マルハニチロ 月花さば水煮は、ご飯と一緒においしく食べたい人におすすめです。比較したなかでは味噌や醤油などで味付けされた商品がお米とマッチする傾向があったなか、本商品は水煮ながら引けをとらない相性のよさを発揮。「サバの旨味とほどよい塩味がご飯に合う」といった声が多く、試食した大半のモニターが満足と回答しました。旬の時期に北海道で獲れたサバを使用しているおかげか、脂のりや食感の評価も優秀です。比較した商品には身がパサついているものがあったのに対し、試食した人からは「身が大きくジューシーで脂ものっている」「弾力のある噛みごたえ」と好評。「脂がのったサバが詰まっている」との口コミを実感できました。味付けは天日塩のみとシンプルですが、臭みがなくサバの旨味をしっかり堪能できたのもよいところ。ほかの商品のなかには味が薄く青臭さが残る水煮もありましたが、「魚の旨味がありまったく臭くない」「クセがなくパクパク食べられる」といった声が並びました。「サラダにのせるとおいしい」との口コミがあるように、そのまま食べるだけでなく料理の材料としても活躍しますよ。なお、今回の比較ではおかず向きの味噌やカレー味も人気を集めていました。水煮以外のサバ缶も気になる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
伊藤食品 あいこちゃん鯖醤油煮は、醬油の香ばしさと余韻を楽しめるさっぱりした味わいが特徴的です。今回の比較ではしっかり味つけされた商品が人気を集め、本商品も「身から醤油味が染み出しておいしい」「味が濃いがしつこくない」とモニターから好評。「クセがなくておいしい」という口コミどおり、6名全員が味わいに高評価をつけました。国産サバを丸大豆醤油とビート糖で甘辛く仕上げており、ご飯との相性も良好です。モニターからは「慣れ親しんだ味にご飯が進む」などのコメントが集まりました。ただし「塩分が強い」という口コミがあるように、薄味が好きな人には少々しょっぱく感じる可能性があるでしょう。口コミでは「魚臭さがすごい」という声もありましたが、今回の比較では臭みはあまり気になりませんでした。なかには身がパサついている商品もあったのに対し、本商品はかなり柔らかく煮詰められていたのもよいところ。口あたりがしっとりしており、「骨まで柔らかい」と好評でした。しかし、脂ののりはいまいち。「やや脂が少ない」と感じるモニターが多く、「柔らかくて脂がのっている」という口コミとは少し違う印象を受けました。さっぱりしたサバ缶を食べたい人にはよいですが、ジューシーな脂の旨味を楽しみたい人はほかの商品もチェックしてみてくださいね。
田村長 鯖の缶詰 醤油味は、食べ応えのあるサバ缶をお探しの人におすすめです。試食したモニターからは「トロっとした食感と脂ののりがマッチして食べやすい」と高評価。皮も適度に食感が残っていたので、「皮の食感が加わり、より一層風味が引き立てられている」という声も。硬すぎてパサつきが気になったほかのサバ缶に比べると、ちょうどよい柔らかさとしっとり感でした。生臭さが抑えられているところも好印象。醤油ベースのあっさりとした風味のなかにサバらしい香りもしっかりと楽しめました。比較したほかの商品のなかには、味つけの薄さから生臭さが気になったものもあったのに対して、ほどよく上品な魚の香りを楽しめます。味わいもモニターから好評で、醤油の香りに照り焼きのような香ばしさが感じられ、サバの旨味を引き立てていました。「甘味を抑えた味で酒っぽさもない。サバの味が調味料に負けず、身の旨味を感じやすい」というモニターコメントもあり、おつまみとしても楽しめそうです。一方で、人によっては生臭さを感じる可能性も。「食べ終わりにやや臭みを感じる」という声もあり、味の濃さを指摘するモニターも見られました。サバの臭みを抑えつつ、素材の旨味も堪能できるサバ缶が食べたい人向きのサバ缶といえます。
