コロナ リララウインドエアコン 冷房専用シリーズ CW-1624Rは、冷房能力の高さを重視する人におすすめです。強モードで運転したところ、室温は10分後に1.95℃・30分後に4.17℃も低下しました。比較したなかには30分後に3℃前後しか低下しない商品もあったなか、高い冷房能力を発揮。口コミに「涼しくて快適」とあったとおり、部屋全体を涼しくできるでしょう。電気代が安いため、ガンガン使いたい人にもぴったりです。強モードで運転した際の1時間あたりの電気代を算出すると、約13.64円でした。1日8時間使用しても、1か月あたりの電気代は3,274円です。比較したなかには4,000円以上の商品もあったのに対し、安く抑えられます。メインの冷房として使いやすいでしょう。リモコンが付属し、遠隔操作できるのもポイントです。オン・オフタイマーは1~12時間の間で、1時間刻みに設定できます。除湿機能も搭載し、湿度の高い時期にも使用可能。ノンドレン式で、排水の手間がありません。手動ではありますが内部乾燥機能つきで、カビの発生を防止する効果に期待できます。ただし「音が非常に大きい」との口コミどおり、運転音は大きめです。冷房運転時には弱モードでも50.5dBを記録しました。比較した商品内で特別うるさかったわけではありませんが、就寝時などに使いたいなら、耳栓などで対策しましょう。取りつけを自分で行いやすいのも大きな魅力です。設置方法の解説動画があり、ほとんどのネジは手で回せるため、DIYが苦手な人でもスムーズに設置できるでしょう。ECサイトでの価格は50,000円台と比較的リーズナブルなので、窓用エアコン選びに悩んでいるならぜひ手に取ってみてください。<おすすめな人>パワフルに部屋全体を冷やせるものがよい人できるだけ購入価格を抑えたい人自分で設置したい人<おすすめできない人>運転音が静かなものを探している人
コイズミ ルームエアコン(冷房除湿専用)KAW-1941/Wは、壁掛けエアコンのように部屋をしっかり冷やせる窓用エアコンを探している人におすすめです。実際に室温30℃の部屋で稼働させると、わずか10分で2.6℃も低下し室温は27.4℃に。比較したなかには1℃しか室温を下げられなかったものもあったのに対し、こちらは素早く涼むことができました。設定温度に近づくと送風運転に切り替わるため、1時間あたりの電気代は約11.2円と経済的。ランニングコストが低いので、メイン冷房としても使いやすいですよ。また、リモコンつきで使い勝手も良好。最大12時間まで設定できるオン・オフタイマーや快眠タイマーモードも搭載し、消し忘れ防止にも役立つでしょう。お手入れのしやすさもプラス評価に。比較したなかで唯一熱交換器が洗えるため、市販のエアコンスプレーで簡単にお手入れができるのはメリットといえます。ただし、内部乾燥機能は非搭載のため、シーズンオフ時には忘れず送風運転を行い内部をしっかり乾燥させてくださいね。取りつけがしやすいのもうれしいポイント。パッキンが窓側にあるタイプなので、力いっぱい押し込まなくても、乗せるようなイメージで設置できました。比較した一部商品にはなかった解説動画や、取りつけ後のチェックリストがあるのもよい点。工程がわかりやすいため、業者に頼まなくても自分で取りつけられそうです。冷房能力・機能面・電気代・お手入れのしやすさなど、購入の決め手となる魅力の詰まった一品といえます。強モードの運転音は51.2dBあり静かといえないのは惜しい点ですが、日中であればそこまで気にならないでしょう。帰宅後すぐに部屋を涼しくしたい人は、ぜひ候補に加えてみてはいかがでしょうか。<おすすめな人>素早く部屋を冷やしたい人多機能でお手入れもしやすく、使い続けやすいものがよい人<おすすめできない人>運転音の静かさを重視する人
コロナ リララウインドエアコン 冷暖房兼用タイプ CWH-A1822は、とにかく冷房能力が高いものがよい人におすすめです。運転開始から30分後には、部屋全体の温度が平均3.7℃低下。比較した全商品の平均値が約-2.68℃(※執筆時点)だったのに対し、トップクラスの冷房パワーを発揮しました。吹き出し口の風速も5.1m/sと強く、空間をしっかり冷やせますよ。比較した全商品のなかで唯一、暖房機能を搭載しているのも利点(※執筆時点)。北国の秋冬に頼れるほどのパワーはないものの、少し冷える日の暖房器具としても重宝します。吹き出し口は右側についており、部屋の奥では左右で温度差が1℃ありました。そのため、正方形に近い部屋のほうが室温にムラが出にくいでしょう。内部乾燥機能つきで手入れの手間も少なめです。除湿運転後に溜まった水を蒸発させてカビの発生を抑えることで、製品寿命を長持ちさせる効果が期待できますよ。消費電力は660Wと一般的なエアコンよりは高いものの、窓用エアコンとして特別高くはありませんでした。窓枠への取りつけも簡単。比較したコロナの製品にはドライバー不要ネジが採用されており、トヨトミなどの他社製品よりも取りつけがスムーズでした。一方で、ドレン水の排水経路を確保する作業が必要な点はネック。上位のコロナ CW-F1622Rを含む大半の商品がノンドレン機構だったなか、「取りつけが大変」との口コミは払拭できませんでした。一般的なエアコンに比べて運転音も53.6dBと少し大きめです。窓用エアコンは室内機と室外機が一体化した構造なので、どの商品でもある程度は音がします。比較したところ、静音を謳う商品でも運転音は50dB程度だったため、本品も使用する時間帯には注意が必要でしょう。総合的に見ると、パワフルに室内を冷やしたい人や、暖房機能を求める人にはぴったりです。しかし上位商品には、排水の手間が少なく使いやすいものもあったので、ぜひチェックしてみてくださいね。
