2WAY仕様でスチーマーとプレスどちらも使ってケアできる、パナソニック 衣類スチーマー NI-FS690。ネット上では「立ち上がりが速い」と評判です。一方、「あまりシワがとれない」「連続で使うと重たい」などの気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、パナソニック 衣類スチーマー NI-FS690を含む衣類スチーマー全14商品を実際に使って、仕上がりのよさ・立ち上がりのスピード・スチームの連続使用時間・かけやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
パナソニック 衣類スチーマー NI-FS690は、しっかりシワを伸ばせる衣類スチーマーを選びたい人におすすめです。実際に綿のワイシャツのシワを伸ばしてみると、ほぼ完璧にシワを伸ばせました。仕上がりをチェックしたモニターからも「仕事に着ていけるほどきれい」と好評。口コミに反して、シワ伸ばしの性能は比較したなかでもトップクラスです。
加えて、立ち上がりの速さも大きな魅力。比較した全商品の平均は25.9秒(※執筆時点)だったなか、本商品は19.89秒で立ち上がりました。待ち時間が少ないので、お出かけ前の忙しいときでも使いやすいでしょう。
「連続で使うと重たい」という口コミがありましたが、満水にした状態でも790gと軽めです。実際に使ったモニターからも「腕に負担がかからない」と好評でした。楕円形のかけ面は、細かい部分にも当てやすい形状。上下左右どの向きで使ってもスチームが出るため、シャツの袖や裾にもかけやすいですよ。
1回の給水ごとのスチームの連続使用時間は9分52秒。メーカーが謳う数値8分間よりも長く使えました。比較した全商品の平均11分15秒(※執筆時点)は下回ったものの、本商品は1往復でもかなりのシワが伸びるので不便はないでしょう。軽いシワなら2〜3着、頑固なシワもじっくり時間をかけて伸ばせますよ。
公式サイトの値段は、執筆時点で税込15,500円。同じパナソニックの上位モデルのような温度調整機能はないものの、仕上がりのクオリティは負けていません。2WAY仕様でスチームアイロンとしても使えるので、私服から仕事用のワイシャツまでシワをきれいに伸ばしたいという人は、ぜひ候補に入れてくださいね。
そもそも衣類スチーマーとは、ハンガーに掛けた衣類に高温のスチームを当ててシワを伸ばすもの。わざわざアイロン台を出す必要がなく、気軽に使えるところがポイントです。
今回ご紹介するのは、2023年3月に発売されたパナソニックのNI-FS690。同社の衣類スチーマーのなかでは中位モデルです。スチーム量は従来商品と比べて※約18%アップし、平均約13g/分を謳っています。
上下左右どの向きでも噴射できる「360度パワフルスチーム」により、ワンピースなど裾の長い衣類も屈まず裾までケアできますよ。スチームの連続噴射は最大約8分間。注水の手間を挟まず、まとめて数着ケアできるとしています。
NI-FS780との比較(パナソニック調べ)
内蔵タンクの容量は約115mLで、スチームボタンを押しているあいだはスチームが出続けます。かけ面を直接衣類にプレスすれば、通常のアイロンとしても使えますよ。なお、温度調整機能はありません。
よく手が触れるハンドル部分は、抗菌仕様で衛生的。付属のスタンドは耐熱仕様なので、本体が冷める前に置いてもOKです。万が一電源を切り忘れたときに、事故のリスクを減らせるオートオフ機能も搭載しています。
本体カラーは、ベージュ・フロストブルーの2色から選べます。インテリアになじむナチュラルな色味が魅力です。
本体サイズ・重量は上位モデルのNI-FS790と同仕様。コードは約2.5mと長めなので、動きが制限されにくいでしょう。
<仕様>
今回はパナソニック 衣類スチーマー NI-FS690を含む衣類スチーマー全14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、仕上がりのよさを検証しました。
綿100%のワイシャツを用意し、丸めた状態で洗濯機で洗濯。干して乾かしたあとに衣類スチーマーをかけ、どのくらいシワが伸びているかモニター5人に見てもらいました。
実際に使ったところ、ほぼすべてのシワを伸ばし、清潔感のある仕上がりに。比較したなかでもトップクラスの実力で、モニター5人全員が「仕上がりに満足」と回答しています。「近くで見てもシワがほとんど残っていない」「仕事にも着ていけるレベル」などと称賛の声があがりました。
「あまりシワがとれない」という口コミとは裏腹に、比較した多くの商品が苦戦したポケットまわりのシワもほとんど残しませんでした。きれいな仕上がりが本商品の強みといえるでしょう。
