今回検証したCuraproxnの舌ブラシは、使い勝手のよさ・手入れの簡単さにこだわる方におすすめの商品です。磨いていて舌が痛くなることがなく、磨き心地は高評価。プラスチック製のため軽くて持ちやすい点・手入れが簡単な点も好評でした。しかし、汚れ落ちにこだわる方にはおすすめしづらい商品といえます。上位商品に比べると、物足りなさを感じる結果となりました。優しく舌をなでただけでは、汚れを完全に落とすことができません。汚れをしっかりと落としたい方には、他の商品の検討をおすすめします。
フィリップス ソニッケアー エキスパートクリーン 7500 HX9692は、充実の機能で口腔内をトータルケアしたい人におすすめです。検証した商品中3割程度しかなかったアプリ連動タイプで、歯磨きの回数・時間・強さなどの記録が可能。磨きグセをチェックしながら使えます。本体には舌磨きを含む3種類のヘッドが付属するうえ、ブラッシングモードは4種類と豊富です。口内に負担をかけすぎないように過圧防止機能もついているため、電動歯ブラシに慣れていない人も使いやすいでしょう。モニター5人が参加した使いやすさの検証では、「手になじんで握りやすい」「直感的に操作できる」と高評価を獲得しています。口コミと同様に「手が滑りやすい」という声も一部ありましたが、ほぼ気にならないレベルでした。振動が強い影響もあり、歯磨き後は「すっきりする」という声が多数。慣れるまでは、弱モードから始めてみてくださいね。ただし、歯列模型に塗った人工プラークを除去する検証では、表面・歯間などを落としきれず、評価が伸び悩みました。ヘッドが大きいため、「歯の裏側が磨きにくい」という口コミどおり届きづらい印象です。すみずみまできれいに磨きたい人は、ほかの商品を含めて検討してみてはいかがでしょうか。
デンタルプロ 舌ブラシは、購入をおすすめできる商品です。シロップで着色した舌の汚れを、十分に落とすことができました。舌触りがやわらかい超ソフト毛で、少ない刺激で使える点も高評価です。また、歯ブラシに似た形状のグリップで、握りやすく使いやすさが抜群。コンパクトで薄型のヘッドは、口を大きく開ける必要がないので、口が小さめの方にも◎です。舌ブラシを初めて使用する方も、ぜひこちらの商品をチェックしてみてくださいね。
オムロン音波式電動歯ブラシ メディクリーン HT-B322は、軽くて持ちやすい電動歯ブラシがほしいなら候補となる商品です。グリップは6.9cm・本体の重量は64gと、細くて軽いのが特徴。比較したなかにはグリップが太めで重量もあり、使用時に負担を感じやすいものもあったなか、こちらは「軽くてコンパクト」という口コミどおりでした。振動回数が異なるモードを3種類搭載しているのも利点。比較した約3割の商品はモード選択ができなかったのに対し、クリーン・ポイントケア・ソフトケアから目的にあわせて使えます。種類の異なる替えブラシ4本も付属しますよ。ただし、防水機能や過圧防止機能はありません。磨き心地は、上位商品には及ばず。2分間歯磨きをしたモニターからは、「振動が頭に響く」「圧が強い」という声が複数聞かれました。比較なかでも振動がやさしい傾向があった音波式ながら、歯医者での振動が苦手な人には不向きです。ヘッドが太めで奥まで届きにくく、磨き残しも気になりました。肝心の歯垢除去力も惜しい結果に。人工プラークを塗った歯列模型をブラッシングすると、「汚れをしっかり除去できる」との口コミに反して歯茎の溝や奥歯に汚れが目立ちました。比較したなかにはほとんどの汚れを落とせたものもありましたが、こちらは磨き残しが気になるので入念に磨くのがおすすめです。軽くて腕が疲れにくいので、じっくり磨くにはよいでしょう。しかし、11度に曲がったアングルヘッドが奥歯にフィットすると謳い文句とは異なり、実際には奥歯に届きにくい構造でした。全体的な汚れ落ちも物足りなかったので、ほかの商品もあわせてチェックしてみてくださいね。
フィリップス ソニッケアー 3100シリーズ HX3671/33は、シンプルな機能で使い心地のよい電動歯ブラシを使いたい人におすすめです。比較したなかには130g前後の重めの商品もありましたが、本商品は太さ8cm ・重量97gと細身で軽く、実際に使ったモニターからも「軽量で手が疲れにくい」と好印象。口コミで危惧されていた振動音もあまり気にせず使用できました。振動がやさしいW音波式を採用しており、比較した回転式の商品と比べても、歯や歯茎への圧はそこまで強くありません。モニターからも「圧が強すぎず磨きやすかった」との声が多くあがりました。ヘッドの先端が細く、口の中でも動かしやすいのも魅力です。一方ブラシが縦に大きいため、口が小さな人だと奥まで届きづらい可能性があります。歯垢の落としやすさも良好です。模型に人工プラークを塗ってブラッシングしてみると、歯の溝や歯と歯茎の間の歯垢はおおむね落とせました。しかし、奥歯の歯間や歯の裏はやや磨きにくい様子。比較したなかでは歯垢を落としやすいW超音波式であるものの、縦長のブラシでややブレやすいようです。奥歯は念入りなケアが必要でしょう。強い圧がかかったことがわかる過圧防止機能は搭載しているものの、ブラッシングモードは1つのみ・防水機能もなしと、機能性はいまひとつ。そのぶん操作はシンプルですが、磨き方にこだわりたい人には物足りないでしょう。より効率的に歯磨きしたい人は、ほかの商品をチェックしてみてくださいね。
グランツ舌クリーナーは磨くときの不快感が少ないため、舌ブラシを初めて使う方におすすめ。ソフトで歯ブラシの磨き心地に近く、初めてでも違和感が少ない商品です。ハンドルはグリップがあってしなるので持ちやすく、ヘッドは広めで幅広い汚れを落とせます。しかし、汚れ落ちの結果は平均以下で、青いシロップの着色汚れが残ってしまいました。舌の汚れを確実に落としたい方は、他の商品をチェックすることをおすすめします。