使って実際に使える容量を計測。パッケージに記載されている数値と結果を比較して、近いほど高評価としました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 35%以下
- 45%
- 55%
- 65%
- 70%以上
実容量は記載の60%。スマホを約1回充電できる
実際に実容量を計測してみると、評価は3.5点。記載の60%となり及第点レベルです。
パッケージに記載されている4,850mAhに対して、今回計測した実容量は2,908mAh。スマホを約1回充電できる容量です。ほかの大容量バッテリーと比較すると少ないように思えますが、公称の容量に対する実用量の割合は平均的な結果でした。
検証② 使いやすさ
続いて、使いやすさの検証です。
実際に商品を使用して、急速充電機能の有無・ポート数・ケーブルやコンセントの有無・充電量のインジケーターの見やすさの4点をチェック。快適に使えるか総合的に評価します。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- スマホ1台が限界。充電速度が遅い・不便
- スマホ1台の充電に不満が出る。充電速度がもの足りない
- スマホ1台充電するのに不便はない
- スマホ2台の充電に困らない
- 汎用性が高く、2台以上どんなデバイスも充電できる
独自技術の急速充電と便利なACアダプタが使いやすい
実際に使ってみたところ、評価は5.0点。利便性の高い満足できる性能でした。
コンセントに差し込むだけで充電できるACアダプタは忙しいときにも大活躍。もし本体の充電を忘れて外出してしまっても、コンセントさえあれば充電できるのが便利です。さらに、急速充電器として使用できる汎用性も魅力でした。
出力に使用するポートはUSB Type-C端子とUSB端子が1つずつ。2台まで同時に給電できるので、デバイスが複数あっても安心です。
また、急速充電にもしっかり対応。独自技術であるPowerIQ 3.0が搭載され、ハイスピードでの充電が期待できます。電源ボタンについているインジケーターは少し見づらいのが気になりましたが、使用には問題ありませんでした。
検証③ 持ち運びやすさ
最後は、持ち運びやすさの検証です。
スマホと一緒に持てるか・小さなカバンにも入れやすいかを基準に、重さやサイズを調査。実際に使用して評価を行いました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 容量と重さが釣り合っていない、持ち歩きたくない
- 重さが気になる、容量と釣り合っていない
- 重さが気になるが、容量を考えれば耐えられる
- 軽いが、コンパクトさにやや欠ける
- 軽くてコンパクト、持ち歩くのにも問題なし
3cmの厚みが気になるが、重量は比較的軽い
実際に持ち運んでみたところ、評価は3.9点。3cmと厚みがありカバンの中でかさばる印象です。スマホと一緒に持つと、更に厚みが増すので落としやすくなります。手の小さい人は、スマホと重ねて持つ際に注意が必要です。
一方、検証では「普段Macの充電器を持ち歩いている人なら厚みは気にならなさそう」という意見もあがりました。薄型の商品と比較するとカバンの中に納めにくいですが、決して持ち運びに不自由なほどではありません。
重量は176g。比較した商品のなかでも軽く、重さは気になりません。
容量から考えると、大きさの面で少し評価は下がりますが、総合的には可もなく不可もなしの結果でした。
ANKER PowerCore III Fusion 5000の価格比較
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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大容量ながらコンパクトなモバイルバッテリーをお探しの人は、こちらの商品がおすすめ！
ANKER PowerCore III Fusion 5000は携行性がいまひとつでした。最後に、容量が多く持ち運びしやすい商品をご紹介します。
同じくANKERのPowerCore Essential 20000は、大容量のバッテリーが魅力。実容量は14,413mAhと、記載容量に対して72%を記録しました。スマホなら5回以上充電できるので、アウトドアや非常用にもぴったりです。さらに、本体の厚みも約2cmとスリム。出先で複数の端末を使いたい人やスマホを何度も充電したい人に向いています。
携行性の高さで選ぶなら、RAVPowerのRP-PB161がおすすめです。スマホとほとんど変わらないサイズなので、スマホと重ねての持ち運びも問題なし。重量も215gと軽量です。また、実容量は7,095mAh。記載容量の71%と優秀な結果になりました。容量とコンパクトさを兼ね備えています。
| 形状 | 不明 |
|---|---|
| 天面部の面積 | 116.92cm2 |
| バッテリー容量 | 20,000mAh |
| 充電可能回数の目安（※iPhone12の場合） | 約5回 |
| 実容量 | 14,413mAh |
| 消費電力 | 15W |
| 実容量の割合 | 不明 |
| 変換ロス率 | 不明 |
| 入力端子 | USB Type-C、microUSB |
| 出力端子 | USB Type-C端子×1、USB端子×2 |
| フル充電までの時間 | ‐ |
| 同時充電可能台数 | 2台 |
| 最大入力 | 不明 |
| 最大出力（公称値） | 15W |
| 最大出力（実測値） | |
| ワイヤレス時の最大出力（公称値） | |
| ワイヤレス時の最大出力（実測値） | |
| 急速充電対応 | |
| 急速充電の規格 | PowerIQ、VoltageBoost |
| 出力ポート数 | 2ポート |
| 残量表示方法 | 不明 |
| 充電方式 | USB Type-C、microUSB |
| USB PD対応 | 不明 |
| ケーブル内蔵 | |
| ACプラグ内蔵 | |
| ワイヤレス充電（Qi）対応 | |
| MagSafe対応 | |
| 追っかけ充電機能 | 不明 |
| スタンド付き | |
| ライト付き | |
| ソーラーパネル付き | |
| 対応機種 | iPhone8、iPhone8 Plus、iPhoneX、iPhoneXS、iPhoneXS Max、iPhoneXR、iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Max、iPhoneSE(第2世代）、iPhone12 mini、iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Max、Galaxy S10、Galaxy S10+、Galaxy S9、Galaxy S9+、Google Pixel Pixel 5、Google Pixel 4、Google Pixel 4a (5G）、Google Pixel 4 XL、Google Pixel 3、Google Pixel 3 XL、Nexus 6P、Nexus 7、その他 |
| Switch対応 | 不明 |
| 安全基準 | 不明 |
| 付属品 | Micro USB ケーブル、トラベルポーチ、取扱説明書 |
| 保証期間 | 不明 |
| 生産国 | 中国 |
| メーカー所在地 | 日本 |
| 用途 | スマホ用、タブレット用 |
| 特徴 | 小型 |
| 幅 | 15.8cm |
| 奥行 | 7.4cm |
| 高さ | 1.9cm |
| 重量 | 343g |
ANKER PowerCore Essential 20000をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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