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一人暮らしの初期費用の相場は?費用の内訳、節約方法を解説

一人暮らしの初期費用の相場は?費用の内訳、節約方法を解説

一人暮らしを始めるにあたって、まず気になるのがお金の問題です。「初期費用は全部でいくらかかるの?」「予算を安く抑えるコツはある?」など、具体的な金額や節約術を知りたいと考えている人も多いでしょう。


そこで今回は、一人暮らしの初期費用の相場はいくらなのか、費用の内訳や節約する方法を解説します。賃貸契約にかかる諸経費から、引越し代や家具・家電の準備費用まで詳しく紹介するので、これから新生活を始める人はぜひ参考にしてくださいね。

佐藤紀明(Noriaki Sato)
ガイド
元引っ越し比較サイト運営担当/マイベスト インフラサービス担当
佐藤紀明(Noriaki Sato)

年間30万人以上利用する引っ越し比較サイトの運営を10年以上担当。くわえて、引っ越し・不動産領域、不用品回収、電力、通信回線、蓄電池・太陽光発電など、生活に不可欠なインフラ全般を専門としている。各領域において単なる情報提供にとどまらず、技術動向やコストメリットを分かりやすく整理し、消費者の意思決定を支援し続けている。

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一人暮らしの初期費用の相場は?家賃別の目安をチェック

一人暮らしの初期費用の相場は?家賃別の目安をチェック

一人暮らしを始める際にかかる賃貸契約の初期費用は、一般的に敷金・礼金なしの物件では4か月分程度、敷金・礼金ありの一般的な物件では5〜6か月分かかるケースが多く、家賃5万円の物件であれば20〜30万円、家賃7万円であれば28〜42万円程度となることが多いでしょう。


2026年現在は、ドライバー不足や人件費の上昇、燃料費・資材費などの高騰により、引越し料金や家電製品の価格が上昇傾向にあります。賃貸契約の初期費用に加え、引越し代や家具・家電の購入費用を含めると、さらに費用が上乗せされる計算です。


新生活をスムーズに開始するためには、契約金だけでなく生活が安定するまでの予備費も含めた予算を立てておく必要があります。全体の内訳を把握し、余裕を持った資金計画を立てていきましょう。

初期費用の具体的な内訳:何にいくらかかる?

初期費用は大きく「賃貸契約」「引越し」「家具・家電」の3つに分類されます。それぞれの項目で発生する具体的な費用についてチェックしていきましょう。

賃貸契約にかかる費用:家賃の数か月分が必要な理由

賃貸契約にかかる費用:家賃の数か月分が必要な理由

まず、不動産会社を通じて物件を借りる際に費用が発生します。契約時には、敷金や礼金といった大家さんに支払う費用のほか、不動産会社への仲介手数料や火災保険料などの諸経費が必要です。2026年現在は、連帯保証人を立てる代わりに保証会社への加入を必須とする物件が増えており、保証委託料も一般的な項目となっています。


これらの費用は「家賃の〇か月分」と設定されていることが多く、家賃が高い物件ほど初期費用の総額も高くなる点に留意が必要です。見積書をよく確認し、各項目の金額をチェックしておいてください。


賃貸契約にかかる費用

  1. 敷金:退去時の修繕費等のための預け金(家賃の0〜1か月分が目安。物件によって2か月分の場合も)

  2. 礼金:大家さんへの謝礼(家賃の0〜1か月分が目安。礼金なし物件も増加中)

  3. 仲介手数料:不動産会社への報酬(家賃の0.5〜1か月分。宅地建物取引業法では借主・貸主それぞれ0.5か月分が原則で、借主の承諾がある場合に上限1か月分まで請求可能)

  4. 前家賃:翌月分の家賃(1か月分)。入居日が月の途中の場合は、当月分の日割り家賃が別途発生

  5. 火災保険料:万が一の事故に備える保険(1〜2万円程度/2年契約が一般的)

  6. 保証会社利用料:保証人代わりのサービス利用料(家賃の0.5〜1か月分)

  7. カギ交換代:新しいカギへの交換費用(1〜2万円程度。ディンプルキーなどセキュリティの高いカギの場合は3万円程度になることも)

引越しにかかる費用:3〜4月の繁忙期は高騰に注意

引越しにかかる費用:3〜4月の繁忙期は高騰に注意

引越し料金は、運ぶ荷物の量や移動距離、作業員の人数によって決まります。特に2月下旬から4月にかけての繁忙期は新生活を始める人が集中するため、料金が変動しがちです。


実際に2025年11月〜2026年3月にかけてワンルームの引越し料金をマイベストが独自に調査したところ、各社のプランや空き状況により料金が推移していました。具体的には、アーク引越センターでは、1月の66,000円から3月には116,600円へと2倍近くまで引越し費用が上昇するケースが確認されています。


一方で、サカイ引越センターやアート引越センターは変則的に数千円〜3万円ほど料金が上下しており、3月だけが突出して高くなるわけではありません。また、NXの国内引越サービスや赤帽のように、期間を通じて料金が一切変わらない事業者も確認できました。申し込みタイミングによっておすすめサービスは変わるので、引越しの際には単身向け引越し業者のおすすめ人気ランキングを参考にしてください。