ただし、パナソニック上位モデルのNI-FS790のような温度設定機能はありません。熱に弱い素材は生地を傷める場合があるので、目立たないところで試しがけをしてから使いましょう。
また、比較したなかにはパナソニックの低価格モデルもありましたが、スチームのパワーが勝る本商品の方が簡単かつきれいにシワが伸びました。
<仕上がりのよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、立ち上がりのスピードとスチームの連続使用時間を検証しました。
スイッチを入れてからスチームが出るまでの時間を計測。加えて、水を満タンに入れた状態からスチームがどのくらい持続するかをチェックしました。
立ち上がりのスピードも高評価に。比較した全商品の平均(執筆時点)は25.9秒でしたが、本商品は19.89秒で使えるようになりました。
「約19秒で立ち上がる」というメーカーの謳い文句どおり、素早くスチームが出てきます。お出かけ前のちょっとした時間でも、サッと衣類のケアができそうですね。
スチームの連続使用時間は9分52秒と、10分に迫るほど。比較した全商品の平均である11分15秒(※執筆時点)は下回ったものの、急がないとならないほどではありません。衣服全体のシワを伸ばしたり、軽いシワであれば2〜3着分ケアしたりできるでしょう。
メーカーの公称値は約8分でしたが、実際にはそれ以上に長くスチームが出ました。効率よく使えば、気になる細かいシワにも重点的にスチームを当てられるでしょう。
最後は、かけやすさの検証です。
モニター5人が実際に使って、腕や手首が疲れないか、袖や袖口など細かい部分にもかけやすいかどうか評価しました。
腕・手首の疲れにくさについては、実際に持ったモニター5人全員が満足と回答。満水時でも790gと軽いので、「腕が疲れにくい」と好評でした。
また、1往復でかなりのシワが伸びることもあり、短時間で効率よく作業できるところもポイント。「連続で使うと重たい」という口コミもありましたが、実際使ったモニターからはそのような声はあがりませんでした。
持って使うタイプの衣類スチーマーは、重すぎると腕に負担がかかります。本商品のように水を入れた状態で800g以下の商品であれば、長時間でも楽に持っていられるでしょう。
<腕・手首の疲れにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
袖や袖口に使ったところ、モニター全員が「かけやすい」と回答。かけ面の両端が少し細いため、「細かい部分にもかけやすい」という声があがっています。
かけやすさを重視するなら、本商品のように上下左右どの向きでもスチームが出るタイプがおすすめです。向きが決まっていると、袖や裾などでは手首が動かしにくいことも。比較したなかでも、かけやすさで高評価を獲得した商品の多くが全方向対応タイプでした。商品選びの目安にしてくださいね。
<袖・袖口のかけやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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パナソニック 衣類スチーマー NI-FS790は、公式通販サイトで販売されています。公式サイトによると、値段は税込15,500円(※執筆時点)です。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場・Yahooショッピングなどの大手ECサイト、ヨドバシカメラやヤマダ電機といった家電量販店。実物を見て検討したいという人は、近くの店舗で探してみてください。
パナソニック 衣類スチーマー NI-FS690の使い方を、衣類の素材別にご紹介します。なお、シャツやブラウスなどボタンつきの衣類は、袖のボタンまですべて閉じた状態で作業しましょう。
<綿・麻>
アイロン面を衣類に当てて、スチーム。ゆっくりかけるのがポイントです。
<レーヨンなどの化繊や低温表示の素材>
アイロン面を衣類から1cmくらい離し、スチームをかける。同じ部分で止めないように注意する。
<ウールなどの毛素材>
アイロン面を衣類から1cmくらい離し、たっぷりスチームをかける。最後に手で形を整えておく。
衣類の端を引っぱりながらスチームを当てると、シワを伸ばしやすくなりますよ。スチームだけでシワがとれないときは、アイロン台の上でプレスしましょう。
最後に、温度調節機能がついた衣類スチーマーをご紹介します。
