4つの背面ボタンを搭載したPC用ゲームパッド、GameSir T4 Pro。ネット上では「遅延が少ない」と評判です。一方、「背面ボタンが押し間違えやすい」「握り心地はいまひとつ」などの気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のPC用ゲームパッドとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、PC用ゲームパッド選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
GameSirのT4 Proは軽くて持ちやすいものの、スティックの反応の鈍さが気になりました。スティックの反応幅は、実測値で1.5~2mmと広めです。比較した商品には1mm以下で反応したものもあったのに対し、ラグが生じやすい点がネックに。L・Rボタンもトリガーの重さと反発感から反応が少し遅れました。口コミでは「遅延が少ない」と好評でしたが、素早いエイムが求められるFPS・TPSには不向きです。
専用のソフトウェアがないのも惜しいところ。キーボードの割り当てや、L・Rボタンの深さ・デッドゾーンの調整はできません。カスタムパーツが付属していないため、パッド面の仕様の変更も不可。上位商品はカスタムの自由度が高かったことをふまえると、使いやすくカスタマイズしたい人には物足りないでしょう。
背面ボタンが4つあり、操作が多いゲームの割り当てができるのはメリットです。「背面ボタンが押し間違えやすい」との口コミもありましたが、意識していれば誤操作はしにくいつくりでした。スティックと指の距離が近く、操作性がよいのも魅力的。スティックの反応はやや遅れたとはいえ、細かい動きも認識しやすいですよ。
手へのフィット感も高めでした。持ち手は8.2cmと余裕をもって握れる長さがあり、「握り心地はいまひとつ」との口コミは払拭したといえます。重量が200gと軽いのも大きなメリット。比較したなかには340gと重量感のある商品もありましたが、本品なら長時間プレイしても疲れにくいでしょう。
公式サイトの価格は税込5,300円(※2024年10月時点)。特別安くはありませんが、Nintendo Switch対応でプロコンよりも安く買えます。スマホと接続できる珍しい商品なので、PCゲームもスマホゲームも長時間快適にプレイしたい人は候補となるでしょう。FPS・TPSゲームで遊びたい人、カスタマイズを楽しみたい人はほかの商品を検討してみてください。
実際にGameSir T4 Proと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのPC用ゲームパッドと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
GameSir T4 Proの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
Performance Designed Products LLC
ゲームパッド選びに迷ったらコレ。ジャンルを問わず使いやすい
MSY
カチッとしたクリック感を好む人に。カスタマイズもしやすい
マイクロソフト
FPS・TPS向き。ボタン・スティックの操作性が良好
今回ご紹介するGameSirのT4 Proは、通常キーボードやマウスでプレイするPCゲームを、家庭用ゲーム機と同じ感覚で遊べるようにできるPC用ゲームパッドです。十字型キーなどの複数ボタンやスティックを備えており、両手で操作できます。
天面は4ボタン式を採用。操作を割り当てられるよう、背面に4つのボタンを搭載している点が特徴です。ゲームプレイ時の臨場感を高めるため、バリエーション豊かな振動表現が楽しめる二重振動機能を搭載しています。
LEDが内蔵されており、右のジョイスティックとABXYボタンがカラフルに点灯するのも魅力的。バッテリーは600mAhと大容量で、15~18時間のプレイが可能とされています。詳細なスペックは以下を参照してください。
販売元は中国のゲームコントローラーメーカー、GameSirです。PC用のほか、XboxやNintendo Switch向けのコントローラーも手掛けています。
今回はGameSirのT4 Proを含む、PC用ゲームパッドを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
GameSirのT4 Proには、4つのよい点がありました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
スティックにフチどられたへこみがあるのも特徴です。指を引っ掛けやすいため、フィット感を得やすいでしょう。
重量200gと軽いのもポイント。比較したなかには340gと重量感のある商品もあったのに対し、長時間プレイしても疲れにくいでしょう。
スマホホルダーが搭載されていますが、スマホのほうが重いので少しアンバランスな印象を受けました。FPSやTPSなど細かい操作が必要なゲームでは、操作しにくいと感じるかもしれません。
背面ボタンは取り外しはできませんが、意識していれば誤操作しにくい構造でした。「背面ボタンが押し間違えやすい」との口コミは、あまり気にしなくてよいでしょう。
そもそも、比較した商品で背面ボタンを搭載しているものは少数派でした。多くの商品と同様にコントローラー上部の追加ボタンはありませんが、背面ボタンでの操作が多いゲームの割り当てに役立ちますよ。
アクションゲームもRPGゲームもプレイする場合は、不要なときに背面ボタンを取り外せる商品を選ぶと使いやすいでしょう。