荷造りを業者に依頼する梱包サービスや、不要になった家具・家電の処分を依頼する場合は、別途費用が発生するため注意してください。不用品が多い場合、別途回収業者への依頼が必要になることも。少しでも費用を抑えるためには、不要なものを事前に処分して荷物量を減らしておくことが有効です。


引越しにかかる費用

  1. 運搬・作業費:トラック代や作業員の人数による基本料金(単身・近距離の場合、通常期は3〜7万円程度、繁忙期は5〜11万円が目安)
  2. 時期による変動:2月下旬〜4月は繁忙期で通常期より高騰する傾向あり。特に3月は年間最高値となりやすく、通常期の2倍以上になるケースも
  3. オプション料金:梱包をはじめとする別サービスを依頼する場合の追加費用

家具・家電などの購入費用:日用品も含めた予算目安

家具・家電などの購入費用:日用品も含めた予算目安

新生活に必要な生活用品をそろえるための費用もかかります。冷蔵庫や洗濯機といった大型家電からカーテンや照明などのインテリアまで、すべてを新品で用意する場合は15〜30万円前後を見積もっておきましょう


執筆時点では原材料費・人件費・物流コストの上昇など物価高全般の影響を受け、家電製品の価格が以前より高水準で推移しています。まずは最低限必要なものに絞って購入し、細かい日用品は入居後に少しずつ買い足していく方法を検討してください。優先順位をつけて予算を配分することで、初期出費をコントロールできます。


必要になる家具・家電の例

  1. 家電:冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、掃除機、エアコンなど

  2. 家具:ベッド、カーテン、テーブル、照明器具など

  3. 日用品:調理器具、食器、バス・トイレ用品など

一人暮らしで住居が決まったらすぐ申し込むべきサービス

物件の契約が無事に済んだら、入居日に合わせて生活インフラの準備を進める必要があります。特に電気・ガス・水道などのライフラインは手続きが遅れると当日使えない恐れがあるため、早めに手配しましょう


また、固定費を抑えるためには、このタイミングで通信環境や支払い方法を見直すことも効果的です。新生活をスムーズかつお得に始めるために、優先順位の高いサービスを確認しましょう。

絶対に必要なもの:ライフライン(電気・ガス・水道)

絶対に必要なもの:ライフライン(電気・ガス・水道)

生活に欠かせない電気とガスは入居の1〜2週間前、水道は3〜4日前を目安に利用開始の手続きを行いましょう。2026年現在は多くの自治体や事業者がオンラインでの申し込みに対応しており、スマートフォンから24時間手続きが可能です。


ガスの開栓には原則として立ち会いが必要なため、引越し当日のスケジュールに合わせて早めに予約を入れておく必要があります。水道は、事前に管轄の水道局へ連絡しておくことで引越し当日から使用可能です。


なお、電気とガスをセットで申し込むことで月々の料金が割引になるセットプランを用意している会社も多く存在します。各社の供給エリアや料金体系を比較し、効率的な組み合わせを選びましょう。


絶対に必要なもの

  1. 電気:入居の1〜2週間前を目安に電力会社へ使用開始を申し込む
  2. ガス:開栓時の立ち会い予約を引越し日に合わせて行う(原則立ち会い必須)
  3. 水道:引越しの3〜4日前を目安に管轄の水道局へ利用開始の連絡を済ませる

ほぼ必須なもの:インターネット回線

ほぼ必須なもの:インターネット回線

現代の一人暮らしにおいて、インターネット環境は必須といえます。在宅ワークや動画視聴、オンラインゲームなどを快適に行うために、光回線やホームルーターの導入を検討しましょう。


光回線の場合は開通工事が必要になることがあり、3月の繁忙期などは工事まで1か月以上待たされるケースも珍しくありません。住居が決まったらすぐに提供エリアを確認し、早めに申し込みを済ませておくことが重要です。


工事が不要なホームルーターやモバイルWi-Fiルーターであれば、端末が届いた当日からインターネットを利用できます。自分のライフスタイルや建物の設備状況に合わせて、通信サービスを選択しましょう。

見直したほうがいいもの:スマホ・クレカの切り替え

見直したほうがいいもの:スマホ・クレカの切り替え

一人暮らしを始めるタイミングは、毎月の固定費を見直す絶好のチャンス。特にスマホ料金は、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えることで、月々の通信費を数千円単位で節約できる場合があります


近年はデータ容量に応じた柔軟なプランを提供する格安SIM事業者が増えており、自宅のWi-Fiと組み合わせることでさらにコストを抑えられることも。自分の平均的なデータ使用量を把握し、最適なプランを選び直しましょう。


あわせて、公共料金や家賃の支払い用クレジットカードも検討してみてください。年会費無料でポイント還元率が高いカードに支払いを集約すれば、生活費の決済を通じて効率的にポイントを貯められます。

