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いぼ痔・切れ痔は自然治癒する?市販薬は必要?経験者200人と肛門科医が解説

いぼ痔・切れ痔は自然治癒する?市販薬は必要?経験者200人と肛門科医が解説

    いぼ痔・切れ痔が自然に治るかどうかは、種類と段階によって変わります。切れ痔は肛門の皮膚にできた傷なので、便通が整えば自然に治まることもあります。一方いぼ痔は、うっ血して膨らんだ組織そのものなので、飛び出すと自然に戻ることは期待しにくいでしょう。


    このコンテンツでは、痔を経験した200人へのアンケートと肛門科医の監修をもとに、いぼ痔・切れ痔の治し方を解説します。実際にためになったセルフケアや受診時の気持ちもお伝えするので、参考にしてください。


掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
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樽見研(たるみ けん)
監修者
医師(肛門科)
樽見研(たるみ けん)

札幌駅前樽見おしりとおなかのクリニックの院長。8年間消化器外科として従事した後、現在まで25年間肛門専門医として「患者さんにわかりやすい説明とライフスタイルに合わせた治療を」をモットーに痔の治療に専念。年間のべ10000人以上の診察と年間1000件以上の痔の手術を行ってる。現在は、札幌駅前樽見おしりとおなかのクリニックの院長を勤めながら、日本臨床肛門病学会理事、日本大腸肛門病学会評議員等に従事し、専門性の高い医療の提供を志している。

樽見研(たるみ けん)のプロフィール
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渡辺寛和
ガイド
元トイレタリー商品開発者/マイベスト ヘルスケア商品担当
渡辺寛和

大手製薬メーカーにて8年間、衛生用品の研究開発職とマーケティング職に従事。なかでも人のヘルスケアをサポートする新商品開発を専門とし、日本と海外を合わせて10製品以上の新製品発売に携わる。 マイベスト入社後はこれまでの開発経験や商品知識を活かし、ヘルスケア商品全般の比較検証を担当。「ユーザーが知りたいことを適切な検証に基づきわかりやすく提供する」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。

渡辺寛和のプロフィール
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いぼ痔・切れ痔の市販薬人気TOP5
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いぼ痔・切れ痔は自然治癒するの?

いぼ痔・切れ痔は、痔の種類と段階次第で自然治癒する場合があります。なお、ここでいう「自然に治る」とは、薬を使わずに症状が治まること。時間が解決しない状態の可能性もあるため、まずは自分の痔の程度を見極めましょう。

軽い切れ痔は自然治癒もありえる。ただし、原因が改善されなければ同じ場所が切れることに

軽い切れ痔は自然治癒もありえる。ただし、原因が改善されなければ同じ場所が切れることに
切れ痔は、硬い便が通るときに肛門の皮膚が切れてできた傷です。傷が浅いうちは、便通が整えば自然に治まることも珍しくありません。

ただし、便秘や下痢が続いているかぎり、治りかけの傷を硬い便や消化液を多く含む下痢が再び通ることで、同じ場所が切れやすくなります。これを繰り返すうちに傷のまわりが硬くなり、人差し指が通らなくなるほど肛門が狭くなることも。


実際に、今回アンケートに答えた切れ痔の67人のうち、52人(約78%)が「慢性・再発を繰り返している」「痔の発症が2〜3回目」と回答。また、最初はすぐに自然治癒しても、繰り返すうちに治りにくくなったという声もありました。1回目は治りやすくても、繰り返せば自然治癒も難しくなることに注意してください。

アンケート回答者(女性)
アンケート回答者(女性)

私は、高校生の頃からトイレットペーパーに少量の血がつく程度のものを繰り返しており、特に食生活や生活リズムが乱れると再発します。数年前は生活を見直せばすぐに改善していましたが、慢性化してきているのか最近は治りにくくなっていると感じるのが残念です。


慢性化する前に病院に行って、ちゃんと治療した方が後悔が少ないと思います。(30代|自社アンケート2026年5月)

いぼ痔の自然治癒は種類と段階で変わる。脱出したら自然治癒は諦めて

いぼ痔の自然治癒は種類と段階で変わる。脱出したら自然治癒は諦めて

    痔が自然に治まるかは、種類と段階で変わります。ただし、肛門の外へ飛び出した(脱出した)いぼ痔が自然に元へ戻ることは見込めません。いぼ痔は切れ痔のような皮膚の傷ではなく、肛門まわりの血管がうっ血して膨らんだ組織。脱出は、その組織を支える部分が伸びてゆるんだ結果だからです。


