舌クリーナーのゼクリンは、持ちやすさはありますが汚れ落ちは難点。指に沿った形状と柄の硬さで、しっかりと舌に当てられます。コンパクトなサイズ感なので、持ち運びしたい方にはおすすめです。しかし、肝心な汚れ落ちでは、やや多めに汚れが残ってしまいました。シリコンをそのまま当てているような、ゴリゴリとした感触が心地良いとはいえません。気持ちよく汚れを落とせ、舌への刺激が少ない舌ブラシなら、他の商品も含めて検討してみましょう。
レーベン ののじ ソフト舌クリーナーの購入はおすすめしません。3枚のブレードでやさしく磨けるものの、舌の汚れをほとんど落とせない商品です。使用時にえずきや痛みはなくても、使うメリットがありません。使いやすさ・洗いやすさは唯一評価できるポイントですが、他にもっと使いやすい商品があります。舌ブラシの本来の目的である汚れ落ちに重視して、他の商品を選びましょう。
ブラウン オーラルB PRO2 D5055163XSPは、歯垢をしっかり落としたい人におすすめの商品です。「歯を1本1本包み込み、歯垢を物理的にこすり取る」との謳うとおり、ブラシが届きにくい場所の汚れをしっかり落としてモニターから好印象。比較した商品にはほとんど汚れが取れないものもあったなか、こちらは満足のいく結果です。磨き残しが多い場所もきれいに磨けて満足のいく仕上がりに。歯列模型の歯を磨いて磨き残しの有無をチェックすると、とくに歯の溝は「ほぼ完璧に汚れが取れた」との声が挙がるほど高評価でした。同シリーズのブラウン オーラルB iO6やinfly PT02と同レベルの磨きあがりが期待できるでしょう。歯の溝だけでなく、歯頚部や歯間も満足評価の声が多数。「奥歯が磨けない」との口コミもありましたが、検証では奥歯の汚れもおおむね取れています。ただし今回比較したほとんどの電動歯ブラシ同様、完璧には落としきれませんでした。奥歯の汚れが気になるなら、集中的に磨くとよいでしょう。機能性は過圧防止機能・3つのブラッシングモードが搭載されていることから評価は上々。口腔内のコンディションや目的にあわせて使用できます。比較したなかには今回チェックした項目がひとつも搭載されていないものもありましたが、こちらは十分といえるでしょう。過圧防止機能があるものの、圧が強いと感じるモニターが多かったことや、「音が大きい」との口コミのように振動音の大きさは難点です。電動ブラシ初心者や歯医者で機械の振動が苦手な人は、より高評価だった商品も検討してみてくださいね。
フィリップス ソニッケアー プロテクトクリーン プラス HX6421/12は、磨き心地がよく歯垢もある程度落とせるアイテムです。比較した商品内では、回転式よりW音波式のほうが歯への当たりがやさしい傾向が。W音波式の本品はやや圧が強いものの、「磨き心地がよくない」との口コミとは異なり、違和感なく使えました。モニターからも「痛みや不快感はなかった」との声があがっています。ヘッドが細長く、口の中で動かしやすいのも魅力です。歯の裏側や奥歯へも届きやすいでしょう。比較した2分間磨いてもスッキリ感じられない商品とは異なり、モニターからはスッキリ感も好評。過圧防止センサーがあるため、歯や歯茎への負担も抑えられそうです。肝心の歯垢の落としやすさも良好。歯列模型に人工プラークを塗って磨いたところ、奥歯や歯の裏はきれいに仕上がりました。歯茎と歯の間や歯間の汚れは残りましたが、比較した全体的に歯垢が残った商品と並ぶと、歯垢を除去しやすいといえます。使いやすさについては、ボタンが滑りにくく濡れた手でも操作しやすいことが加点に。しかし、グリップが太く手が小さい人には持ちにくい点や、重量があり負担になりやすい点で評価を下げました。比較したなかでは振動音が大きく、使う場所や時間を選びやすいのも気がかりです。ブラッシングモードが2種類と少ないのも惜しいところ。ほどよい強度の振動が見つからない可能性があります。丸洗いやお風呂での使用はできないため、衛生面が気になる人もいるでしょう。使いやすさや機能性を重視する人は、ほかの商品も検討してみてください。
G・U・M ガム歯周プロケア ハグキケア電動ハブラシ
サンスター ガム歯周プロケア ハグキケア電動ハブラシは、奥歯まできれいに磨きたい人におすすめです。実際に5人のモニターが使用したところ、「ブラシが歯1本1本に密着してしっかり磨ける」と好印象。比較したなかには、ブラシが奥歯まで届かないものもあったなか、メーカーの謳い文句どおりのヘッドの薄さでスムーズに動かせました。圧の弱さや爽快感の物足りなさを指摘する口コミに反し、使用感も好評です。こちらもモニターから「適度な圧でしっかり磨かれている」との声が多くあがりました。ブラッシング後はさっぱりとした爽快感が得られと感じた人も多く、心地よい磨き心地を感じられるでしょう。歯垢の落としやすさも高評価です。人工プラークを塗った歯列模型をブラッシングした結果、歯頚部(歯茎と歯の間)・歯の溝・歯間の汚れも、はおおむね落とせていました。比較したほかの商品と同様、奥歯や犬歯の歯間など磨きにくい部分に少々プラークが残ったので、歯間クリーナーなどを併用するとさらにきれいに汚れを落とせますよ。スイッチのボタンは大きく、操作も良好。比較したなかにはボタンが小さく押しにくいものもあったなか、こちらはちょうど親指のあたる位置にあり、楽に押せました。振動音も不快に感じることはありません。しかし、持ちやすさはいまひとつ。モニターからも「ツルツルと滑りやすい」「太く、ずっしりとした重さがある」と持ちにくさを指摘する声があがりました。短時間の使用ではそこまで不便を感じることはありませんが、比較したスリムで軽い商品と比べると、やや取り回ししにくい印象です。また機能性は、加圧防止のための反転数低減機能のみで、比較した多くの商品に搭載されていたブラッシングモードは非搭載。小さめブラシでしっかり歯垢を落とせるのは魅力ですが、機能性を重視する人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
グランツ舌クリーナーは磨くときの不快感が少ないため、舌ブラシを初めて使う方におすすめ。ソフトで歯ブラシの磨き心地に近く、初めてでも違和感が少ない商品です。ハンドルはグリップがあってしなるので持ちやすく、ヘッドは広めで幅広い汚れを落とせます。しかし、汚れ落ちの結果は平均以下で、青いシロップの着色汚れが残ってしまいました。舌の汚れを確実に落としたい方は、他の商品をチェックすることをおすすめします。