初期費用を安く抑える節約方法

高額になりがちな一人暮らしの初期費用ですが、物件の選び方や契約内容を工夫することでコストを抑えられます。予算に合わせたアプローチを検討しましょう。

物件選びのコツ:敷金礼金ゼロやフリーレントを活用

物件選びのコツ:敷金礼金ゼロやフリーレントを活用

物件自体の条件を見直すことで、契約時に支払うまとまった金額を削減できる可能性があります。特に大きな効果が期待できるのは、敷金や礼金がかからない物件を選択することです。


一定期間の家賃が無料になる「フリーレント」がついた物件を探すことも有効な手段といえます。入居直後の家賃負担がなくなるため、その分を引越し代や家具の購入費用に充てられるでしょう。ただし、多くのフリーレント物件では短期解約時に違約金(賃料1〜2か月分程度)が設定されており、1〜2年未満で退去すると無料期間分のメリットが相殺される場合があります。契約前に最低入居期間と違約金の条件を必ず確認してください。


不動産会社によって設定が異なる仲介手数料にも注目しましょう。手数料が半額や無料の会社を選択肢に入れることで、賃貸契約にかかる総額を抑えられます。ただし、手数料無料物件は大家から広告料が出る物件に限定されるため、選択肢が絞られる場合があります。事務手数料・消臭代などの別名目で費用を上乗せする業者もいるため、見積書の内訳を必ず確認してください。


物件選びで節約する

  1. 「敷金・礼金なし」の物件を選ぶ:初期費用を家賃2か月分ほど削減できる。ただし敷金なし物件は退去時の原状回復費用(クリーニング代・修繕費)が敷金で相殺できず、全額現金で別途請求されるケースがある

  2. フリーレント付き物件を探す:入居後1〜2か月程度の家賃が無料になる。ただし短期間(1〜2年未満)で退去すると、フリーレント分と同額以上の違約金が発生することがある

  3. 仲介手数料が安い不動産会社を利用する:手数料半額や無料の会社を選択肢に入れる。別名目の付帯費用が上乗せされていないか見積書の全項目を確認する

契約内容の精査:不要な付帯費用をカットするポイント

契約内容の精査:不要な付帯費用をカットするポイント

不動産会社から提示される見積書のなかには、必ずしも支払いが必須ではない項目が含まれている場合があります。見積書の内容を1つずつ精査し、不要な付帯サービスを外すことが節約への近道です。


例えば、室内消毒や消臭代などは任意であるケースも多く、断ることで1〜1.5万円程度の削減につながります。ただし、物件によっては入居条件として必須とされているケースも。申し込み前に任意か必須かを確認しておきましょう。


火災保険も、不動産会社指定より安価なネット保険へ自分で加入できます。ただし、事前に不動産会社へ「自分で加入したい」意向を伝え、求められる補償条件(借家人賠償責任の保険金額・保険期間など)を確認したうえで加入し、保険証券を提出する必要があるので注意しましょう。


そのほか、物件ごとのサポートも、加入が契約の必須条件になっていないか確認してください。契約書に加入が明記されている場合は基本的に必須となり断れませんが、不動産仲介会社からすすめられただけで契約書に記載がない場合は任意です。不要な項目を削る交渉を行うことで、契約時の出費を最小限にとどめられます


契約内容を精査して節約する

  1. 室内消毒・消臭代:任意であれば外すことが可能(相場は1〜1.5万円程度)。入居条件として必須になっている物件では断れない

  2. 火災保険の自己手配:指定の保険ではなく安価なネット保険への加入が可能。事前に不動産会社へ意向を伝え、求められる補償条件を確認する手順が必要

  3. その他のサポート:契約書に記載がなければ任意のため断れる。契約書への記載がある場合は必須となるため契約前に内容を確認する

引越し・買い物の工夫:相見積もりと中古・レンタルの活用

引越し・買い物の工夫:相見積もりと中古・レンタルの活用

引越し作業や家具・家電の準備段階でも、比較や選び方を工夫することで出費を抑えられます。引越し料金は業者ごとの価格差が非常に大きく、2025年11月〜2026年3月のワンルーム引越し料金データでは、最も安い業者と高い業者で2倍以上の開きがありました


例えば11月の料金を比較すると、レディアス引越センターは30,800円、NXの国内引越サービスは104,280円と、70,000円以上の差が出ていることがわかります。条件に合う最適なプランを見つけるためにも、必ず複数の業者から相見積もりを取って価格と条件を比較しましょう


家電製品をそろえる際は、冷蔵庫や洗濯機がセットになった「一人暮らしセット」を検討するのも1つの手です。セットだからといって必ずしも単品購入より割安とは限りませんが、まとめて購入する手間が省けます。さらに、リサイクルショップの中古品やサブスクリプション(レンタル)サービスを活用することも検討してください。


引越し・買い物で節約する

  1. 引越しの相見積もりを取る:複数の会社を比較して合う業者を探す。一括見積もりサービスを利用するのも手

  2. 家電の「一人暮らしセット」を活用する:必ずしも単品購入より割安ではないが、まとめて購入できる利便性がある

  3. 中古品やレンタルを利用する:短期利用(2年未満が目安)の場合は初期費用を抑えられる

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