快適な乗り心地を謳う大人用キックボード、OXELO(オクセロ) キックスケーター COMMUTE 900 大人用。人間工学に基づいたグリップ設計で、疲れにくさに配慮しているのも魅力です。しかし口コミが少なく評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のJD RAZORやhudora・FRENZYなどの大人用キックボードとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、大人用キックボード選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
自転車安全整備士・自転車技師の資格保持者。大手自転車店の販売員としてママチャリから子供車、スポーツ車にいたるまで幅広い車種の販売だけでなく、整備士として組立・修理を行っていた。さらに、CX・XCO全日本選手権のピットスタッフとしての経験を持ち、選手としても幅広く活動。ロードバイク・シクロクロス・マウンテンバイク・トライアスロンなど経験種目は多岐にわたる。現在はmybestにて、自転車に関わるジャンルのコンテンツを担当し、ユーザーに正確な情報を届けることを心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
OXELO キックスケーター COMMUTE 900 大人用は、大人用キックボードを探しているすべての人におすすめです。実際に走行したモニターからは、「振動を感じず終始スムーズに走れた」「凹凸道でもタイヤが引っ掛かりにくい」と好評。車体が6.82kgとどっしりしているので、比較した5kg以下の商品よりガタつかずブレずに走行できました。
ハンドルの操作性も申し分ありません。可動域が広いので小回りが利き、難なく方向転換できます。ブレーキがハンドル・フットの両方についているのも便利なポイント。とくにハンドルブレーキの利きがよく、止まりたいときにすぐにストップできました。
機能面も充実しています。ハンドルの高さは身長145~195cmの範囲で調節可能。ちょっと止めておけるスタンドや、ベルがついている点も見逃せません。別売りのスタンドを使えば、親子で2人乗りできるのも利点です。
折りたたみも可能ですが、安定感を生み出していた重量が持ち運ぶ際はデメリットに。比較した全商品の重量の平均4.9kg(執筆時点)を2kg近く上回っており、長時間持ち歩くのはやや負担でしょう。スーツケースのように運べるトロリーモードをうまく活用するとよいですよ。
20人のモニターにデザインについてアンケートをとった結果、「大人が使うのにちょうどよいシンプルさ」と肯定的な声が集まりました。一方で、「無骨でメンズライクな印象」「地味に見えて物足りない」という声も寄せられています。服装を選ばず使えるものがほしい人にはぴったりでしょう。
「快適な乗り心地」という謳い文句どおりの走りやすさ・止まりやすさは、本品の大きな魅力。初心者から上級者まで幅広く満足できる一品を、ぜひ体験してみてくださいね。
そもそも大人用キックボードとは、ちょっとした距離の移動手段に便利なアイテムです。しかし、電動機能がついていないキックボードは遊具扱いになるので、交通が頻繁な道路では使えません。交通量の基準はありませんが、状況を確認して交通量の少ない道を選びましょう。
フランスに本社を置き、幅広いアウトドア・スポーツ用品を取り扱うDECATHLON(デカトロン)でも、このキックボードを展開。今回ご紹介するOXELO キックスケーター COMMUTE 900 大人用は、2~5km程度の移動に理想的なスピードを出せるよう開発された商品です。
ハンドルは人間工学に基づいてデザインされ、握りやすさ・疲れにくさに配慮。片手で折りたためるEASY FOLD設計を採用しているのも便利なポイントです。
本体サイズは幅60×奥行148×高さ102cmで、耐荷重は100kgです。スーツケースのように運べるトロリーモードを搭載しているのもうれしいですね。
別売りの子ども用スタンドを使えば、25kg以下の子どもと2人乗りも可能。フロント・リアタイヤともに泥よけがついているので、大切な服や靴が汚れるのを防げますよ。
OXELOでは、親子で兼用できるキックスケーターも販売中。MID 9は9~14歳向けの子ども用キックボードですが、身長125~175cmまで幅広く対応しています。耐荷重は100kgまでなので、大人も乗れますよ。
