ノンドレン方式でお手入れが簡単なのが売りの窓用エアコン、コロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624R。ネット上では「涼しくて快適」と評判です。一方で、「音が非常に大きい」という口コミも存在するため、購入するか迷う人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の窓用エアコンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、窓用エアコン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
コロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624Rは、冷房能力の高さを重視する人におすすめです。強モードで運転したところ、室温は10分後に1.95℃・30分後に4.17℃も低下しました。比較したなかには30分後に3℃前後しか低下しない商品もあったなか、高い冷房能力を発揮。口コミに「涼しくて快適」とあったとおり、部屋全体を涼しくできるでしょう。
電気代が安いため、ガンガン使いたい人にもぴったりです。強モードで運転した際の1時間あたりの電気代を算出すると、約13.64円でした。1日8時間使用しても、1か月あたりの電気代は3,274円です。比較したなかには4,000円以上の商品もあったのに対し、安く抑えられます。メインの冷房として使いやすいでしょう。
リモコンが付属し、遠隔操作できるのもポイントです。オン・オフタイマーは1~12時間の間で、1時間刻みに設定できます。除湿機能も搭載し、湿度の高い時期にも使用可能。ノンドレン式で、排水の手間がありません。手動ではありますが内部乾燥機能つきで、カビの発生を防止する効果に期待できます。
ただし「音が非常に大きい」との口コミどおり、運転音は大きめです。冷房運転時には弱モードでも50.5dBを記録しました。比較した商品内で特別うるさかったわけではありませんが、就寝時などに使いたいなら、耳栓などで対策しましょう。
取りつけを自分で行いやすいのも大きな魅力です。設置方法の解説動画があり、ほとんどのネジは手で回せるため、DIYが苦手な人でもスムーズに設置できるでしょう。ECサイトでの価格は50,000円台と比較的リーズナブルなので、窓用エアコン選びに悩んでいるならぜひ手に取ってみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介するリララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624Rは、空調や住宅設備機器などを扱うコロナの商品です。エアコン内でドレン水を蒸発させるノンドレン方式で、ドレンホースが必要ありません。また、コンプレッサーがなめらかに回転し、振動が少なく騒音が軽減される低振動設計です。
自動運転機能を搭載しており、温度センサーにより部屋の温度に適したモードを自動で切り替えできます。入・切タイマーは1時間単位で設定でき、1~12時間の間でセット可能。切タイマーをセットするとおやすみ自動運転モードになり、冷えすぎないよう温度を調節するのもアピールポイントです。
今回はコロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624Rを含む、人気の窓用エアコンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の窓用エアコンを比較検証したところ、コロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624Rには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
口コミに「涼しくて快適」とあるとおり、冷房能力の高さは高評価を獲得。約10畳の部屋の四隅に温湿度ロガーを設置して強モードで運転したところ、室温は10分後に1.95℃低下・30分後に4.17℃低下しました。
比較したなかには30分後に3℃前後しか下がらない商品もあったのに対し、本品は時間が経つにつれて涼しくなります。エアコンが冷却するパワーを示す冷房能力は1.4kW・1.6kW(50Hz・60Hz)と特別高くはないものの、エアコンの周囲だけでなく部屋全体を涼しくできるでしょう。
なお、吹き出し口は右側なので、窓の右側に取りつけるとカーテンと干渉する可能性があります。カーテンと干渉すると部屋中に風が行き渡らない場合があるため、設置するときは窓の左側に設置するのがおすすめです。
電気代は安く、メインの冷房としてガンガン使いたい人向きです。強モードで使用した際の積算消費電力をワットモニターで測定すると、1時間あたりの電気代は約13.64円でした。
比較したなかには1日8時間使用すると1か月の電気代が4,000円以上になる商品もありましたが、本品は1か月で約3,274円に抑えられます。長時間使用しても電気代が気になりにくいため、節約したい人におすすめです。
使い勝手のよさは良好です。人感センサー・暖房機能はないものの、窓用エアコンとしての機能は充実しています。比較したほとんどの商品と同様にリモコンが付属しており、遠隔操作できて便利。除湿機能があり、湿度が高い梅雨のとき部屋を快適な状態に保ちやすいのも魅力です。
オン・オフタイマーは、1~12時間の範囲で1時間刻みに設定できます。就寝時に便利なおやすみ自動運転機能があるのも見逃せません。設定温度を1時間後に1℃・2時間後さらに1℃下げるため、就寝中に体が冷えすぎるのを防止できます。
お手入れの手間も少なめです。ノンドレン式を採用しており、ドレン水を内部で蒸発させる構造なので、面倒な水捨ての手間を省けます。
内部乾燥機能を搭載しており、カビ防止に期待できるのもうれしいポイント。内部乾燥の開始時には手動で操作する必要がありますが、約60分間稼働したあとは自動で停止するので、ほったらかしにできます。
比較した大半の商品同様、熱交換器は洗えませんが、日ごろのお手入れもシーズンオフのお手入れもしやすいつくりといえます。
取りつけやすいので、業者に頼まず自分で取りつけたい人におすすめです。説明書には、各工程で使う部品が具体的に記載されています。QRコードを読み込むと実作業の解説動画を確認できるので、組み立てなどの作業が苦手な人でもわかりやすいでしょう。取りつけミスを防ぐために、取りつけ後のチェックリストもついています。
