シマノ アイスボックスELは、高い保冷力と中身の取り出しやすさにこだわる人におすすめです。比較したなかでは唯一の両開き型のフタを採用。左右の向きを問わず設置でき、どちら側からでも片手で簡単に開閉できるのが魅力です。両手で力を込めて開ける必要があった商品に比べ、荷物を持っているときや子どもを抱っこしているときでもスムーズに中身を取り出せます。保冷力の高さも申し分ありません。28℃の部屋に保冷剤入りのボックスを12時間置いたところ、庫内温度は平均16.33℃と低く保てました。比較した複数の商品は平均温度が20℃前後だったなか、夏場でも生鮮食品をしっかり保冷できるでしょう。水抜栓からぬるくなった水を捨てることで、より冷たさを長持ちさせられますよ。車の後部座席の足元に置けるほどのコンパクトさも魅力。重量は実測4.21kgと軽く、車への積み込みも楽に行えます。キャスターはないのでサイトへの移動時にはキャリーカートがあると便利ですが、持ち運びの負担はかなり少ないでしょう。容量は17Lと小さめながら庫内は広く、500mLのペットボトルを立てて収納可能です。2Lサイズも横に寝かせればすっぽり収まりました。フタにドリンクホルダーやフチはついていないものの、フラットな形状なので一時的に小物を置けて便利ですよ。公式価格は3万円以上(※2024年11月時点)と高級。比較した多くの商品が1万円以下だったなか、手が出しづらいのがネックです。とはいえ、保冷力と使い勝手のよさを兼ね備えた優秀な商品なので、予算に余裕がある人は、ぜひ候補に入れて検討してみてくださいね。<おすすめな人>片手で簡単に開閉できるクーラーボックスがほしい人夏場に生鮮食品を長時間持ち運びたい人車に積みやすいコンパクトな1台がほしい人<おすすめできない人>予算が限られている人
VASTLAND タフクーラーボックス ラッチタイプは、保冷力が高く、車に乗せやすいものを探す人におすすめです。保冷剤を入れて28℃の部屋に12時間放置しても、庫内温度は平均13.71℃とかなり低温をキープできました。比較したなかには20℃前後だった商品もあったのに対し、夏場でもアイスや生鮮食品をしっかり保冷可能。「保冷力はいまひとつ」との口コミは払拭しました。本体の幅は実測で49.8cmと、車の後部座席の足元にも収まるほどコンパクト。それでいて十分な収納スペースがあり、500mLのペットボトルを立てて、2Lサイズを寝かせて入れられました。荷物がかさばりがちなキャンプでも、飲み物をたくさん持っていけるでしょう。水抜栓からぬるくなった水を捨てれば、缶ビールやジュースを冷たいまま保管できますよ。フタは平らな形状で、一時的な小物置きに使えるのも便利。比較した一部の商品にあったドリンクホルダーや凹みはないものの、脚が当たるなどの衝撃が加わらなければ、物が転がり落ちる心配は少ないでしょう。ドリンクやギアを少し置いておくのに重宝しますよ。フタは両手で開けるタイプなので、「フタの開け閉めが簡単」との口コミに反して片手がふさがっているときはやや開けづらいかもしれません。重量も7.48kgと比較したなかでは重いため、サイトまでの徒歩移動にはキャリーカートがあるとよいでしょう。とはいえ、保冷力と持ち運びやすさを兼ね備えた優秀な1台です。気になる人は、ぜひ候補に加えてみてくださいね。<おすすめな人>夏場に生鮮食品やアイスを長時間持ち運びたい人車に積みやすいコンパクトな1台がほしい人<おすすめできない人>片手がふさがっていても簡単に開閉できるものがよい人
Coleman エクストリームホイールクーラーは、保冷力・持ち運びやすさ・使い勝手ともに優れた、夏のキャンプにぴったりな1台を探す人におすすめです。保冷力の高さは非常に優秀。28℃の室内に12時間置いたところ、ボックス内は平均14.94℃と低い温度をキープできました。比較した商品には平均20℃前後だったものもあったなか、夏場でもアイスを持ち歩けるほどの実力が期待できます。比較した商品のなかでは珍しいキャスターと長いハンドルがつき、持ち運びしやすいのも利点。キャリーケースのように引いて移動できるため、キャンプサイトまで距離がある場合にも便利です。重量は実測値で3.63kgと軽いうえ、コンパクトなので車の後部座席の足元にも収まりますよ。内寸にも高さがあり、2Lペットボトルを立てて収納できる点もメリット。比較した多くの商品では横に寝かせて入れるしかなかったのに対し、ドリンクをたくさん持っていきたいときにうってつけです。天板にはドリンクホルダーが4つあり、簡易テーブルとして使えるのも魅力。周りにはフチもついており、横から衝撃が加わっても物が転がり落ちにくいでしょう。フタは密閉型のため、両手で力を込めて開ける必要があるのは惜しいところ。比較した商品には片手で開閉できるものや左右どちらからでも開けられるものもあったため、手間なく使いたい人はそちらもチェックしてみましょう。とはいえ、「保冷力が低かった」との口コミに反して生鮮食品をしっかり冷やせる保冷力があり、持ち運びのしやすさ・機能性ともに高評価。公式価格も1万円以下(※2024年11月時点)とリーズナブルなので、ハードクーラーボックス選びに悩んだら、ぜひ購入を検討してみてください。<おすすめな人>夏場に生鮮食品や飲料をしっかり保冷したい人キャスターつきで持ち運びやすく、車にも乗せやすいコンパクトサイズを探す人サイドテーブルとしても使いたい人<おすすめできない人>子連れでのキャンプで、片手がふさがっていても簡単に開閉できるものがよい人