コロナ リララウインドエアコン 冷房専用 CW-F1622Rは、はじめて窓用エアコンを購入する人におすすめです。ドライバー不要でつけられる大きなネジが採用されていて、ほかのメーカーと比べても取り付けのしやすさは高評価でした。公式ページでも分かりやすい取り付け手順の動画が公開されているので、1人でも取り付け可能です。また、冷房能力を指摘する声もありましたが、部屋の奥は冷えにくかったものの、正方形に近い部屋であれば十分に冷えるという結果でした。フィルターで吸着したニオイを分解・脱臭してくれる10年交換不要脱臭フィルターや内部乾燥機能、ドレン水除菌機能があり、清潔に保ちやすく、機能性も抜群です。なんといっても他と比べると値段が安く、冷房能力・機能性・取り付けやすさとバランスが取れていて、とてもコスパの良い商品です。低価格で高性能な窓用エアコンをお探しの人はまずはこちらを試してみてください。口コミにもあったエアコンの音、そして消費電力については、検証でもあまり振るわない結果となりました。強モードの運転音を測定したところ、普通のエアコンと比べると運転中のゴーという音が気になります。「旧型に比べると静かになった」という口コミも見られましたが、気になる人はより静音性の高い商品を検討されたほうが良いかもしれません。
トヨトミ 窓用エアコン TIW-A160Mは、4〜7畳程度の部屋をしっかり冷やせる商品がほしい人におすすめです。実際に7畳の部屋で稼働させたところ、30分後には室温が平均3.4℃低下。比較した全商品の平均約2.7℃(※執筆時点)を上回る、高い冷房能力を発揮しました。部屋の奥の両隅の温度差が0.1℃と少なく、縦長の部屋もムラなく冷えるでしょう。お手入れが楽になる工夫がなされているのも魅力です。排水の処理が不要なノンドレン式を採用しているうえ、ドレン水除菌機能も搭載。運転時は自動的に内部を乾燥してカビの発生を抑制します。消費電力も抑えられており、26℃設定の強モードでは実測値で597Wでした。比較した商品の約7割が600Wを超えたのに対し、電気代を抑えやすいですよ。稼働音は気にならない程度です。騒音レベルは51dBと、比較した商品の平均約52dB(※執筆時点)とほぼ同じ。4層防音設計という謳い文句ほど静かではないため、「音が思ったより大きい」という口コミにも頷けますが、昼間に使うぶんには気になりにくいでしょう。惜しかったのは、取り付けの難しさ。窓枠に本体を押し込む際にかなり力がいるため、取付作業は2人以上で行うのがおすすめです。「取り付けカンタン」を謳っているものの、比較したほかの商品のように解説動画はなく、工具の順部も必要でした。外出時も運転したいなら、補助鍵も別途購入を検討してくださいね。公式サイトの値段は、税込72,800円(※執筆時点)。比較した商品には4万円台で買えるものもあり、安くはありません。とはいえ、センター吹き出しで部屋の奥までしっかり冷やせるのは、トヨトミ製品ならではの魅力です。上位モデルのTIW-AS180Mより適用畳数が小さいため、狭い部屋に取り付けたい人は、こちらを選ぶとよいでしょう。
トヨトミ 窓用エアコン TIW-AS180Mは、窓用エアコンを検討中のすべての人におすすめ。7畳の部屋で稼働させたところ、30分で平均3.4℃室温を下げました。比較した商品の平均約2.7℃(※執筆時点)を上回っており、冷房能力は高いといえます。部屋のなかの温度差もほぼなく、奥の両隅の温度差を比べても0.1℃未満に抑えられました。ポイントは、トヨトミ独自のセンター吹き出し構造。左右ムラなく送風できるため、縦長の部屋の奥も冷えやすいでしょう。停止音低減制御と謳われているとおり、窓用エアコンとしては運転音も静かです。騒音レベルは49dBと、比較した商品の平均値約52dB(※執筆時点)を下回りました。比較した大半の商品が対応していない人感センサーを搭載しており、消し忘れなどのムダを節約できるのもうれしいポイント。入/切タイマーも効率的な運転に役立つでしょう。消費電力も26℃設定・強モードでの実測値が590Wと、比較した商品の平均約650W(※執筆時点)を下回りました。メンテナンスを楽にする機能も充実。内部乾燥をONにしておけば、運転後に自動的に稼動してカビや気になるニオイを抑えます。定期的な排水作業が不要なノンドレン式なのも便利な点です。蒸発するまでに溜まっているドレン水は、除菌機能によって細菌が増えるのを抑えます。唯一気になったのは、取り付ける際に力が必要なこと。比較したほかの商品のような解説動画がないうえ、かなり力を入れて押し込まないと本体が窓枠にセットできませんでした。工具不要でもないため、忘れずに準備を行ってくださいね。取り付け作業は2人以上で行うのがよいでしょう。値段は、公式サイトで税込95,260円(※執筆時点)。比較した商品には4万円台で買えるものもあり、安いとはいえません。とはいえ、センター吹き出し構造で部屋をムラなく冷やせるのは、トヨトミ製品ならでは。高い冷房能力と、内部乾燥や人感センサーといった便利な機能を兼ね備える、高性能な商品がほしい人はぜひ検討してみてくださいね。