【徹底比較】安い扇風機のおすすめ人気ランキング【2025年】

山善の「YAMAZEN 扇風機 YLXP-AJD30(W)」は、USB Type-C給電に対応した扇風機。モバイルバッテリーでも動作するため電源コンセントがない場所でも使用でき、室温に応じて自動でオン・オフする節電センサーも搭載しています。ワイヤレスフルリモコンが付属し、AC電源扇風機と同等の強い風量を9V・12V対応のモバイルバッテリー（20W以上）で実現します。

静音性や使いやすさのバランスが取れた1台です。弱モードでは30dBを下回り、ほとんど運転音を感じない静かさを実現。寝室や作業中の利用にも適しています。風量も十分で、部屋全体の温度を早く均一にしやすく、補助的な空気循環にも活用できます。

一方で、風の心地よさは全体としては満足度が高いものの、一部で風にムラを感じるという意見も。風の質感に強くこだわる人にはやや気になる可能性があります。そのまま使うと電気代は1日あたり11.9円と平均的。温度設定ができる節電センサーをうまく活用しましょう。

静音性と多機能性を備えたモデルを求めている人や、風量と操作性のバランスを重視したい人におすすめです。風質や電気代の安さを重視する場合には、使用環境や目的に応じて選ぶのがよいでしょう。

山善が展開する「YAMAZEN DCモーターリビング扇風機 RLX-CP030」は、同社が展開するUSB Type-C給電に対応したシリーズの商品。モバイルバッテリーをつなげばコードレスで使用可能です。節電センサーは搭載しておらず、シンプルな操作感が特徴といえます。

風の心地よさと静音性が優秀だった1台です。風当たりがやさしく、体全体を包むような自然な風が送られる点が好印象でした。長時間あたっても快適に過ごしやすく、9段階の細かな風量調節も可能です。また、弱モードでは30dBを下回り、ほとんど運転音を感じない静かさ。夜間や作業中の使用にも適しているといえます。段階調節は強弱のボタン操作式で、高さ調整や左右の首振り、リモコン操作にも対応しており、日常使いの利便性も十分です。

一方、扇風機としては十分な風の強さがあるものの、遠距離での空気の撹拌力は控えめ。広い部屋での温度を均一にするには時間がかかるでしょう。また、電気代は1日あたり11.9円と平均的で、ほかの商品と比較して特段の省エネ性は感じにくい結果でした。

風の心地よさや静かさを重視し、快適に長時間使用したい人にはおすすめできるモデルです。省エネ性や撹拌力よりも、操作性や風質の良さを優先したい人に向いています。

ビックカメラのプライベートブランド、ORIGINAL BASICが展開する「DCリビング扇風機 CDV504BK-WH」は、必要十分な機能とコストパフォーマンスを両立させたモデルです。

最大風速は2.7m/sと日常使いに十分な強さがあり、リビングで使うには適した水準でした。弱モードでは30dBを下回り、ほとんど運転音を感じない静かさを実現しており、夜間の使用にも適しています。風量は8段階で調節可能で、リモコンや高さ調整機能も搭載されており、基本操作においては過不足のない内容でした。

一方で、サーキュレーターとして使う場合の空気の撹拌力は中程度で、部屋全体の温度をある程度早く均一にしやすいものの、広い空間ではやや物足りなさが残る結果に。風の心地よさでは、風量1では物足りず、風量3ではやや強く感じるといった声もあり、風質の繊細さを重視する人には気になる可能性があります。電気代は1日あたり11.9円と平均的な水準で、省エネ性を重視する人には物足りない印象が残るかもしれません。

操作性や静音性を重視し、基本性能を備えたシンプルなモデルを求める人には適しています。電気代の安さや細かな風の質感にこだわる人には、用途や設置環境を見極めて選ぶ必要があるでしょう。

山善が展開する「YAMAZEN DCモーターミニリビング扇風機 RLX-MP023(C)」は、コンパクトながらも多機能性を備えたモデルです。コードレス対応に加え、リモコン操作、高さ調節など使い勝手に配慮されており、据え置きでも柔軟に使える扇風機として展開されています。

最大風速は4.1m/sと非常に力強く、安定した強い風を届けられる仕様でした。5m先でも風量があり、部屋全体の温度を早く均一にしやすくサーキュレーター代わりとしても活用しやすい性能です。また、高さ調節やリモコン、コードレス対応など機能性にも優れており、使いやすさも魅力といえます。

