工事不要で設置できるスマートカーテン、SwitchBot カーテン2。ネット上では「設定が簡単」と評判です。しかし、「きちんと閉まらない」「かなり音が大きい」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のスマートカーテンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートカーテン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
SwitchBot カーテン2は、時間や外の明るさに応じてカーテンを開閉し、規則正しく生活したい人におすすめです。明るさに応じて開閉できるか実際に試したところ、いずれも正確に作動しました。比較した商品には光を当てても動作しないものもあり、精度の高さがうかがえます。時間設定でも1秒位以内に開閉できたので、生活リズムを整えたい人・留守がちな人の防犯対策にぴったりですよ。
「きちんと閉まらない」との口コミに反し、開閉も問題ありません。カーテンを60回開閉し位置にズレが生じないか試したところ、ほかのカーテンを巻き込まずに最後まで正確に開閉できました。比較したほかの商品には指示してから作動するまで15秒以上かかるものもありましたが、本品は約2秒とスピーディに作動できるのもポイントです。
さまざまなスマートデバイスと連携でき、利便性が高いのもメリット。いずれも別売りですが、ソーラーパネルで充電の手間を省けたり、ハブミニを使って音声操作ができたりとより便利になります。稼働音も特別気になりません。静かとはいえませんが、「かなり音が大きい」という口コミは払拭しました。
設定も簡単です。設定方法は図解や動画でわかりやすく説明されているので、初心者でもスムーズに設定できます。ただし、親機と子機を取り外す際にかなり力を要するのは気がかり。力に自信がない人には扱いづらい可能性があります。I型・ポール型などのカーテンレールに取りつけられない場合がある点も注意が必要です。
設置する際に力が必要なのは気になるところですが、コンパクトで高性能なスマートカーテンです。ぜひこの機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するSwitchBot カーテン2は、IoTスマートホームデバイスを企画・販売しているSwitchBotが手がけるスマートカーテンの2世代目です。工事不要で設置でき、「簡単で快適なスマートライフを楽しめる」と謳っています。
光センサーで日差しを感知し、自動的にカーテンを開閉できるのが特徴です。加速度センサーも搭載されており、手で軽くカーテンを引けば動かしたい方向へカーテンが自動的に開閉します。
約6.5時間でフル充電となり、最大8か月使用可能。オプションのソーラーパネルを取りつければ、太陽光で充電できます。詳細なスペックは以下をご確認ください。
<仕様>
後継機となる「SwitchBot カーテン3」は、2世代目よりパワーがアップ。高性能モーター搭載により、最大16kgのカーテンまで開閉できるようになりました。独自の設計により対応可能なカーテンレールの種類も増え、I型・ポールなどのカーテンレールにも対応可能です。
独自技術により、運転音を抑えてなめらかに開閉できるように改良した点も大きな違いです。QuietDriftモードを使用すれば、開閉時の音が気にならず光で目覚められるでしょう。
今回はSwitchBot カーテン2を含む、人気のスマートカーテンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のスマートカーテンを比較検証したところ、SwitchBot カーテン2には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
スマホとペアリングして検証したところ、口コミで評価されていたように設定は簡単でした。説明書に加え、動画説明やアプリ・図解での説明もあるため、初心者でもスムーズに設定できるでしょう。
日本語に対応しており、アプリ内に自動設定機能もあります。難しい設定が苦手な人も操作しやすいよう配慮されていました。カスタム設定機能を使えば、手動でカーテンの位置を開閉できます。
レースカーテンと重めのドレープカーテンを60回開閉したところ、毎回正確に開閉できました。口コミでは「きちんと閉まらない」と指摘されていましたが、最後まで閉まります。40回目を過ぎたあたりでキシキシ音が鳴り始めたものの、ほかのカーテンを巻き込むこともありません。
比較した商品には27回目の開閉で片方の機器がズレてしまったものもあったなか、ストレスなくよりスマートに使用できるでしょう。設定してから約2秒後に作動したのもプラスポイント。カーテンの開閉にまつわる手間を省きたい人におすすめです。
