しっかりしたつくりで除湿性能も高いと人気の、トーリ・ハン ドライ・キャビ EC-47-M2。「安定した湿度をキープできる」といった高評価な口コミがある一方で、「湿度が下がりにくい」「湿度が安定するまで時間がかかる」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、トーリ・ハン ドライ・キャビ EC-47-M2を含むカメラ防湿庫全6商品を実際に使って、除湿力・電気代の安さ・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
ドライ・キャビ EC-47-M2は、コストを重視する人におすすめです。今回の検証で安定稼動までにかかった電気代は約0.5円。ほかの商品と比べても非常に安く、長期間使用しても電気代が負担になりにくいでしょう。
また、設定湿度を安定してキープできるのもよいところ。除湿スピードはまずまずですが、空気循環があるため、場所による湿度の差はほとんどありませんでした。どこに置いても、湿気やカビを気にすることなく保管できるといえます。
使い勝手については、湿度設定がシンプルな点が好評。取っ手もつかみやすく、初心者でも簡単に扱えそうです。棚は固定タイプで、ライト・充電用コンセント・クリーン機能などはついていませんでした。基本的な機能を備えたものがほしい人に適しています。
乾燥材方式でメンテナンスがほぼ不要。安定した除湿性能とコスパを兼ね備えたものをお探しの人や、防湿庫を使ったことがない人も、ぜひ候補に入れてみてくださいね。
業界最大級の品ぞろえを謳う、防湿庫メーカーのトーリ・ハン。一般家庭用から業務用まで、あらゆるタイプの防湿庫を取り扱っています。
今回は数ある商品のなかから、価格を抑えたエコノミータイプのドライ・キャビ EC-47-M2をピックアップ。シンプルで使いやすい、入門者向けのアイテムです。
容量は47Lで、重量は9kg。外寸はW36.0×D39.0×H47.5cm、内寸はW35.8×D33.0×H40.0cmです。
カメラ数台とレンズをいくつか保管しておきたい人でも、余裕をもって使える大きさですよ。
本体はスチール製で、扉には透明強化ガラスを使用。庫内にはスチール製の棚板が1枚ついており、扉には温度計付きのアナログ湿度計も設置されています。
カギ付きなので、お子さんやペットのいたずらから大切なカメラを守れるのもうれしいポイントです。
除湿方式は、交換不要の乾燥剤方式。
乾燥剤で吸い取った水分を、ポジスターや圧縮バネの働きで蒸気として自動排出します。この動作を繰り返し、湿度コントローラーで調節しながら庫内の湿度を下げていくのが特徴です。
同シリーズでは、幅広で奥行きが狭いEC-50-M2や、大容量タイプのEC-75-M2も展開しています。
別売りとして、キャスター・転がり防止レンズ用マット・転倒防止固定用金具などオプションも充実していますよ。気になる人は公式サイトもチェックしてみてください。
今回は、トーリ・ハン ドライ・キャビ EC-47-M2を含むカメラ防湿庫全6商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:除湿力
検証②:電気代の安さ
検証③:使いやすさ
はじめは、除湿力の検証です。
まず、室温を一定にした部屋に防湿庫を置きます。庫内の湿度がカメラの保管に適した50%を下回るまでの時間を測定。除湿スピード・維持力・庫内湿度の違いの3つの観点から、総合的に評価しました。
検証の条件は以下のとおりです。
防湿庫内の湿度が50%以下になるまでにかかった時間は、およそ約4.5時間。検証では3時間以内の商品が多く、除湿スピードはやや控えめな印象です。
除湿が終わると湿度はほぼ安定しており、50%以下をしっかりキープできました。
庫内の上部・下部で湿度の差はほとんどなく、一方が50%以下になると、もう一方も4分ほどで50%以下に到達。空気が循環しているようで、隅に湿気が溜まることもありません。
庫内のどこに置いてもカビを気にせず保管できるでしょう。
次に、電気代の安さを検証します。
防湿庫内の湿度が高い状態から低湿度で安定するまでの1日の電力消費量と、庫内の湿度を低く維持しているときの1日の電力消費量を測定し、評価しました。
なお消費電力の測定には、サンワサプライ株式会社製のワットモニター TAP-TST8Nを使用しています。
湿度が高い状態から低湿度で安定するまでにかかった電気代は、約0.5円。今回検証した全商品の平均である約2.1円と比べても、非常に安く抑えられています。
長期間の使用でも電気代が負担になりにくいでしょう。
最後は、使いやすさの検証です。
以下の6項目に注目し、実際に使用してみたうえで評価を行いました。
湿度設定は、防湿庫内のダイヤルを回すだけの簡単操作。
扉も開け閉めしやすく、不便を感じることはありませんでした。
一方、棚板が固定されていて、機材を出し入れしにくいのはややネック。ライトがないため、奥のものがしっかり見えない可能性もありそうです。
クリーン機能や外部コンセントもついていません。基本的な性能をお求めの人に向いている印象です。
内容量 | 47L |
---|---|
除湿方式 | 乾燥剤式 |
良い
気になる
棚板数 | 1枚 |
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棚耐荷重 | 不明 |
内寸幅 | 358mm |
内寸奥行 | 330mm |
内寸高さ | 400mm |
定格消費電力 | 16W |
湿度計付き | |
キャスター付き |
最後にほかの魅力的な商品もご紹介します。
機能性を重視する人は、東洋リビングのオートクリーンドライED-41CATをチェック。可動式の引き出し棚やバッテリー充電に便利なコンセントなど、日々の使用にうれしい機能が備わっています。光触媒機構も搭載しており、庫内をクリーンに保てるのも大きな特徴です。
HOKUTOの防湿庫HS-41Lは、除湿スピードに優れたアイテム。使い始めから安定稼動までにかかった時間は2時間弱と、検証した全商品のなかでもトップレベルの速さでした。場所による湿度のムラもなく、一定湿度を長時間キープ。棚板は引き出せるので、機材の出し入れも楽に行えますよ。
内容量 | 39L |
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除湿方式 | 乾燥剤式 |
良い
気になる
棚板数 | 1枚 |
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棚耐荷重 | 12kg |
内寸幅 | 332mm |
内寸奥行 | 299mm |
内寸高さ | 387mm |
定格消費電力 | 15W |
湿度計付き | |
キャスター付き |
東洋リビング オートクリーンドライ ED-41CATをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
内容量 | 41L |
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除湿方式 | ペルチェ素子式 |
良い
気になる
棚板数 | 2枚 |
---|---|
棚耐荷重 | 不明 |
内寸幅 | 286mm |
内寸奥行 | 290mm |
内寸高さ | 435mm |
定格消費電力 | 不明 |
湿度計付き | |
キャスター付き |
HOKUTO 防湿庫 HS-41Lをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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