一方で、風の心地よさは当たり方ややさしさにバラつきがあるという意見も見られました。静音性も弱モードでは30dBを下回り、ほとんど運転音を感じない静かさがある一方で、強モードでは59.8dBと音が大きめになるため、シーンに応じた使い分けが必要です。1日あたりの電気代は10.4円と平均的で、電気代を最重視する人にはやや不向きな水準といえます。

風量と機能性を重視し、強めの風でしっかり空気を循環させたい人におすすめのモデルです。風質の繊細さや静音性、電気代に対して明確なこだわりがある場合は、使用目的に合わせて選ぶのがよいでしょう。

良品計画が展開する「無印良品 首振り範囲が調節できる DC扇風機 MJ-DCLF1」は、シンプルな設計とやさしい風あたりを重視したモデルです。見た目の無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインと、手動での首振り範囲調節や高さ調整など、基本機能に特化した使い勝手が特徴です。

弱モードは30dBを下回り、ほとんど運転音を感じない静かさがあり、日常使用や就寝時の利用にも適しています。最大風速は3.4m/sとパワフルで、遠距離でも風量があり部屋全体の温度を早く均一にしやすいのが魅力です。風の当たりも比較的柔らかく、強すぎない風を好む人に向いています。

一方で、風のムラに不満を感じる意見も一定数見られました。また、風量調節は同じボタンを連打する必要がある点や、リモコンが非搭載である点から、操作はやや不便といえるでしょう。1日あたりの電気代は8.9円と平均的で、省エネ性を最重視する人にはやや物足りなさが残ります。

シンプルな構造と静かさを重視し、過度な機能を求めない人に向いているモデル。多機能性やきめ細かな風質、電気代の安さを優先する人には、ほかのモデルとの比較検討がおすすめです。

東芝ライフスタイルが展開する「TOSHIBA ACリビング扇風機 TF-30AL28-W」は、ACモーターを採用した下位モデルにあたる扇風機。リモコン操作やスライド式の高さ調節といった基本的な機能は備えています。

検証では風の強さが際立っており、1m先での最大風速は2.8m/sと非常に力強い結果でした。しっかりとした風当たりを求める人にとっては満足度の高い仕様といえるでしょう。風量の段階は3段階にとどまるもののリモコンでは各風量のボタンがそろっており、簡単に操作可能です。

一方で、空気の撹拌力はやや控えめで、風量も狭い空間向きの水準でした。風の質も好みによって評価が分かれる傾向があり、ムラを感じる場合もあるようです。静音性は低めで、弱モードでも運転音がやや大きく、音が気になる人には不向き。また、1日あたりの電気代は25.3円と高めでした。省エネ性やランニングコストを気にする人にとっては、使用頻度や時間帯を検討する必要がある商品です。

ランニングコストは求めず、操作の簡単さとパワーを重視する人には候補になるでしょう。

千住の「TEKNOS リビング扇風機 KI-1710-W」は、押しボタンによる操作を採用したシンプルな扇風機です。とにかく安価で手に入ります。

低価格ながら、1m先の最大風速は2.5m/sと十分。さらに5m先でも強い風量があり、サーキュレーターとしても活躍できるでしょう。

繊細な風を求めず安価でパワフルな扇風機を手に入れたいなら、電気代を考慮したうえで検討するのがよいでしょう。

パナソニックの「Panasonic リビング扇 F-C324C-W」は、ACモーター採用で同社ラインナップのなかでも下位にあたる商品。同社独自の自然に近いと謳う不規則な風である、1/fゆらぎを搭載しています。

検証では風のパワフルさが良好で、2.6m/sという数値からも強めの風を送り出せることがわかりました。5m先での風量も十分で、部屋全体の温度を早く均一にしやすいレベルに達しています。高さ調節はスライド式でスムーズに行え、リモコンも付属しており、基本的な操作はしやすい仕様です。

一方で、風の質や静音性には注意が必要。風当たりについては評価が分かれ、肌に当たる感触に不満を持つ声も見られました。くわえて弱モードでも36.8dBとやや大きく、静かな環境での使用には向きません。風量調節はボタンを連打する必要があり手間がかかる印象でした。さらに1日あたりの電気代は25.3円と高めで、長時間使用する人にとってはコスト面で気になる点となるでしょう。

パワーのある扇風機を求めている人は候補に入りますが、静かさや省エネ性能にも気を配りたいなら注意が必要です。