GameSirのT4 Proにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
スティックの反応が鈍いため、素早いエイムが求められるFPS・TPSゲームには不向きです。
スティックの反応幅を測定したところ、1.5~2mmと広めでした。比較した商品には1mm以下で反応したものもありましたが、こちらは正確で素早い操作は難しいでしょう。
L・Rボタンはトリガーが少し重いため、動き出しに力が必要でした。反発もそれなりにあり、トリガーの反応が少し遅れてしまうのが気になるポイントです。「遅延が少ない」との口コミがありましたが、実際の操作時の反応は全体的に遅めでした。
「スティックが勝手に動いてドリフト状態になる」といった口コミが見られましたが、実際に使用してみたところ、スティックやボタンが勝手に誤作動することはありませんでした。
しかし、スティック反応の鋭さの評価は振るわなかったため、スティックの性能自体はいまひとつといえます。
キーボードのキーをボタンに割り当てることはできません。L・Rボタンの深さやデッドゾーンの調整も非対応。ゲームごとに設定を変更するプロファイル機能も非搭載でした。比較した上位商品のように、使いやすくカスタマイズしたい人には不向きです。
接続方法は、Bluetooth・2.4GHz・有線の3種類に対応しています。とくに遅延が気になりにくい2.4GHzで接続できるのは利点。好きな姿勢で操作できるため、プレイに没頭できます。
<検証結果>
比較した商品にはカスタムパーツが豊富なものもありましたが、本品はその日の気分や調子に合わせて配置をカスタムしたい人には不向きです。カスタマイズしなくてもゲームのプレイは可能ですが、よりよい操作感を求める場合、物足りなさを感じるでしょう。
<検証結果>
接続方法 | Bluetooth、2.4GHz、USB |
---|---|
対応機器 | PC、Windows、Android、iOS、Nintendo Switch |
良い
気になる
重量 | 200g(実測値) |
---|---|
連続使用時間 | 15~18時間 |
連射機能 | |
振動機能 | |
ジャイロ機能 | |
公式ライセンス取得 | |
イヤホンジャック付き | |
トリガーボタン | |
保証期間 | 1年 |
持ち手の長さ | 8.2cm |
持ち手の開き | 120度 |
持ち手の傾斜 | 12度 |
アナログスティック本数 | 2本 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
4,210円
(最安)
販売価格:4,527円
ポイント:317円相当
送料無料
(159件)
ここでは、自分好みにカスタマイズしやすい商品をご紹介します。GameSir T4 Proの気になる点をカバーできるので、ぜひチェックしてみてください。
PDPのVictrix Pro BFGは、ゲームパッドを使いたいすべての人におすすめです。スティックにフチどられたへこみに指がフィットし、繊細な操作が可能。ボタンやスティックの反応が鋭く、L・Rボタンは柔らかさとほどよい反発感を兼ね備えており、素早い操作が叶います。
スティックやボタンの位置や、4ボタンから6ボタンへの変更ができるのも魅力。専用ソフトウェアでは、スティックやL・Rボタンのデッドゾーン・深さなど、細かな調整が行えます。自分好みにカスタマイズしたい人にぴったりですよ。
持ち手の長さは7.3cmと十分で、握りやすさも良好です。重量は270gと特別軽くはないものの、穴がないため違和感なく使用できます。4つの背面ボタンは小指で押せる位置にあり、やや誤押下しやすいものの、FPS・TPSや格闘ゲームにも使いやすいつくりです。
無線でも安定した接続が見込める2.4GHzのワイヤレスタイプのため、自由な姿勢でゲームを楽しめます。専用ケースが付属されているので、収納や持ち運びにも便利です。
パッド本体は240gと比較的軽いので、長時間プレイでも疲れにくいでしょう。持ち手は8.5cmと長く穴も空いていないため、手へのフィット感も良好でした。スティックにはフチのあるへこみがあるうえ、自然な角度で親指を置ける設計で操作性も優秀です。
ボタンやスティックは鋭く反応し、L・Rボタンも適度な反発があり押しやすく感じました。PS5は非対応ですが、スティックやボタンの精度が重要なFPSもスムーズにプレイできますよ。
<USBレシーバーを介して、コンピューターまたはAndroidTVボックスに接続する方法>
➀USBレシーバーをコンピューター、またはAndroidTVボックスのUSBポートに接続する
②ゲームパッドのX + HOME ボタンを押し、電源をオンにする③ゲームパッドのインジケーターは青、レシーバーのインジケーターは赤で点灯すれば接続完了
<Bluetooth経由でNintendo Switchに接続する方法>
➀スイッチのメインインターフェイスに移動し、「コントローラー」→「グリップ/順序の変更」をクリックして、ペアリングインターフェイスに入る<Bluetooth経由で携帯電話に接続する方法>
➀ゲームパッドのA + HOME ボタンを押し、電源をオンにする③クリックしてペアリング完了
(参照:GameSir取扱説明書)
GameSirのT4 Proは、公式オンラインショップで購入できます。1年間の保証つきのため、ぜひチェックしてみてください。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも販売されています。取扱店舗によって価格が異なるため、事前に比較してお得に購入ましょう。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。