本体と窓枠の隙間を塞ぐパッキンが本体より外側にあるのも重要なポイント。比較した内側にあるタイプは力ずくで押し込む必要がありましたが、本商品はパッキンの上に乗せるようなイメージではめ込めます。重量の実測値は21.9kgと重めですが、ある程度力があればスムーズに取りつけられるでしょう。
窓ストッパーを取りつけるときと、本体をネジで固定するときにはドライバーが必要なものの、窓枠の長さ調整ネジ・サッシに取りつけるネジはすべて手で回せます。ドレン工事も不要なので、取りつけ工程はシンプルです。ただし、同社の2023年モデルCW-1623Rとは違い補助カギがないので、必要なら別途用意しましょう。
マンションの高層階に住んでいる場合はあまり気にしなくてもよいかもしれませんが、低層階に住んでいるなら防犯のために補助カギを別途購入したほうがよいでしょう。なお、窓用エアコンを運転しない間は排熱が必要ないので、普通に窓のカギをかけられますよ。
コロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624Rにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
「音が非常に大きい」との口コミどおり、運転音は静かとはいえません。窓用エアコンから1m離れた地点で10秒稼動させて平均運転音を測定したところ、冷房運転時には弱モードで50.5dB・標準モード・強モードで50.8dBを記録しました。
送風運転時でも運転音は大きめで、弱モードで34.2dB・標準モードで40.5dB・強モードで43.3dB。とはいえ、比較したほかの窓用エアコンの大半は強モードで運転すると冷房で50dB前後・送風で45dB前後と、本品とあまり変わらない結果でした。
そもそも窓用エアコンは室内機・室外機が一体化しているため、壁掛けエアコンよりも稼動音が大きくなりがちです。就寝中に使いたいなら、耳栓を用意するとよいでしょう。
冷房畳数(50Hz/木造和室目安) | 4畳 |
---|---|
冷房畳数(50Hz/鉄筋洋室目安) | 6畳 |
冷房畳数(60Hz/木造和室目安) | 4.5畳 |
冷房畳数(60Hz/鉄筋洋室目安) | 7畳 |
コンプレッサー運転中の運転音(実測値) | 50.8dB |
冷暖房対応. |
良い
気になる
暖房畳数(50Hz/木造和室目安) | |
---|---|
暖房畳数(50Hz/鉄筋洋室目安) | |
暖房畳数(60Hz/木造和室目安) | |
暖房畳数(60Hz/鉄筋洋室目安) | |
運転音(公称値) | 50Hz:室内機51dB、室外機57dB/60Hz:室内機53dB、室外機59dB |
幅(公称値) | 33.5cm |
奥行(公称値) | 24.0cm |
高さ(公称値) | 75.0cm |
重量(公称値) | 21.5kg |
幅(実測値) | 33.0cm |
奥行(実測値) | 25.0cm |
高さ(実測値) | 76.2cm |
重量(実測値) | 21.9kg |
定格消費電力(公称値) | 50Hz:550W/60Hz:635W |
取り付け可能な窓の高さ(別売延長窓枠) | テラス窓用取付枠:140〜190cm/テラス窓用取付枠L:170〜220cm |
取り付け可能な窓の開き幅 | 38cm以上 |
吹き出し口の位置 | 右側 |
APF | 不明 |
暖房能力(50Hz) | |
暖房能力(60Hz) | |
ドレン水除菌 | |
除湿機能 | |
室内換気機能 | |
マイナスイオン発生可能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、コロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624Rとは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
電気代は1時間あたり約11.2円と経済的です。部屋が涼しくなると途中でコンプレッサーが停止するため、長時間使用しても電気代を抑えられそうです。
熱交換器を市販のスプレーで洗えるため、簡単にお手入れできるのもポイント。取りつけ作業の解説動画やチェックリストもあるので、初心者でも作業工程に迷いにくいでしょう。
吹き出し口がセンターにありカーテンと干渉しにくいため、部屋の奥まで風が届きやすいのもポイントです。肝心の冷房能力は申し分なく、最も強いモードで運転すると30分後には室温が約3.3℃低下しました。
利便性も高めです。特筆すべきは、自動内部乾燥機能を搭載している点。手動でモードを切り替えたりしなくても、冷房使用後には自動で内部の水分を飛ばすため、カビの発生予防につながります。オン・オフタイマーがあるうえに、リモコンでの遠隔操作も可能です。
コロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624Rが取りつけられるのは、開き幅が38cm以上・高さ77~140cmの窓です。高さ140~190cm・170~220cmの場合、別売りの窓用取りつけ枠を購入することで対応できます。
ただし、上記の条件はアルミ製の窓で、窓枠から飛び出している窓のレール(立ち上がり)が10mm以上ある場合です。木製・スチール製窓や立ち上がりが10mm以下だと、窓の高さが80cm以上必要になります。また、特殊な窓だと取りつけられない可能性があるため、購入前に確認しましょう。
(参照:コロナ公式サイト)
コロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624R(一般ルート・ホームセンターモデル)の取扱店舗は、コメリ・カインズなどのホームセンターです。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど、ECサイトでも販売しています。ポイントなどを使うとお得に購入できる場合があるので、いつもお使いのECサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
ほかにも家電量販店モデルとして、CW-F1624R・マイナスイオン発生装置つきのCW-FA1624Rがあります。なお、メーカー公式サイトでは以下の消耗品を購入可能です。購入後スムーズに設置・使用するためにも、必要な人は合わせて確認しておきましょう。
<消耗品・価格※価格は2024年10月時点>
(参照:コロナ公式サイト)
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