Googleアシスタント搭載で音楽再生や家電操作など幅広く活躍する小型のスマートスピーカー、Google Nest Mini。ネット上では「音質がよい」「音声認識能力が高い」と評判です。一方で、「スタイリッシュだが物理ボタンのほうがよい」という口コミも存在するため、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAmazon EchoShowやGoogle Nest Hub Maxなどのスマートスピーカーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートスピーカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Google Nest Miniは、Googleアシスタント搭載のコンパクトなモデルを探している人におすすめです。評判どおり音声認識の精度は高く、80dBの騒音下で声をかけてもしっかり反応しました。比較した一部商品には女性の高い声が苦手なものもありましたが、本商品は声質による得意不得意がなく誰でも使いやすいですよ。
Googleアシスタントを搭載しているだけあって、賢さでも1万円を超える高級機と肩を並べました。実際に試すと、簡単なものから複雑なものまで大半の質問に対応でき、交通手段の検索なども正確に回答。比較したなかでも、Googleアシスタント搭載商品は検索能力が高い傾向があったので、日常のあらゆる調べものに役立ちますよ。
連携サービスは、とくに音楽ストリーミングサービスの対応数が豊富でした。さらに連携できるスマート家電の数も多く、自宅をスマートホーム化しやすいといえます。Google homeアプリから、曜日・時刻・日の出/日の入りなどルーティン開始のトリガー条件を詳細に設定でき、理想に近いタイミングで自動化ができるでしょう。
本体は幅9.8×奥行9.8×高さ4.2mmとコンパクトで、壁掛けもOK。狭いスペースでも設置できます。定番カラーに加えて、コーラル・スカイなどワンポイントになる色も選べますよ。ただし、シンプルなデザインゆえに口コミどおり操作性はそこそこ。再生/停止や音量調整はタップ操作で、物理ボタンがないため慣れるまでは誤操作の可能性があります。
スピーカーの音質も、音量不足でメーカーが謳うほどの迫力はありませんでした。実際に試聴したモニターからも「低音はパワー不足」という指摘があり、ライブ感は薄いでしょう。ボーカルの声はクリアだったものの、比較したなかには臨場感のある重厚なサウンドを楽しめる商品もあったので、音楽鑑賞目的だと物足りなさを感じます。
公式サイトの値段は、執筆時点で税込6,050円。比較した商品には1万円以上のものも多かったのに対し、本商品は手頃な価格で初心者も挑戦しやすいといえます。Google製品ということもあって音声認識やAIの精度が高く、スムーズなやりとりができるでしょう。スピーカーとして音楽も楽しみたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にGoogle Nest Miniと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイスマートスピーカーと、音声認識の精度・AIアシスタントの賢さ・連携機能の充実度・本体の使いやすさ・音質・スマートホームの構築のしやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Google Nest Miniの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
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ほどよいサイズで使いやすい!音質も良好で隙がない優等生
Amazon Digital Services
自動フレーミング機能を搭載。部屋を動きながら電話ができる
そもそもスマートスピーカーとは、音声操作に対応したAI内蔵スピーカーのこと。音楽再生・ルート検索・天気予報などを話しかけるだけで操作できるうえに、連携するスマート家電も声で扱えるようになります。活用できる幅が広く、スマートスピーカーがあると生活より便利になるでしょう。
今回ご紹介する第2世代のGoogle Nest Miniは、検索エンジンで有名なGoogleが販売するスマートスピーカー。 AI技術であるGoogleアシスタントを搭載し、音楽再生・情報検索から家電の操作までさまざまな用途に使用できます。6人までのユーザーに対応し、個別の電話・メッセージの送信・予定の確認もできるため、家族でも快適に使えるでしょう。
着目すべきは、 初代Google Home Miniと比較して2倍に増大された低音です。40mmドライバも内蔵しており、パワフルなサウンドを楽しめると謳っています。2台のGoogle Nest Miniをグループ化することで、複数の部屋で音楽を流すなど家中でサウンドを楽しむことも可能です。
音声認識に必要なマイクも3台搭載しています。音声認識機能も初代Google Home Miniより向上し、「OK Google,」と呼びかければスムーズに音声でのやりとりができるとしています。
スマート家電と連携すれば、本商品を通して家電のON/OFFなども音声操作が可能に。複数の家電を一度に操作できる設定や、目覚ましアラームを消したときに照明がONになる設定など、条件設定を駆使すればスマートホーム化を実現できますよ。
