留守中の来訪者もあとから確認できる録画機能を搭載した、パナソニック テレビドアホン VL-SE30XL。「モニターが大きく見やすい」と評判です。その一方、「画面が粗く見づらい」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のアイホンやほかのパナソニックのドアホンなどとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ドアホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
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目次
パナソニック テレビドアホン VL-SE30XLは、来訪者の確認がしっかりできるシンプルな商品がほしい人におすすめです。大きめの3.5型モニターで来訪者をしっかり判別でき、口コミに反して画質も良好。ズーム機能はありませんが、宅配便のロゴまで確認できました。画質に関しては、同じパナソニックのVL-SWE210KLなど2~3万円の高額モデルにも劣りません。
呼び出し音も大きく、隣室にいるときや洗い物をしているときでも聞き逃しにくいでしょう。比較したなかには音量を最大にしても隣室まで聞こえない商品がありましたが、本商品は最小音量でも何か作業をしていなければ気づけました。親機と玄関子機の通話音量も調整できるので、聞き取りやすい設定で使用してくださいね。
モニター増設にも対応でき、火災報知器などのパナソニック製品とも連携できるので使い方の幅も広がります。ボタンを押さずとも声だけで通話を開始できる、音声応答機能も備えていました。通話ボタンを押している間だけ室内の音を相手に届けられるプレストーク機能は、ペットや子どもの声が玄関先に響くのを抑えたいときなどに便利です。
ただし、取りつけ方式は電源直結式なので、工事には電気工事士の資格が必要。設置は業者に依頼しましょう。防犯機能は必要最小限で、来客時の自動録画に対応しているものの、保存件数は最大30件・1件につき静止画を1枚しか保存できません。比較した約半数の商品は50~100件保存でき、1件につき静止画を3枚保存できました。
ECサイトの価格は執筆時点で1万円台。比較した多機能な商品は2万円前後だったので、シンプルな機能で費用を抑えたい人にはうってつけです。画質など基本機能が優れているので、自分で取りつける予定がなく、来訪者の確認ができるなら十分という人におすすめです。自分で取りつけたいなら、ワイヤレスの商品も検討してみてくださいね。
そもそもドアホンとは、玄関と室内に設置して、外の様子を確認しながら来訪者の対応ができるアイテムです。取りつけ方式は、大きく分けてワイヤレス・電源コード式・電源直結式の3つがあります。ワイヤレスと電源コード式は自力で取りつけられますが、今回紹介する商品は電源直結式なので工事が必要です。
パナソニック テレビドアホン VL-SE30XLは、留守でも来訪者を後から確認できる録画機能を搭載した商品。モニター親機が来訪者画像を自動で録画し、1件につき静止画1枚を最大30件まで保存可能できます。モニター中に手動で録画することもできますよ。
製造元のパナソニックは、日本の大手電機メーカーです。取りつけが簡単なワイヤレス式から、室内子機が付属したものまで、さまざまなドアホンを取り扱っています。画面の見やすさ・気づきやすさなどの基本的性能に優れたものが多く、火災報知機や屋外カメラといった外部機器と連携しやすいのも特徴です。
玄関子機にはLEDライトを搭載しており、夜間でも約50センチ先までカラー撮影が可能です。暗い時間帯の来訪者も確認しやすいでしょう。
増設モニターの設置をすれば、たとえば1階と2階どちらからも来客対応ができるようになります。スムーズに設置しやすいよう、コンセントを中継して繋ぐ送り配線を採用しているのもポイントです。そのほか、住宅用火災警報器や呼出増設用スピーカーといった外部機器との接続もできますよ。
<スペックの詳細>
本体のサイズは親機が幅129×奥行29×高さ169mm・重さ約345g、玄関子機が幅99×奥行36.5×高さ131mm・重さ約200gです。大きさは、比較したほかのパナソニックの商品とそこまで変わりませんでした。
親機・玄関子機ともにシンプルなデザインです。どんな部屋のインテリアにも、違和感なく溶け込むでしょう。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
今回はパナソニック テレビドアホン VL-SE30XLを含む、ドアホン・インターホン全6商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、モニター性能の検証です。
監修者の家電ライター/電気工事士である藤山哲人さんに協力いただき、すべてのドアホンを設置して実際に使用しました。画質のよさ・撮影範囲の広さ・モニターサイズの大きさ、ライト点灯・ズーム機能の有無などをチェックしています。来訪者をしっかり確認できる品質・機能を備えた商品を高評価としました。
実際に使ってみると、モニターサイズが3.5型と大きく、来訪者の確認が容易でした。ラグが少なく、動きもスムーズに映ります。比較したなかでモニターが3.5型以上の商品は、遠目からでも来訪者を確認しやすい傾向がありました。
「画面が粗く見づらい」という口コミもありますが、実際には映像は鮮明です。多少離れていても、宅配便のロゴまで確認できました。ズーム機能がなくても、文字の判別ができるでしょう。画質に関しては、同じパナソニックのVL-SWE210KLなど2~3万円する高額モデルと遜色ありません。
カメラの画角は左右87度あり、来訪者を確認するだけなら十分です。ズームやワイドモードは非搭載なので元の画角以上に広くは見渡せないものの、玄関先に物陰が少ない家で使用するなら問題ありません。
