高い防水性を備えつつも、スムーズなタッチ感を謳うJOTOの防水ケース。ネット上では「防水性能は上々」「画面タッチもスムーズ」と評判です。一方、「水漏れした」「反応が鈍い」などの気になる口コミも存在するため、購入するか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のYOSHやDIVAIDのスマホ防水ケースとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、スマホ防水ケース選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
JOTOの防水ケースは、安くてお風呂で使えるものがよい人におすすめです。実際にプールに沈めたり、高圧洗浄機で水をかけたりしても浸水せず、高い防水性・耐水性を発揮。比較した商品は全体的に耐水性は高い傾向でしたが、防水性は商品によって差が。本品はストッパーつきのロック構造でしっかり密閉できるためか、どちらも高評価でした。
操作性も良好です。「反応が鈍い」という口コミに反し、ケースや手が濡れた状態でもフリック操作や顔認証は正常に動作。比較したところ、濡れた状態で顔認証ができる商品は少数のみでした。レジャー中にいちいちケースから取り出さなくても、快適に操作できますよ。
フィルムの透明度は93%と高くケースのままでもきれいな写真が撮れます。水中ではうまく反応せず撮影できなかったものの、水辺での撮影では大活躍でしょう。ただし、付属のストラップの長さが50cmと短いうえに調整もできないので、首にかけたまま自撮りがしにくいのは惜しいポイントです。
ストラップの幅は1cmと、首に食い込まないほどよい太さ。比較した結果、幅1.5cm以上の商品は首への負担を感じにくい傾向があったため、長時間つける予定なら太めのストラップにつけ替えるのも手です。なお、ケースはマチ幅が狭めですが横幅は広めでした。セッティングはスマホカバーを外したほうがスムーズでしょう。
気になったのは、スマホ紛失のリスク。ストラップとケースをつなぐひもが細く、強固なフック式と比べると外れやすいといえます。水に浮く仕様でもないため、万が一水中で外れると沈んでしまって捜索は難しいでしょう。ひもを使わずお風呂で使うなら、検討の余地があります。
価格は、執筆時点でECサイトで1,000円前後とお手頃。「水漏れした」という口コミに反して防水性能は高く、操作性も高い便利な商品です。ケース本体は優秀ですが、ストラップが短いのと、ケースが外れるリスクがあるのは惜しいところ。自撮りする機会が多い人や、激しい波や流れるプールでも使いたい人はほかの商品もチェックしてみてくださいね。
今回ご紹介するJOTO 防水ケースは、大手ECサイトで売れ筋の高い防水性能を誇る商品。水深10mでの潜水に2時間耐えられる性能で、海・プール・キッチン・お風呂などさまざまな場所で使用できると謳っています。もちろん防塵性能も備えていますよ。
近年スマホの防水性能は向上しているとはいえ、ケースなしでプールに入ったり入浴したりすることはメーカーから非推奨とされていることがほとんど。防水ケースを用意することで、海に落とした場合やフェスで突然大雨が降った場合など、あらゆるケースで故障のリスクを減らせるでしょう。
公称している防水性能は、IPX8(JIS保護等級8級と同等)。30mまで水没しても内部に浸水しないとしています。ネックストラップつきで、持ち運びやすさにも配慮されていますよ。
素材には高透明度のビニール材を使用しており、邪魔になりにくくスムーズなタッチ感を実現。水中でも鮮やかな写真や動画を撮影できると謳っています。
防水ケースのロック構造は押し込み型。スマホを入れて、口をバックルでロックするだけの簡単な仕組みです。販売サイトでは、スマホの取り出しが簡単だと謳っています。
対応するのはiPhone 11 Pro MaxやGalaxy S20 Ultraといった、スクリーンサイズが7.0インチ以下のスマホ。幅85×高さ170mmまでのデバイスが入る互換性の高いサイズです。
ECサイトによっては、ブラック以外のカラーを販売していることがあります。同メーカーからはさまざまなタイプの防水ケースが販売されているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
今回はJOTOの防水ケースを含む、スマホ防水ケース全27商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、防水性・耐水性の検証です。
紙を入れた防水ケースをプールで水深35cm・1.5mに沈め、10秒・10分・1時間経過したあと紙が濡れているかをチェックしました。また、ロック構造ごとに分類し、ロックの外れにくいものほど加点しています。
さらに、雨天時などを想定して、紙を入れた防水ケースに霧吹き・シャワー・高圧洗浄機で水をかけました。一定の回数または時間が経過した後、防水ケースの中にある紙が濡れているか確認しています。詳しい検証条件は以下のとおりです。
<水噴射器の種類と回数または時間>
霧吹き:1回・10回・30回
シャワー:10秒・30分
高圧洗浄機:10秒・10分
防水性は、比較したなかでもトップクラスに優秀です。「水漏れした」という口コミがありましたが、実際にはプールに沈めても、水深や時間に関わらずケース内への浸水はありませんでした。
比較した商品のなかには、プールに入れて10秒で浸水が確認された商品も。プールや海などケース全体が水に浸かる可能性があるシーンでは、本商品のように防水性が高い商品を選びたいところです。
なお、本商品のロック構造は、ケースが完全に閉まったか確認しやすいストッパーつきの押し込み型。うっかり不完全なまま水に入って浸水するリスクは少ないでしょう。比較したなかでもストッパーがない押し込み型やジップ型の商品は、完全に閉まったかどうかわかりにくい傾向がありました。