サイズは幅98×奥行98×高さ42mm・重量177~183gと、比較したなかでもコンパクト・軽量です。ディスプレイや、音質重視の大きなスピーカーを搭載しているモデルも多いなか、本商品は壁掛けや狭いスペースへの設置が気軽にできるのが特徴といえます。
ボディは丸みのあるかわいらしい見た目で、耐久性に優れたファブリック素材を採用。シンプルなデザインで自然な風合いを感じるため、インテリアにも馴染みやすいでしょう。カラーバリエーションは、Chalk・Charcoal・Coral・Skyの4色です。なお、電源アダプター・ケーブル・取扱説明書が付属しています。
今回はGoogle Nest Miniを含む、スマートスピーカー全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、音声認識の精度・AIアシスタントの賢さの検証です。
人がうるさいと感じやすい80dBの騒音環境を再現して、音声認識ができるかチェック。さらに、天気・交通情報の検索といった定番の質問から、複数の条件を組み合わせた複雑な質問まで、さまざまな質問を用意して、回答の精度も確認しました。
評判どおり音声認識の精度は高く、比較したなかでもトップクラスの評価を獲得。地下鉄の車内のような騒音下でも、しっかり声に反応しました。比較したほかの多くの商品と同様に、環境を問わず音声は問題なく認識できます。
とくに差をつけたのは、男女どちらの声質もよく聞き取れた点です。比較した商品のなかには80dBの騒音下だと、女性の声に反応しにくいものも。本商品は声質による得意不得意を感じなかったので、誰が使ってもスムーズにやりとりできるでしょう。
簡単なものから複雑なものまで大半の質問に解答でき、AIアシスタントの賢さを発揮しました。交通手段の検索も正確に答え、治療法などの踏み込んだ質問にもしっかり解答。Googleアシスタントの賢さを活かした受け答えが強みです。日常生活で気になったことの多くに対応できるでしょう。
比較したなかでも、Googleアシスタント搭載の商品は検索機能の能力が高い傾向がありました。ミニサイズで一見簡易的に見える本商品ですが、AIアシスタントの賢さでは上位商品に劣りません。
続いて、連携機能の充実度・本体の使いやすさを検証しました。
外部デバイス・サービスなど、連携機能の多さをチェックしています。同時に、ディスプレイ搭載の有無や操作性などを確認して、使いやすさも評価しました。
定番の連携サービスはそろっていました。とくに音楽ストリーミングサービスの対応数が多いため、すでに登録しているサービスがそのまま使える可能性が高いでしょう。
しかし、比較したなかには音声のみでショッピングができたり、自宅の家電に合わせてAIアシスタントを切り替えできたりと、より高度な機能を搭載した商品も。上位商品に比べると、機能面では少し物足りなさを感じるでしょう。
ハード面の使いやすさはそこそこの評価です。背面に壁掛け用のネジスロットがあり、壁のデッドスペースを活用してスマートに設置できるのはメリットといえます。
本体に画面はなく、中心もしくは側面をタップすることで操作する仕様です。マイクミュートは物理スイッチの切り替えで操作しますが、再生/停止や音量コントロールは口コミにあったように物理ボタンがありません。操作した感覚が薄いため、慣れないうちは誤操作しやすいでしょう。
本体のサイズはより大きくなりますが、比較した商品のなかにはモニターつきで情報が確認しやすいものもありました。初心者にも扱いやすいものをお探しなら、物理的・視覚的に操作方法がわかりやすい商品を選ぶのも手です。
次は、音質の検証です。
サンプルの楽曲を用意して、実際にモニターが音質を評価しました。チェックしたポイントは、低音・中音・高音・解像度・臨場感の5つです。
実際に試聴してみると、最大音量が物足りず、メーカーが謳うほどの迫力はありませんでした。モニターからも「低音の存在は感じるが、パワー不足」というコメントが寄せられています。「小型スピーカーのわりには立体的」という声もありましたが、全体的に低音が出にくくライブ感は薄いでしょう。
中音域のボーカルメインの曲なら、まずまずの音質で楽しめます。女性ボーカル曲は「クリアで聴き取りやすい」、男性ボーカル曲は「ナチュラルな声」とモニターから好評でした。ただし、高音域の声はキンキンと鳴り、弦楽器は音が歪んで聴こえる場面もあったので繊細さは期待できません。
比較したなかでもより本体が大きなスピーカータイプの商品は、音質に優れている傾向がありました。本商品は「音質がよい」という口コミとは異なり、スピーカーとして使うには物足りないため、音楽再生メインで使うならほかの商品もチェックしてみてください。
最後に、スマートホームの構築のしやすさを検証しました。
複数の条件を組み合わせてルーティンを作成できるか、複数の家電を1トリガーで起動できるかなどの観点で各商品をチェックしました。同時に、人気家電への対応状況も確認しています。
<対応状況を確認した家電>
比較したなかでもGoogle製品はスマート家電の対応数が多いので、スマートホームの構築に役立つといえます。スマートテレビはハイセンスのみ非対応でしたが、エアコンやロボット掃除機など調査した家電のほとんどに対応できました。すでに自宅にあるスマート家電とも連携できる可能性が高いでしょう。