なおMID 9は、2kmまでの短距離移動に適したモデルです。中・長距離の移動には、本商品かTownシリーズを選んでくださいね。
普通のキックボードと電動キックボードの大きな違いは、自力走行か電動アシスト走行かどうか。気軽に乗りたい人は、運転免許が不要な普通のキックボードを選びましょう。
一方で、電動キックボードは第一種原動機付自転車(定格出力0.60kW以下)や第二種原動機付自転車(定格出力0.61~1kW以下)の運転免許が必須です。
走行可能な範囲も異なります。普通のキックボードは歩道も走れるのに対し、電動キックボードは公道や私有地しか走れません。気軽に近所を走るなら、普通のキックボードを検討してみてください。
今回は、OXELO キックスケーター COMMUTE 900 大人用を含む大人用キックボード全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、機能性の検証です。各商品のハンドルの高さ調節機能やハンドルブレーキの有無などをチェックしました。
変速ギアはついていないものの、そのほかの機能は充実しており高評価を獲得。詳細は以下のとおりです。
ハンドルの高さ調節はスライド式で、低身長~高身長まで対応可能。ハンドルブレーキがついているのも魅力です。比較したフットブレーキのみの商品よりも、とっさのときに止まりやすいですよ。スタンドがついているので、ちょっと止めておきたいときにも便利です。
次に、携行性の検証です。各商品の折りたたみ機能の有無・コンパクトにたためるか・軽量かをチェックしました。
重量は6.82kgと、比較した全商品の平均約4.9kg(執筆時点)を上回る結果に。長距離を移動したり力が弱い人が持ち歩いたりする場合、負担になりやすいといえます。折りたたみ時のサイズは、幅19×奥行105×高さ34cm。比較した奥行80cm以内の商品と並ぶと、コンパクトさにも少し欠けていました。
とはいえ、折りたたみ機能がついているのは強みです。使い終わったあとは2つ折りにすれば、いくぶんか持ち運びやすいでしょう。トロリーモードにも対応しており、スーツケースのようにも運べますよ。
続いて、使い勝手の検証です。
モニター5人に平坦な地面・段差のある地面の両方を走行してもらい、ガタガタせず安定した乗り心地か・ブレーキがしっかり利くかなどを基準に評価しました。
快適な乗り心地が謳われているとおり、5人のモニター全員が走りやすさに満足。携行性の検証ではデメリットだった重量感が、走るうえではどっしりとした安定感につながっていました。凸凹のある道でも振動を感じにくく、ガタつかずに走れます。
フラつきがないぶん、「片足で走行しても恐怖感がない」と感じた人も。これなら、キックボード初心者でも乗りやすいでしょう。
比較した商品のなかでもハンドルがゴム製のものは手が滑りにくく、本品も例外ではありません。操作性も非常に良好で、可動域が広く行きたい方向に動かせました。小回りが利きやすいので、急に曲がっても遠心力による転倒は避けられそうです。
<安定感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
フットブレーキはそれほど感度がよくないものの、徐々に減速したいときには便利。急停止時はハンドルブレーキ・信号待ちで止まるときはフットブレーキと、状況に応じて使い分られますよ。
<ブレーキの利きについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、デザイン性の検証です。20~30代のストリートファッションに関心がある男女モニター20人にアンケートをとり、おしゃれと感じるか意見を聞きました。
アンケートでは、日常的に使えるシンプルさが好評。「大人が使うのにちょうどよいデザイン」「シンプルなので、服装を選ばない」という声が寄せられました。なかには、「メタリックで都会的なルックスが好み」とコメントした男性もいます。
一方で、「やや無骨でメンズライクなデザイン」「黒・グレーの2色のみなので地味」「もっとポップなデザインのほうが好き」との意見も。比較したなかにはハンドルとボディの配色を変えていた商品もあったことを思うと、もう少しインパクトがほしいところです。
<デザイン性についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
耐荷重 | 100kg |
