パナソニック モニター壁掛け式ワイヤレステレビドアホン VL-SGZ30をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際にドアホンを使用したところ、カラーモニターで来訪者をしっかりと確認できました。モニターのサイズは約3.5型と十分な大きさ。さらに、ワイド・ズームや夜間の自動照明点灯といった、来訪者を確認しやすい機能が備わっています。

通常モードの撮影範囲は左右70度・ワイドモードは100度です。比較した商品の多くが通常モードの画角が左右90度前後と本商品より広めでしたが、設置場所に合わせてモードを変えればOK。マンションなどの物影が少ない玄関先であれば、左右70度でも来訪者をきちんと確認できますよ。

「画質はよくない」という口コミに反して、モニターの画質も鮮明でした。来訪者の動きはカクカクして見えるものの、宅配便に書かれた文字まではっきり読み取れます。ただし、比較したなかでは価格に関わらずどれも鮮明に見えたので、画質の面では大きな差は出ませんでした。

検証した結果、録画機能や外モニター機能など、防犯機能は十分に備わっていました。外モニター機能は、来客がなくても室内から玄関先の様子を確認できる機能。室内の音は流れず、外の様子と音をモニターに映します。玄関先で物音がするときや置き配の確認などに役立つでしょう。

1回のチャイムにつき静止画3枚、計100件まで録画できます。比較したなかには30件までしか保存できない商品もあったのに対し、本商品はより情報を多く保存できて頼りになりますよ。来客時の自動録画のほかに、手動での録画も可能です。

別売りのホームユニットを接続すれば、動画の録画にも対応できます。ホームユニットにmicroSDカードを挿入しておくと、1件につき約10秒の動画の録画も可能に。動画は連携したスマホから視聴できます。

実際に呼び出し音を鳴らすと、高くて大きめの音が響きました。比較したなかには隣室にいるときや洗い物中だと気づきにくいものもあったなか、最小音量でもよく聞こえます。「音量が小さい」という口コミは、さほど気にしなくてよいでしょう。

呼び出し音の調整も可能。音量を3段階で変更できるほか、音の種類・繰り返し有無などの設定もできるので、自分に合った設定にしておくのがおすすめです。

別売りのホームユニットを介して「お知らせチャイム KX-HA200」と連携し、ライトの光で来客を知ることもできます。音だけでは不安という場合に便利な機能です。

比較したなかでもパナソニックの商品は、モニター性能や気付きやすさといった基本的な性能が優れている傾向がありました。どのドアホンを購入しようか迷っている人は、まずパナソニックの製品をチェックするのがおすすめです。

スマホと連携すれば、外出時にも来客対応ができるので、応答しやすい商品といえます。連携には別売りのホームユニットが必要で、1台あればスマホは最大8台まで登録可能です。なお、室内子機や室内モニターの増設、固定電話との連携はできません。

スマホと連携できる機能は、留守にすることが多い人やセキュリティが気になる人に向いているでしょう。購入したホームユニットは別のカメラと連携すれば、室内の見守り用途にも活用できますよ。

＜検証結果＞

1. 室内子機・ワイヤレス親機｜×
2. スマホ連携｜◯
3. 室内モニターの増設｜×
4. 固定電話との連携｜×

付加機能も充実しており、ボタンを押している間だけ室内の音声を玄関子機に届けられる、プレストーク機能を搭載しています。手動で通話をコントロールできるので、室内の音を外に漏らしたくないときに便利です。通話音量は3段階で、玄関側の音量・室内側の音量をそれぞれ調整できます。

別売りのホームユニットと接続すれば、ドアホン以外の各種機器との連携も可能。パナソニック製の人感センサー・センサーライト・開閉センサー・カメラなどと接続できるので、防犯対策を強化できますよ。

取り付けに配線工事は不要。比較した商品には、業者への依頼が必要な電源直結式・配線作業が難しい電源コード式もありました。本商品はワイヤレス式のため、配線に触らずとも手軽に自分で取り付けられます。