岩手県産 サヴァ缶オリーブオイル漬けは、洋風な食卓とマッチしやすい個性派なサバ缶です。比較した商品には和風味のものが多かったなか、オリーブオイルで仕上げているのが特徴的。「このままでもおいしい」との口コミ同様、味覚を鍛えているガイドからは「オリーブの上品な味わいが感じられ、マイルドな塩気が効いている」と好評でした。肉厚な国産サバを使用しているおかげか、食感の評価も悪くありません。「骨まで柔らかい」という口コミどおり、試食に参加したモニターからは「身が柔らかく、噛むとトロっと溶ける」との声が聞かれました。ただなかにはパサつきを感じた人もおり、満足したのは6名中3名にとどまっています。サバ独特のニオイも比較的少なく、半数のモニターが臭みを感じないと回答しました。一方で口コミで指摘があったように、なかには魚臭さを感じた人も。ご飯との相性もよいとはいえず、比較した味噌味や醤油味などの商品とは異なり、「ご飯よりパンに合わせて食べたい」といった声が多めです。濃い味が好きなモニターからは、「味が薄くおいしくない」という口コミと同様の意見があったのも気になるところ。洋風な味わいを試したい人にはよいですが、しっかりした味つけでご飯に合うサバ缶をお探しなら、ほかの商品もチェックしてみてください。
あいこちゃん 大西洋サバ使用 鯖味噌煮は、リーズナブルなサバ缶を探している人におすすめです。実際にモニターに試食してもらったところ、「皮まで柔らかく煮込まれていて口に残らない」と高評価。「脂がほどよくのっており、あっさりとした上品な食感」という声も多く、比較したパサつきが気になった商品と比べて食べやすいサバ缶です。サバ特有の生臭さも、生姜と味噌が効いた濃いめの味つけで気にならず、「生臭さ、魚臭さはほとんど感じない。後味にも臭みが出てこない」というモニターコメントが多数。味つけが薄く魚臭さが目立つほかの商品と比べても、ニオイに敏感な人でも抵抗なく食べ進めやすいでしょう。また、「醤油と生姜で煮た王道のサバの煮つけ。味つけも濃すぎず非常に食べやすい」という、甘辛さとコクのバランスがちょうどよい味わいもモニターから好評。比較した商品のなかには、味つけが控えめなサバ缶に比べてごはんとの相性がよく、料理にアレンジしてもおいしそうです。ただし、人によっては「サバの旨味がごまかされてしまっている」と、しっかりした味つけに抵抗を持つ可能性も。「そのまま食べるには飽きそう」という声もあり、サバ缶単体で食べたい人には向かないかもしれません。味噌と生姜の濃厚な味わいを楽しみたい人は検討してみてくださいね。
伊藤食品 あいこちゃん鯖味噌煮は、単体でもご飯のお供としても楽しめる甘辛い味わいが魅力。比較したなかには味の薄い商品もありましたが、本商品は辛口の津軽味噌でしっかり煮つけられていました。試食した6名全員がひと口目から味噌の風味を感じており、「そのままでも十分おいしい」という口コミどおりの味わいといえます。甘辛い味つけでご飯との相性も優秀です。試食した人からは「お米がほしくなる」「子どもも親しみやすそう」との声があがりました。サバには肉厚な国産ものを使用しており、「ほどよく脂がのって、身は柔らかい」という口コミ同様、モニターからも「身も骨も柔らかくジューシー」と好評です。インターネット上では「生臭さが気になる」との声もありましたが、味覚を鍛えているガイドからは「味噌味が魚臭さを抑えている」といったコメントが聞かれたのも好印象。比較した商品には後味にクセが残るものもあったなか、最後までさっぱり食べられました。「旨味を感じない」という口コミに反し、謳い文句どおりサバ本来のおいしさを味わえる商品といえます。とはいえ、比較した味噌味のなかにはプリっとした食感や濃厚な脂を感じる商品もありました。とことんおいしさにこだわりたい人は、ほかの商品もチェックしてみてはいかがでしょうか。