パナレーサー ワンタッチポンプ BFP-02AGEZ2は、力に自信がない人におすすめです。1ストロークあたりの空気量が250ccと少なく、7barからのポンピングに必要な力を計測すると38kgと少なめ。比較したなかには50kg以上の力が必要だった商品もありましたが、こちらは「力を入れずに空気を入れられる」との口コミどおり、高圧まであまり力を入れずにポンピングできることがわかりました。安定感がある構造で、力を込めやすいのもメリット。仮想設置面積(ベースのくびれを埋めた場合の大きさを独自に定義)も大きめで、足で踏んだ際にたわみにくいですよ。実際に使った6人のモニターは、バルブへの着脱しやすさを高く評価。バルブへの装着とロックがワンタッチで完了するため、「工程が少ないので楽」「片手で作業できる」と好評でした。「簡単に取り付けられる」との口コミどおりといえます。一部で「接続が固い」との口コミ同様に固さを感じた人もいましたが、慣れればスムーズに着脱できるでしょう。ただし、1回のポンピングで多く空気を入れられる商品に比べると、やや時間がかかる点は覚えておきましょう。比較したなかには空気入れ時間が40秒台で7barに到達した商品もありましたが、こちらは58.5秒かかりました。少ないポンピング回数で素早く空気を入れたい人にはあまり向きません。空気圧ゲージの正確さもいまひとつ。誤差±0.25%以下の正確な空気圧計を同時に接続したところ、±2.5%もの誤差がありました。好みの乗り心地にしっかり調整したい人・レースに出る人は、誤差を±0.5%以下に抑えた商品を選ぶのがおすすめです。とはいえ、米・英・仏式のどのバルブにも対応しているうえ、ワンタッチでバルブ着脱ができる魅力的な商品です。少ない力で高圧までポンピングできるため、少しでも楽に空気入れ作業を進めたい人はぜひチェックしてみてください。
ブリヂストンサイクル スマートポンプは、簡単かつ素早く空気を入れたい人におすすめです。空気の入っていないタイヤに10回ポンピングし、その自転車に体重70kgの人が乗ったところタイヤ幅は41mmを記録。比較したほかの商品は、45mmまで広がり空気の入りがいまひとつだったものもあるなか、1回で入る空気量が多いといえます。「シンプルで使いやすい」との口コミどおり、バルブへの固定もクリップで挟むだけと簡単。実際に使用したモニターからは、「力を入れる必要もなく片手で簡単に差し込めた」と好評でした。比較したネジで固定するタイプものと違って、不慣れな人でも扱いやすいですよ。グリップが握りやすいうえ、本体をしっかり足で固定できる点も使いやすさにつながっています。力を入れやすく、モニターからは「楽に空気が入れられた」との声が挙がりました。「軽量なプラスチック製で、スムーズに操作できる」とメーカーが謳うのにもうなずけます。一方、フロアポンプでかさばりやすいため、収納のしやすさはそこそこな結果に。幅23×奥行11×高さ62cmと玄関の隅に問題なく置けるサイズですが、比較したフットタイプほどのコンパクトさはありません。とはいえ、英式バルブのほかボールや浮き輪にも使用できるというメリットも。自転車以外にも使いたい人にも向いていますよ。オーソドックスで使いやすい空気入れがほしい人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
CYCPLUS TINYPUMP CUBE AS2PROは、携帯用の電動ポンプを探している人におすすめ。比較した電動タイプの約8割は重量が400~600g程度だったなか、本商品は140gと非常に軽量です。三辺合計も14.6cmとコンパクトで、ツールケースやサドルバッグに収納して持ち運べます。自動で空気を入れられるので、ポンピングの必要もありません。楽に作業できるので、外出先でパンクしたときに活躍しますよ。口金はねじ込み式ながら、バルブへスムーズに装着できます。ネジを回す手間があるものの、比較した差し込み式と違い、着脱の失敗や空気漏れの心配は少なめ。実際に使用したモニターからは「力も不要で簡単にとりつけられる」と好意的な意見があがりました。ホースなしで使用できるのもメリットです。空気圧ゲージは非常に正確で、好みの乗り味に調整できます。圧力計との誤差は、比較した全商品の平均が約2.7%(※執筆時点)だったのに対して、本商品は0%でした。しかし、タイヤに空気を入れる速さはいまひとつです。比較したなかには40~70秒程度で充填できた商品もあったなか、本商品は約91秒かかりました。口コミであったように稼動音もかなり大きめです。騒音計で測定したところ、99.1dBと比較した電動ポンプのなかでは最も高い数値を記録しました(※執筆時点)。バッテリーもタイヤ2本ぶんしか持たず、普段の空気入れには向きません。緊急時に対応するための持ち運び用として運用するのがよいでしょう。ECサイトの価格は執筆時点で16,000円台。比較した電動タイプのなかでは高価ですが、非常に軽量かつコンパクトで持ち運びに適したアイテムです。電動タイプなので力に自信のない人にも使いやすいでしょう。しかし持ち運ぶ必要がない人や普段使い用を探している人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね!