家電を操作するルーティンも、アプリから柔軟に設定できます。月単位の周期では設定できないものの、曜日・時刻・日の出/日の入りなどルーティン開始条件を細かく設定できるので、生活リズムに合わせやすいですよ。1つの条件設定で、複数の家電に指示をすることもできます。
なお、比較した商品のなかには、人感センサーや温度センサーを活用して「室温が◯℃になったらエアコンをつける」などのより細かい条件設定ができるものも。本商品には人感・温度センサーがないので、まずは簡易的なルーティンでスマートホーム化にチャレンジしたい人に向いています。
良い
気になる
音声/AIアシスタント機能 | Googleアシスタント |
---|---|
再生チャンネル | 不明 |
重量 | 0.18kg |
カメラ搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
幅 | 9.8cm |
奥行 | 9.8cm |
高さ | 4.2cm |
ディスプレイサイズ | 不明 |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
カラー展開 | チョーク、チャコール、コーラル、スカイ |
Wi-Fi規格 | 802.11 a/b/g/n/ac |
総合出力 | 不明 |
マイク付き | |
対応音楽サービス | AppleMusic、Spotify、YouTube Music、うたパス、AWA、dヒッツ、TuneIn |
対応動画サービス | Netflix、hulu、TELASA、U-NEXT |
ワイヤレス対応 | Bluetooth、Wi-Fi、Chromecast built-in |
非接触操作可能 | |
電源タイプ | AC |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
5,728円
(最安)
販売価格:5,780円
ポイント:52円相当
送料無料
Google Nest Miniは、Googleの公式サイトで購入可能です。公式サイトは送料無料で利用できますよ。複数台の購入を検討している人向けの、Google Nest Miniの2台セットも販売しています。
ほかにも、楽天市場・Yahoo!ショッピングなど、ECサイトでも取り扱いがありました。取扱店舗によって値段が異なるため、購入前に比較しましょう。
最後に、映像作品や音楽を楽しめるモニターつきの商品をご紹介します。
使いやすさにこだわるなら、Amazon Echo Show 8 第2世代がおすすめです。ディスプレイ搭載で情報が見やすいうえに、直感的なタッチ操作が可能。Alexaを搭載し、音声認識精度・AIアシスタントも優秀でした。小説の単行本ほどのサイズですが、音質の評価も高く臨場感あるサウンドを楽しめます。
Google製品で選ぶなら、2021年発売の大型モデルNest Hub Maxがおすすめ。10インチのHDタッチディスプレイを搭載していますが、薄型なので置き場所に困りません。手の動きでデバイスを操作できるジェスチャー操作に対応し、直感的に扱えます。音質もよく、臨場感のあるサウンドでした。
良い
気になる
音声/AIアシスタント機能 | Alexa |
---|---|
再生チャンネル | 不明 |
重量 | 1.0kg |
カメラ搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
幅 | 20cm |
奥行 | 9.9cm |
高さ | 13.0cm |
ディスプレイサイズ | 8.0インチ |
Bluetooth規格 | 不明 |
カラー展開 | グレーシャーホワイト、チャコール |
Wi-Fi規格 | 802.11a/b/g/n/ac |
総合出力 | 不明 |
マイク付き | |
対応音楽サービス | Amazon Music、Apple Music、Spotify、AWA |
対応動画サービス | Prime Video、Netflix、ひかりTV、Paravi |
ワイヤレス対応 | Bluetooth、Wi-Fi |
非接触操作可能 | |
電源タイプ | AC |
良い
気になる
音声/AIアシスタント機能 | Googleアシスタント |
---|---|
再生チャンネル | ステレオ |
重量 | 1.3kg |
カメラ搭載 | |
ディスプレイ搭載 | |
幅 | 25.0cm |
奥行 | 10.1cm |
高さ | 18.3cm |
ディスプレイサイズ | 10インチ |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
カラー展開 | チョーク、チャコール |
Wi-Fi規格 | 802.11b/g/n/ac |
総合出力 | 30W |
マイク付き | |
対応音楽サービス | Apple Music、Spotify、YouTube Music、うたパス、AWA、dヒッツ、TuneIn |
対応動画サービス | Youtube、Netflix、hulu、TELASA、U-NEXT |
ワイヤレス対応 | Bluetooth、Wi-Fi、Chromecast built-in |
非接触操作可能 | |
電源タイプ | AC |
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