電動スーツケースのおすすめ人気ランキング【2025年】

スピード性能を重視したい場合は、最高時速12～13kmのモデルを選ぶとよいでしょう。電動スーツケースの最高時速は製品ごとに異なり、8～13km/h程度まで幅広いラインナップがあります。最高時速12～13km程度なら自転車に近い速度なので、比較的スピーディに移動できるでしょう。

ただし速度が上がるほど、衝突した際の危険性も増すため、周囲への十分な配慮が必要です。安全性を優先する場合は、最高時速8km以下のモデルがおすすめ。軽いジョギング程度の速度なので、周囲の状況を確認しながら走行しやすく、事故のリスクを軽減できるでしょう。

長距離の移動を想定している人は、フル充電での連続走行距離が10km以上のモデルを選ぶと、バッテリー切れの心配が少ないでしょう。イベント会場などで1日中使用したい人にも適しています。充電の頻度も抑えられるので、長期的な外泊でも便利です。

とはいえ、連続走行距離は短いものでも8km程度と十分なので、1～3泊の旅行や出張なら、連続走行距離にそこまでこだわる必要はありません。宿泊日数や移動距離などを考慮したうえで、自分に合うバッテリー性能のモデルを選んでください。

持ち運びやすさも考慮する場合は、重量8kg未満のモデルがおすすめ。電動スーツケースにはモーターやバッテリーが内蔵されているため、通常のスーツケースに比べて本体重量が大きく、なかには重さ9kg以上のモデルも見られます。

走行中は楽に移動できるものの、段差や階段などで持ち上げる際は、9kg以上のモデルでは負担を感じる可能性が高いでしょう。軽量なものでは7.2～7.5kg程度に抑えられているので、階段をよく利用する人や力に自信がない人はチェックしてください。

荷物をすっきり収めるためには、宿泊日数に見合った容量を選ぶことが大切です。1～2泊程度の短期旅行なら、必要最低限の荷物が収まる20〜25L程度のモデルで十分でしょう。コンパクトで軽量なので、手で引いて歩く際や階段で持ち運ぶ際に、負担が比較的少ないのも利点です。

一方で、2～3泊の宿泊には、容量30～40Lのモデルが必要でしょう。衣類2～3セットに加え、小物類・お土産などが収まりやすいサイズです。1泊の旅行でも、お土産を多く購入したい場合や、冬季で衣類がかさばる場合は、このサイズを候補に入れてください。

電動スーツケースは30L未満のコンパクトサイズが主流ですが、なかには40Lの大容量タイプも販売されているので要チェックです。ただし、50L以上の大型サイズは見られないため、4泊以上の旅行や出張時は、必要に応じてサブバッグやリュックなどを用意してください。以下のコンテンツをあわせて参考にしましょう。

飛行機内に持ち込みたい人は、各航空会社の基準を満たすサイズを選びましょう。例えばJALやANAの国内線における基準は、100席以上なら3辺の合計が115cm以内（55×40×25cm）、100席未満なら100cm以内（45×35×20cm）です。このサイズを超えるものは、貨物として預ける必要があります。

また、電動スーツケースにはリチウムイオンバッテリーが使用されているため、バッテリーに関する規制にも注意が必要です。多くの航空会社では、ワット時定格量が160Wh以下であれば機内持ち込みが可能とされています。ただし、搭乗時は必ず電源を切り、誤作動のないよう注意してください。

より便利に活用するために、使用シーンに応じた付加機能もチェックしましょう。例えば、スマホやタブレットのバッテリー切れが心配なら、ケーブルを挿し込める充電ポート付きのモデルがおすすめです。駅や空港などでも、待ち時間にサッと充電できて便利ですよ。

また、海外旅行の機会がある場合は、TSAロックを搭載したモデルがおすすめです。TSAロックはアメリカ運輸保安局が認可した鍵で、空港の検査員が専用ツールで解錠できるのが特徴。TSAロックがない場合、空港検査時にこじ開けられてスーツケースが破損するリスクがあるので注意しましょう。

夜間の使用が多い場合には、LEDライト付きモデルが便利です。暗い場所でも周囲から存在を確認しやすいので、事故のリスクを軽減できるでしょう。走行時に足元や周囲の確認がしやすいのもメリットです。