FIELDOOR ノーザンクーラーボックスは、保冷力の高さと持ち運びやすさを両立したものがほしい人におすすめです。断熱性に優れたポリウレタンを使用しており、室温28℃での12時間の平均内部温度は14.11℃と低く保たれていました。比較した商品には平均温度が20℃近いものも多くありましたが、夏場でもアイスを持ち歩けるほどの保冷力がありますよ。実測サイズは幅49.6×奥行30.5×高さ34.9cmとコンパクト。比較したなかには幅50cmを超える大きめの商品も多くあったのに対し、車の後部座席の足元に置きやすいのも長所です。ハンドルにはグリップがついており、握りやすさにも配慮されています。重量は7.4kgと重めなので、キャンプサイトまでの持ち運びにはキャリーカートを使うとよいでしょう。容量は18.9Lと小さめながら、500mLペットボトルを立てて収納可能。2Lサイズも寝かせた状態なら入りますよ。水抜栓もついているため、冷たい水に入れ替えたいときにも便利です。比較した一部商品の天板にあったドリンクホルダーやフチはないものの、表面は平らなため一時的な小物置きとしても使えます。フタは両手で開けるタイプで、中身の出し入れにやや手間取るのは惜しいポイント。子どもを抱っこしているときなど、片手がふさがっている状態では少々使いづらいかもしれません。とはいえ保冷力・収納力・コンパクトさを備えた魅力的な商品なので、クーラーボックスをお探しの人はぜひ購入を検討してみてください。<おすすめな人>夏場に生鮮食品を保冷したい人コンパクトで車に乗せやすいものがよい人<おすすめできない人>子連れでのキャンプで、片手がふさがっていても簡単に開閉できるものがよい人
CAPTAIN STAG シエロ クーラーボックス
キャプテンスタッグのシエロ クーラーボックス M-8175は、使い勝手のよさと、ソロキャンプなどに向く小さめサイズが特徴的。比較した商品内には容量40Lを超える大型タイプもありましたが、本品は容量12Lとコンパクト。重量も1.4kgと軽いうえ、持ち手は太めで手に食い込みません。実際に使った3人のモニターからも「軽くて持ち運びやすい」と好評でした。口コミに反して、フタの開閉も簡単です。比較したほかの商品にはフタを閉める際に力を要するものがあったなか、軽く押し込むだけで閉じられました。開口部は大きめで、ものの出し入れもスムーズ。2Lペットボトルは斜めにしか入りませんが、500mLペットボトルなら立てたまま収納できますよ。手入れにも手間はかかりません。内部には凹凸が少なく、隅々まで汚れを拭き取れます。モニターからは「しっかり手が届き、手入れしやすい」との声も。比較した商品の半数以上についていた水抜き穴がないのは気になりますが、サイズは大きすぎないためひっくり返せば排水できるでしょう。一方口コミの指摘どおり、肝心の保冷力はいまひとつ。実際に中に氷を入れて32℃の環境下に8時間放置したところ、氷はわずか17.6%しか残りませんでした。比較した全商品の平均残存率が60%(執筆時点)だったことをふまえると、冷たさを数時間しか保てず暑い季節には不向きといえます。コンパクトなサイズで扱いやすく、フタの開閉から手入れまで楽にできるのは利点ですが、上位商品には使いやすさ・保冷力の高さを兼ね備えたものも。夏場などの暑い時期のアウトドアに使いたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
45QW Elite Wheeled Cooler
Pelican Products 45QW Elite Wheeled Coolerは、荷物をたっぷり入れても楽に移動できる商品がほしい人におすすめ。実際に3人のモニターが試すと、車輪がついているのでスムーズに持ち運べました。比較したなかには、手持ちしかできず長時間は持てないと感じたものも。その点本品は、駐車場から離れた場所で活動する際も、移動は容易です。最大10日間の保冷と謳うだけあって、保冷力は申し分ありません。約32℃の条件下で8時間放置した氷の残存率は、73.3%と高め。比較したほかの商品は、60%程度のものが多かったことをふまえると、長時間しっかり冷たさをキープできています。屋外でもキンキンに冷えたドリンクを楽しめそうです。フタはボタンを押すだけで、スムーズに開閉可能。また、一度閉めるとロックがかかるのも利点です。閉め忘れによって、中身が溶けていたというリスクを軽減できるでしょう。容量は42.6Lと、家族4人分の食料や飲料水が入る大きさ。ファミリーキャンプにうってつけですよ。ただし、少し手入れがしづらいのは気になるところ。比較した結果、中がフラットなものは手入れしやすい傾向がありましたが、凹凸が多いため汚れが取りにくいといえます。水抜き栓があるうえ中がやや傾斜なため、排水はスムーズなものの、汚れを落としたり拭き取る作業は手間です。また、重量が16.9kgと重めなので、車輪が使えない場所では持ち運びに苦戦するかもしれません。高い保冷力を備え平坦な道の移動は容易ですが、手入れしやすいもの・どんな道でも持ち運びやすいものがよい人は、ほかの商品をチェックしてみてください。