時刻を設定して開閉しても正確に動作します。1分単位で細かく時刻を設定でき、指定した時間になると1秒以内に作動しました。比較したなかには設定した時間から5秒以上ズレが生じる商品もあったのに対し、こちらは正確さが際立っています。生活リズムを整えたい人にぴったりですよ。
カーテン開閉時の動作音は、特別大きくはありません。実際に測定した騒音値は44.2dB。比較したほかの商品と大差はなく、モーター音で起こされる心配は少ないといえます。口コミでは「かなり音が大きい」と指摘されていましたが、うるさいと感じるほどではありません。
通常の使用では2と3はのモータ音は大きな違いもなく、モータ音で起こされることもないでしょう。
3には静音モードが存在するため、静音モードを使用すればほとんどのモーター音が鳴らずに作動します。しかし、静音モードを使用すると開閉がかなり遅くなってしまうため、注意が必要です。
光センサーの反応も良好です。実際に人工太陽光源で照らしたところ、明るさを感知して自動的に開閉しました。比較した商品には光を当てても隠しても動作しないものもあったなか、こちらは照度370ルクス・112ルクスのいずれでも作動します。
照度で作動するため暗くなったら自動でカーテンが閉まるように設定でき、防犯目的にも使いやすいのが魅力。帰宅が遅い人など留守にしがちな人におすすめです。
3は光センサー機能を使用するのに別途でソーラーパネルを買う必要がありますが、2は内蔵されているため購入は不要です。
さまざまなスマートデバイスと連携でき、利便性が高いのも魅力です。後継機の3とは異なり、スマートデバイスの新規格であるMatterには非対応ですが、GoogleHome・Siri・Alexaといった音声アシスタントに対応しています。ただし、音声操作をする場合は、SwitchBot ハブミニの購入が別途必要です。
別売りのSwitchBot ソーラーパネル2を使えば、太陽光でも充電可能。充電の手間がかからず、より手軽に使えます。リモートボタンがあるため、スマホを持っていない家族がいても使いやすい点もうれしいポイントです。
温湿度計は非搭載ですが、別売りのSwitchBot 温湿度計と併用すれば温度や湿度の管理もできますよ。
現状さまざまな独自アプリ・規格が乱立し、デバイスの数だけアプリが必要となって逆にスマートでないケースもあったスマートホーム・スマートデバイス業界。Apple・Googleなど大手メーカーが統一規格としてMatterというものを策定したため、今後はよりアプリを意識せず使えるようになりますよ。
SwitchBot カーテン2にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
親機と子機を取り外す際の硬さもネック。成人男性が本気で力を入れる必要があるほどで、力に自信がない人にとっては取りつけに手間取るかもしれません。
ただし、いったん設置してしまえば専用アプリから操作できるので、取り外す機会は少ないでしょう。
部屋によってカーテンレールの種類が異なる場合もあるので、スマートカーテンをつけたい部屋のカーテンレールをチェックしましょう。
自動開閉の種類 | 指定時間、照度 |
---|---|
対応するカーテンレール | U型、I型 |
良い
気になる
幅 | 60mm |
---|---|
奥行 | 51mm |
高さ | 105mm |
本体重量 | 192.2g |
付属品 | ロール装着補助パーツ、Type-Cケーブル、フック付け用ロール、クリップ、ロールアタッチメント |
手動開閉アシスト対応 | |
光センサー機能 | |
温度センサー機能 | |
Matter規格対応 | |
リモコン付属 | |
タイマー機能 | |
スマートスピーカー対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
SwitchBot カーテン3は、I型レールやポールタイプはもちろん特殊なカーテンレールにも幅広く対応できるアイテム。親機と子機を取り外す際も、特別な力は必要ありません。
動画つきなので、初めての人でも設定は簡単です。設定した時刻にしっかりと開閉するので、ズレを気にする必要もありません。
静音モードでの動作音はわずか25.5dBとかなり静かで、就寝中や読書中の使用でもストレスを感じないのもメリット。加えて、最大16kgまでのカーテンを制御できるパワフルさも魅力です。重めのカーテンを使用している家庭にもおすすめできる、高性能なスマートカーテンデバイスですよ。
SwitchBot カーテン2のつけ方は、以下の5ステップです。取りつけ前にアプリでデバイスを追加しておきましょう。
<つけ方>
①カーテンを閉めた状態で、1番目のカーテンランナーを外す(参照:公式サイト)
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