肛門の内側にできる内痔核には、痛みを感じる神経がありません。そのため主な症状は出血です。うっ血が軽く、出血だけの段階なら、排便習慣を整えることで落ち着くことも少なくありません。しかし進行すると、排便のたびに外へ飛び出すように…。はじめは指で押せば戻りますが、やがて出たままになり、日常生活に影響します。

一方、肛門の外側にできる外痔核には神経があります。血のかたまり(血栓)ができると急に腫れ、強い痛みが出ますよ。血栓は時間をかけて吸収されるので、腫れや痛みは自然に治まることが多いでしょう。ただし、腫れが引いたあとの皮膚のたるみは自然にはなくなりません。

いぼ痔は、症状が治まることと、いぼ痔そのものがなくなることは別です。症状の強さだけで様子を見ていい段階かは判断できません。このあとに解説する受診の目安を確認しましょう。

樽見研(たるみ けん)
医師(肛門科)
樽見研(たるみ けん)

脱出したいぼ痔が肛門に締め付けられて、さらにうっ血が進行し、卵の大きさにまで大きくなることがあります。これは嵌頓痔核(かんとんじかく)といい、放置すると組織が死んでしまうこともあるため、軽い段階での受診がおすすめです。

痔瘻の自然治癒は難しい。手術が必要なので受診して

痔瘻の自然治癒は難しい。手術が必要なので受診して

痔瘻は自然に治ることが期待できず、手術が必要になる痔です。肛門の内側から皮膚まで、膿の通り道となるトンネル(瘻管)ができてしまう病気で、このトンネルは薬では塞がらないためです。


痔瘻の多くは、肛門のくぼみから細菌が入り込んで化膿する肛門周囲膿瘍から始まります。この段階では、排便と関係なく続く強い痛みや腫れ、発熱が起こるのが特徴。膿が外に出ると痛みが一時的に和らぐため治ったと感じやすいのですが、トンネルは残ったままなので、腫れと膿が出ることを繰り返します。


膿や汁が出る、発熱をともなう、腫れと痛みを繰り返すといった症状があれば、市販薬で様子を見ずに肛門科を受診しましょう。

アンケート回答者(女性)
アンケート回答者(女性)

20代半ばのとき、切れ痔といぼ痔が気になってきましたが、病院に行くほどではないと思い放置していました。ある日いぼが潰れたのか汁が出てきて、痛みが強く座れないほどに。それでも市販薬でしのいでそのまま放置し、1〜2年して痔瘻になりました。診察ではすぐに痔瘻と診断され、手術じゃないと治らないと言われて日にちを決めました。切れ痔、いぼ痔の時点で早く行けばよかったと思います。(30代|自社アンケート2026年5月)

市販薬で様子見してもいい?受診の目安を医師が解説

市販薬で様子見してもいい?受診の目安を医師が解説
樽見研(たるみ けん)
医師(肛門科)
樽見研(たるみ けん)

市販薬で様子を見てよいのは、症状が出はじめたばかりで、出血が紙につく程度、かゆみや軽い痛みにとどまっている段階です。この段階なら、薬で症状を緩和しながら便通を整えることで落ち着くことも少なくありません。


ただし、痔の症状が軽いから病気が進行していないともいえず、進行度の自己判断は難しいため、症状が出たら病院を受診することをおすすめします。


もし市販のいぼ痔・切れ痔の薬で症状が改善したとしても、根本的な痔の原因である生活習慣を見直さないと再発するので、アドバイスをもらう目的で病院を受診するのもおすすめです。

アンケート回答者(女性)
アンケート回答者(女性)
私は市販薬で様子を見ていれば、そのうちよくなるだろうと軽く考えていました。しかし、結果的に痛みも出血も長引いてしまい、日常生活で地味にストレスに。いざ受診してみたらあっさり終わって、対処法もちゃんと教えてもらえたので、こんなに気が楽になるならもっと早く行けばよかったなと感じました。(30代|自社アンケート2026年5月)

市販薬を使った200人に聞いた、いぼ痔・切れ痔との向き合い方

マイベストでは、いぼ痔・切れ痔で市販薬を使ったことがある200人(病院の受診あり・受診なし各100人)にアンケートを実施しました。誰にも打ち明けられなかった気持ちから、実際の診察の様子、症状を繰り返さないために続けているセルフケアまで、経験者のリアルな声を紹介します。

悩んでいるのは、あなただけじゃない

    痔は、家族にも友人にも打ち明けにくい症状です。日本には痔の罹患者数を正確に調べた調査がなく、実際にどれくらいいるのかははっきりしていません。それでも、3人に1人が経験するといわれるほどありふれた症状で、国民病と呼ばれることもあります。実は、痔を抱えている人は身のまわりにもいるのです。