トピーク ジョーブロー スポーツデジタルは、フロアポンプタイプのクロスバイク・ロードバイク用空気入れを探しているすべての人におすすめです。1ストロークで充填できる空気量は320ccと多め。実際にタイヤに空気を入れると、7barに到達するまで44.25秒・ポンピング29.5回と速めでした。比較したなかには60秒前後・ポンピング40回近くの商品もあったことを思うと、空気入れスピードは申し分ありません。安定感のある使い心地も魅力。ベースは金属製で、仮想接地面積(くびれを埋めた部分の面積を独自に算出)が297.76cm2と広めでした。比較した商品の全体平均191.25cm2(※執筆時点)より大きく、力を入れてもたわみづらいためスムーズにポンピングできるでしょう。空気圧ゲージの数値を圧力計で測った数値と比べると、誤差±0.5%以下と非常に正確であることがわかりました。2%以上の誤差が出た商品もあったなか、こちらは細やかな空気圧調整が可能。「空気圧を正確に測れる」との謳い文句どおりといえます。デジタル表示式で、アナログ式に比べて数値が見やすいのも魅力です。口金は、押し込んでレバーを立てる差し込み式。実際に使ったモニターから「レバーが大きくて持ちやすい」「着脱時に空気が漏れなかった」と好評でした。ただし、レバーが口金の側面についているのは惜しいところ。バルブの位置・利き手などにより扱いづらい可能性があります。米式・仏式バルブに対応するツインヘッドを搭載しており、別売りのトンボ口金をセットすれば英式バルブにも対応可能。フロアタイプなため持ち運びには向きませんが、素早くスムーズに、かつ思ったとおりの空気圧にタイヤを調整できる一品です。乗り心地にこだわる人・レース用に調整したい人をはじめ、フロアポンプタイプを検討している人はこの機会に購入してみてください。
21テクノロジー ママチャリ MCA266は、低価格で使いやすさに優れたものがほしい人におすすめです。価格は2万円ほどとリーズナブルながら、コスパを評価する口コミどおり、自動点灯ライトや安定感のある両立スタンドを搭載しています。比較した商品にはほとんど付属していなかった荷台やドレスガードもつき、通学や普段の買い物にも便利ですよ。変速機は6段階と多く、坂道の多い場所でも漕ぎやすいよう調整可能。タイヤ幅は比較した多くの商品と同様、一般的なサイズである「1-3/8」を使用しています。そのため、修理の際にも街の自転車店で対応してもらいやすいでしょう。しかし、車体重量は実測で19.66kgとかなり重めでした。「走り心地が重い」と口コミにもあるように、漕ぎ出しがやや重く感じられるかもしれません。また、ステンレスのような丈夫なパーツは少なく、体格のよい人が長く使用すると消耗が早まる可能性があります。比較したほとんどの商品と同程度の耐久性ですが、より頑丈なものがほしい人は、「ブリヂストン ロングティーン デラックス」をチェックしましょう。ブレーキの種類は、比較した商品に多く使用されていたバンドブレーキで、使い続けるうちに音鳴りしやすい点にも注意が必要です。上記のブリヂストンなら、音鳴りを抑えたローラーブレーキを採用しているので、キーキー音が気になる人におすすめですよ。とはいえ、普段使いには大きな問題はない魅力的な商品です。便利な装備も多く、近場での使用を検討しているなら、ぜひ試してみてください。