LEDライトを搭載しているのも強みです。夜間でもカラーで映るので、来訪者がはっきり見えるでしょう。
<検証結果>
次に、防犯性と気づきやすさの検証です。
録画機能・ボイスチェンジ機能など防犯性を高める機能がどれだけ搭載されているか確認しました。同時に、音量が最小・最大のときの気づきやすさや視覚による通知、音量調節機能などを評価しています。
防犯機能は必要最小限です。来客時の静止画の自動録画には対応しているものの、保存件数は最大30件・1件につき静止画を1枚しか保存できません。比較した商品の約半数は最大保存件数が50~100件あり、1件につき静止画を3枚まで保存できました。記録を残しておきたいなら、やや物足りないでしょう。
外モニター機能で、来客時以外にも室内から玄関先の様子を確認できるのは便利です。最大3分間映像を確認でき、モニター中に室内の音は聞こえません。通話ボタンを押せば、そのまま会話も可能です。なお、録音・ボイスチェンジ・自動応答機能には非対応でした。
<検証結果>
呼び出し音は大きく、来訪者にすぐ気づけます。最大音量なら、洗い物をしている間や隣室にいるときでも音を聞き逃さないでしょう。最小音量でも、聞こえにくい場面はあるものの隣室でも気づけました。比較したなかでもパナソニックの商品は、総じて呼び出し音が大きめです。
通話中の音量調節も可能です。親機と玄関子機両方の音量を調整できるので、聞き取りやすい音量に合わせるとよいでしょう。なお、ライトによる視覚的な通知機能はありませんでした。
最後に、応答しやすさと付加機能の検証です。
室内子機や持ち運べる親機の有無・スマホ連携ができるかなどをチェックし、応答しやすい機能が備わっているか評価しました。また、火災報知機などの外部機器と連携できるか・音声応答やプレストーク通話ができるかなど、付加機能も確認しています。
室内モニターの増設が可能なので、生活スタイルにあわせて柔軟に設置できます。増設できるのは、型番VL-V632Kの室内モニター1台。2階やよく滞在する部屋に設置すれば、来客対応が楽になりますよ。
ただし、室内子機やスマホ連携機能はありません。比較したなかでは、Google Nest Doorbellがスマホ連携に対応していました。外出先からも来客に応対できるので、家を留守にする機会が多い人はチェックしてみてくださいね。
<検証結果>
付加機能をチェックしたところ、便利な機能を多数搭載していました。音声応答に対応しており、ボタンを押さずに声だけで通話を開始できます。
プレストーク機能も搭載しており、話す・聞くを手動で切り替え可能です。屋外が工事でうるさいときや、室内でペットの声が響いているときに役立つでしょう。
外部機器との連携も充実しています。パナソニック製の火災報知器や呼出音増設用スピーカー・ガス漏れ警報器などと連携できるので、防災対策をしたい人はチェックしてみてくださいね。比較したパナソニックの商品は、家を守る外部機器と多く連携できる傾向がありました。
その一方、取りつけ方式が電源直結式なのはネックといえます。高圧電流が流れる電線を取り扱うため、取りつけには電気工事士の資格が必要です。設置は業者に依頼しましょう。比較したなかでアイホン WL-11などのワイヤレス式の商品は、工事不要で手軽に設置できました。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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パナソニック テレビドアホン VL-SE30XLの取りつけ方式は、電源直結式。高圧電流が流れる電線に触れる必要があるため、作業には電気工事士の資格が必要です。
危険な作業なので、取りつけは業者に依頼しましょう。
パナソニック テレビドアホン VL-SE30XLの取扱店舗は、Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場などの大手ECサイトです。なお、すでに後継品(VL-SE30XLA)が発売されているので、公式サイトでは販売がありませんでした。
値段は執筆時点でECサイトにて1万円台。サイトによって値段は異なるので、購入の際はそれぞれ比較してみてくださいね!
最後に、工事せずに設置できる商品をご紹介します。
パナソニック VL-SGZ30は、自分で取りつけたい人におすすめ。ワイヤレス式なので簡単に設置できます。3.5型のカラーモニターも見やすく、ワイドモードやズームで来訪者をしっかり確認できました。呼び出し音も大きく、洗い物をしていても気づけますよ。
家を空ける機会が多い人は、留守中の防犯機能が充実したGoogle Nest Doorbellがおすすめです。スマホと連携でき、外出先からも来客対応ができるうえ、いつでも玄関先をモニターできます。Google製品に慣れていないと設定に少し手間はかかるものの、工事不要で設置できるのは魅力です。
種類 | テレビドアホン |
---|---|
親機取り付け方式 | ワイヤレス |
撮影範囲 | 左右約70度、ワイドモード時100度 |
親機画面サイズ | 3.5型 |
カメラ内蔵 | |
---|---|
逆光補正機能 | 不明 |
完全独立二世帯住宅対応 | 不明 |
ボイスチェンジ機能 | |
録音機能 | |
室内子機あり |
パナソニック モニター壁掛け式ワイヤレステレビドアホン VL-SGZ30をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
種類 | テレビドアホン |
---|---|
親機取り付け方式 | 手持ちのデバイス |
撮影範囲 | 対角 145度(左右約90度) |
親機画面サイズ |
カメラ内蔵 | |
---|---|
逆光補正機能 | 不明 |
完全独立二世帯住宅対応 | 不明 |
ボイスチェンジ機能 | |
録音機能 | |
室内子機あり |
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