    樽見研(たるみ けん)
    医師(肛門科)
    樽見研(たるみ けん)

    当院には、1日に50〜80人ほどの痔の患者さんがいらっしゃいます。年齢層も乳児からご高齢の方まで、本当にさまざまです。「女性は少ないから恥ずかしい」とおっしゃる方も多いのですが、実際の男女の割合はほぼ同じですよ。

    アンケート回答者(女性)
    アンケート回答者(女性)

    出産経験のある友人にラフに話をしたところ、私もそうだったと言う子が何人かいました。恥ずかしいからドラッグストアで母に買ってきてもらったと言っていた子もいて。妊娠するとよくあることなんだと分かり、恥ずかしいことじゃない!と思えました。(30代|自社アンケート2026年5月)

    痔で受診は恥ずかしいことではない。病院もプロで対応に慣れている

    今回のアンケートでは、病院に行かなかった100人のうち63人が、その理由に「恥ずかしい」を挙げました。しかし実際に受診した人からは、「診察は1分ほどで終わった」「医師は慣れていて淡々としていた」という声が多かったため、そこまでハードルを高めなくてもよいでしょう。

    樽見研(たるみ けん)
    医師(肛門科)
    樽見研(たるみ けん)

    痔の専門医療機関は敷居が高いと感じる方も多いですが、一度受診された方は、2回目以降はまったく抵抗がなくなるのがほとんどです。「診察は痛いのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、診察で痛みが出ることはありません。専門の医療機関であれば、診察から治療までスムーズに終わります。

    アンケート回答者(女性)
    アンケート回答者(女性)

    肛門を見せるというのはとても抵抗があると思います。特に女性は、男性の医師が多いためはばかるでしょう。しかし、医師は膨大な数の患者さんの肛門をみているのでそこは気にすることはありません。むしろ手術などの大きめの処置になると、排便時など恐怖や痛みなど色々な不安や苦痛を感じるようになってしまうため、痛みや出血があるのであれば早めに行った方が後々不安が少ないと思います。(50代|自社アンケート2026年5月)

    生活習慣のセルフケアを大切にしている経験者が多数。市販薬以外のケア方法は?

    アンケート回答者(男性)
    アンケート回答者(男性)

    一番効果を感じたのは、長時間座りっぱなしをやめて、意識的に立つようにしたことです。これだけでも負担が減った感覚があります。あとは水分をしっかり取ることで便がやわらかくなり、排便時の痛みが軽減しました。お風呂で温めるのも地味に効きます。無理なく続けられることを習慣にするのが大事だと感じています。(60代|自社アンケート2026年5月)

    アンケート回答者のなかには、市販薬や受診以外に、生活習慣を見直すことも重要であると考えている人が多数。痔を繰り返さないためには、排便習慣を改善することが大切です。まずは以下の生活を心がけてお尻の負担を軽減しましょう。


    1. 食物繊維が多く、規則正しい食生活
      食物繊維が多い野菜や海藻を摂り、便の通りを改善しながら、規則正しい時間に食事をして排便リズムを整えましょう。どうしても難しい場合は、サプリメントで不足したぶんを補えますよ。

    2. 長時間同じ姿勢でいない
      血流が滞りにくいように座りっぱなしや立ちっぱなしは避けましょう。

    3. 入浴
      湯船に浸かって体を温め、血液の巡りを促しましょう。

    4. 運動習慣
      腸の動きを促すために、歩くなどの軽い運動からはじめましょう。

    5. 禁煙・禁酒
      喫煙やアルコールは循環を悪くするため、控えましょう。

    6. お尻を清潔に保つ
      温水洗浄便座の使用やシャワー浴などで、お尻を清潔に保ちましょう。

    便秘薬・整腸剤・下痢止めの併用もあり

    病院では、痔の外用薬と併用して肛門を傷つける原因となる便の状態を整えるために、症状に応じて便秘薬・整腸剤・下痢止めなどの内服薬を処方することがあります。


    便秘に伴う痔の症状を和らげたいなら便秘薬、お通じの乱れが気になるなら整腸剤、下痢が続いているなら下痢止めなど、今ある症状に合わせて市販薬を選ぶのもひとつの方法です。いくつかを自己判断で一緒に飲むのは避け、迷ったら薬剤師に相談しましょう。


    また、お尻に圧力をかけにくくする痔クッションもおすすめですよ。

    いぼ痔・切れ痔の市販薬人気TOP5
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