パナソニックのNI-FS790は、スチームの温度を中温・高温で調節可能。今回ご紹介したNI-FS690よりワンランク上の機種で、立ち上がりまで約16秒、スチームの持続時間も中温で14分以上と高性能でした。仕上がりのよさも申し分ないので、予算がある人にはこちらもおすすめですよ。
日立のCSI-RX70は、低温でもスチームが使える珍しい商品。シルクやアクリルなど、熱に弱い素材にも使えます。中温で17分以上もスチームが持続し、シワ伸ばしの性能も優秀。ほとんどのシワをパッと見ではわからないほど伸ばしました。一度ボタンを押せば、1分間スチームが出続けます。
スチームアイロンの種類 | プレス・スチーム兼用 |
---|---|
種類 | スチームアイロン、ドライアイロン、衣類スチーマー |
温度調節方式 | 段階式 |
タイプ | ハンディタイプ |
スチームの連続持続時間 | 874秒 |
最短立ち上がり時間(実測値) | 16.45秒 |
満水時の重量 | 0.79kg |
立ち上がり時間 | 16秒45 |
かけ面の面積 | 約45cm2 |
水タンク容量 | 115mL |
総重量(台座含む) | 0.765kg |
水タンクのタイプ | 一体型 |
かけ面の素材 | セラミック素材 |
スチーム量 | 平均約15g/分 |
スチーム噴霧方式 | 長押しタイプ |
全方位対応 | |
かけ面の形状 | 左右対称型 |
かけ面の形状 | 左右対称型 |
コードの長さ | 2.5m |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
本体幅 | 8.0cm |
水漏れ防止機能 | |
本体奥行 | 16.5cm |
カセット式給水タンク | |
本体高さ | 13.0cm |
ハンガーショット機能 | |
本体重量 | 0.67kg |
霧吹き機能 | |
消費電力 | 950W |
重量(実測値) | 不明 |
最高温度 | 約160℃ |
スチーム温度調節機能 | 不明 |
最低温度 | 約110℃ |
コードリール式 | |
オートオフ機能 | |
温度調節機能 | |
コードレス | |
水タンク容量 | 約115mL |
スチーム量 | 平均約15g/分 |
スチーム持続時間 | 10分49秒 |
コードレス | |
収納ケース付き | |
海外対応 | |
携帯可能 | |
水もれ防止機能 | |
折りたたみ可能 | |
オートオフ機能 | |
特徴 | |
付属品 | スタンド、専用カップ |
パナソニック 衣類スチーマー NI-FS790の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
スチームアイロンの種類 | プレス・スチーム兼用 |
---|---|
種類 | スチームアイロン、衣類スチーマー |
温度調節方式 | 段階式 |
タイプ | ハンディタイプ |
スチームの連続持続時間 | 約540秒 |
最短立ち上がり時間(実測値) | 24.16秒 |
満水時の重量 | 0.82kg |
立ち上がり時間 | 24秒16 |
かけ面の面積 | 約53cm2 |
水タンク容量 | 130mL |
総重量(台座含む) | 不明 |
水タンクのタイプ | 一体型 |
かけ面の素材 | セラミック素材 |
スチーム量 | 約14g/分 |
スチーム噴霧方式 | 連続噴射タイプ |
全方位対応 | |
かけ面の形状 | 左右対称型 |
かけ面の形状 | 左右対称型 |
コードの長さ | 2.3m |
脱臭機能 | |
除菌機能 | |
本体幅 | 8.5cm |
水漏れ防止機能 | |
本体奥行 | 18.0cm |
カセット式給水タンク | |
本体高さ | 13.0cm |
ハンガーショット機能 | |
本体重量 | 0.69kg |
霧吹き機能 | |
消費電力 | 950W |
重量(実測値) | 不明 |
最高温度 | 約170℃ |
スチーム温度調節機能 | |
最低温度 | 約110℃ |
コードリール式 | |
オートオフ機能 | |
温度調節機能 | |
コードレス | |
水タンク容量 | 約130mL |
スチーム量 | 約14g/分 |
スチーム持続時間 | 11分24秒 |
コードレス | |
収納ケース付き | |
海外対応 | |
携帯可能 | 不明 |
水もれ防止機能 | |
折りたたみ可能 | |
オートオフ機能 | |
特徴 | |
付属品 | プレスアタッチメント、スタンド、注水カップ |
日立 衣類スチーマー CSI-RX70をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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