---|---|
ブレーキの種類 | ハンドブレーキ、フットブレーキ |
タイヤサイズ | 200mm |
サスペンション付き | |
スタンドの種類 | 足で操作可能 |
カギを通せるスペースの広さ | 約35mm(タイヤ)、約25mm(本体) |
良い
気になる
重量 | 6.8kg |
---|---|
展開時幅 | 92cm |
展開時奥行 | 50cm |
展開時高さ | 88~102cm |
折りたたみ式 | |
ハンドル高さ調節可能 | |
本体素材 | 構造:スチール(15%)、高密度ポリエチレン(5%)、アルミニウム(80%)/ウィール:ポリウレタン(45%)、ポリプロピレン(55%) |
ハンドル高さ調節段階 | 無段階 |
デッキ幅 | 15cm |
デッキ全長 | 50cm |
OXELO キックスケーター COMMUTE 900 大人用は、公式サイトや楽天市場・Yahoo!ショッピングでの購入が可能です。
タイヤの摩耗に備えて、交換用のOXELO キックスケーター ホイール 75も準備しておきましょう。高い運動性能と快適さを維持できますよ。価格は以下のとおりです。
<販売価格>
価格は執筆時点・公式サイト参照
荷物をかけて走行するとバランスを崩しやすく、転倒する危険性があります。荷物を持ち運ぶときはリュックを使うと便利ですよ。
スマホを見ながらの運転も非常に危険。とくにフットブレーキしかないキックボードは急に止まれないので、大きな事故の原因にもなります。
最後に、おしゃれなデザインと高評価を獲得した商品をご紹介します。
StreetSurfing URBAN SCOOTER XPSは、深いグリーンとブラウンの組み合わせがおしゃれ。「シックな雰囲気で、ストリート系ファッションと相性よさそう」との意見が出ています。ハンドルブレーキはついていませんが、モニターから「フットブレーキがよく利いてすぐに止まれた」と好評でした。
FRENZY 230mm Dual Brake FR230DBは、クラシックカーのような色合いが特徴。ブルー×ホワイト×ブラウンの組み合わせが、フレンチな雰囲気を演出しています。余分なロゴや文字がない上品なデザインで、ファッションのアクセントにもなるでしょう。ストラップつきで肩掛けできるのも利点です。
重量 | 4.80kg |
---|---|
耐荷重 | 100kg |
対象年齢 | 8歳以上 |
タイヤの種類 | ハードタイヤ |
ブレーキ数 | 1個 |
ブレーキの種類 | リアフェンダーブレーキ(ヘビーデューティタイプ) |
展開時幅 | 48cm |
展開時奥行 | 70cm |
展開時高さ | 99cm |
収納時全長 | 48cm |
収納時奥行 | 84cm |
収納時高さ | 38cm |
タイヤサイズ | 205mm |
タイヤ幅 | 3cm |
タイヤ数 | 2個 |
スタンド付き | |
サスペンション付き | |
折りたたみ式 | |
ハンドル高さ調節可能 | |
本体素材 | デッキ:6061アルミ合金/ハンドルバー:アルミニウム/グリップ:熱可塑性ゴム/ウィール:ポリウレタン |
座椅子付き | |
ハンドル高さ調節段階. | 3段階 |
ハンドル素材 | ゴム |
デッキの表面加工 | ざらざら |
デッキ幅 | 14cm |
デッキ全長 | 55cm |
特徴 | 不明 |
重量 | 4.90kg |
---|---|
耐荷重 | 100kg |
対象年齢 | 不明 |
タイヤの種類 | ハードタイヤ |
ブレーキ数 | 2個 |
ブレーキの種類 | ハンドルブレーキ、フットブレーキ |
展開時幅 | 49.5cm |
展開時奥行 | 94cm |
展開時高さ | 107cm |
収納時全長 | 14.5cm |
収納時奥行 | 84cm |
収納時高さ | 41cm |
タイヤサイズ | 230mm |
タイヤ幅 | 不明 |
タイヤ数 | 2個 |
スタンド付き | |
サスペンション付き | 不明 |
折りたたみ式 | |
ハンドル高さ調節可能 | |
本体素材 | 不明 |
座椅子付き | |
ハンドル高さ調節段階. | 3段階 |
ハンドル素材 | ゴム |
デッキの表面加工 | ざらざら |
デッキ幅 | 15cm |
デッキ全長 | 60cm |
特徴 | 不明 |
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