雨天時を想定した水噴射の検証もクリア。霧吹き・シャワー・高圧洗浄機で水をかけても、ケース内への浸水はありませんでした。お風呂・雨天時など、激しい水飛沫がかかるシーンでも活躍するでしょう。
なお、執筆時点で比較したほかのすべての商品も、霧吹き・シャワー・高圧洗浄機の水飛沫を耐えました。水に沈めず水飛沫を防ぐ目的だけなら、どの商品を選んでも問題ないでしょう。
続いて、写真の撮りやすさ・スマホ操作のしやすさの検証です。
ストラップの長さや調節機能・フィルムの透明度などをチェック。自撮りしやすく、ケースをつけていてもきれいに撮れる商品ほど高評価としました。さらに、ケースが濡れた状態で実際に操作して、操作感も確認。電源・音量ボタンの押しやすさや、顔認証・フリック操作のしやすさなどを評価しています。
実際に撮影すると、スムーズに自撮りはできないものの、ケース自体の透明度は高く写りはきれいでした。フィルムの透明度を測定すると93%。比較した多くの商品と同様に透明度は高く、ケースなしの状態にも劣らないきれいな写真が撮れます。
しかし、水中ではうまく反応せず写真撮影ができませんでした。水中写真が目的の人にはおすすめできないものの、海辺やアウトドアでの撮影では大いに活躍するでしょう。
自撮りでネックになったのは、ストラップの長さ。付属のストラップは全長50cmと短めで、調整機能もありません。比較したなかところ、ストラップが60cmあれば身長が180cmの人でも自撮りがスムーズにできる傾向がありました。自撮りする機会が多い人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際に標準的なスマホサイズのiPhone 14を入れたところ、ケースや手が濡れている状態でも問題なく操作できました。「反応が鈍い」という口コミもありましたが、フリックのスムーズさはもちろん、サイドボタンもよく見えたので、操作性は快適といえます。
比較したほかの商品と差をつけたのは、ケースが濡れていても顔認証ができたところ。多くの商品はケースが乾いている状態では認証できても、濡れていると反応しませんでした。本商品なら、レジャー中にいちいちパスコード入力するストレスを回避できるでしょう。
続いて、出し入れのしやすさを検証しました。
スマホを防水ケースから取り出すとき、ストレスなくスムーズに取り出せるかを評価しています。
開き口のマチ幅が45mmと狭めなので、比較したマチ幅70mm以上の商品ほどスムーズな出し入れはできませんでした。とはいえ、横幅は92mmと広めの設計なので、スマホカバーを外せば楽にセッティングできるでしょう。
なお、フィルムの素材はビニールなので、やや引っ掛かりを感じる可能性も。比較したなかで好評だったのは、滑りがよいポリ塩化ビニル(PVC)やウレタン樹脂(TPU)製の商品でした。頻繁にケースから取り出すなら、ケースの素材にも着目するとよいでしょう。
次に、つけ心地のよさの検証です。ストラップ幅が広いものほど、首への負担が少ない商品として評価しています。
付属のストラップの幅は1cmと、首に食い込んで痛くなるほどの細さではありません。比較したなかでは、幅0.3cm以下のかなり細い商品から、幅2cmのしっかりしたストラップがついてくる商品までさまざまでした。連続使用時間やシーンに合わせて選ぶとよいでしょう。
さらにつけ心地をよくするなら、幅1.5cm以上の太めのストラップにつけ替えるのもおすすめですよ。
最後に、なくしにくさの検証をしました。ストラップと防水ケースをつなぐ構造をチェックし、外れにくい頑丈なものほど高評価としています。さらにiPhoneを入れたまま水に浮くか実験し、万が一ストラップが外れたときの見つけやすさも確認しました。
画像を見るとわかるように、本商品はストラップとケースを細いひもでつないでいます。比較したなかにはフックで固定できたり、太いひもが使われていたりする商品もありました。対して本商品はひもが細く、強度が十分とはいえません。波が激しい海や流れるプールの中で使うより、お風呂やプールサイドなどで使うのに向いているでしょう。
水に浮く仕様になっておらず、万が一ストラップから外れると沈んで発見しにくいデメリットも。比較したなかには、浮き袋のようなエアがついた商品もありました。エアつきの商品が本当に浮かぶかどうかも検証しているので、気になる人はほかの商品もチェックしてみてくださいね。
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JOTO 防水ケースは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。取扱店舗によって値段が異なるので、お得に手に入れたい人は購入前に比較しましょう。
JOTO 防水ケースの販売ページでは、使用前に防水試験を実施するよう呼びかけています。防水ケース内に紙・布などを入れてロックをし、約30分間水に沈めましょう。ケース内に水が侵入してきた場合には、購入店舗に問い合わせてください。
防水ケース使用後は、スマホを取り出すときに濡れないよう注意することも大切です。ケースの開け口が濡れた状態だと、スマホを取り出すとき水滴がつく可能性があります。防水ケースを拭いてから取り出すのがベストです。
最後にストラップが頑丈でなくしにくく、自撮りもしやすい仕様の商品をご紹介します。
ケースごと紛失を防ぎたい人は、YOSHのスマホ防水ケースがおすすめ。ストラップをしっかり固定できるフック型なので、ケースが外れてなくなるリスクを減らせます。長さ調整ができるので、自撮りもしやすいですよ。肝心の防水性も高く、手ぶらでの買い物に便利なカードケースもついています。
Hameeのフローティング防水ケースは、自撮りの機会が多い人におすすめです。ストラップを最長75cmまで伸ばせるため、首に掛けたまま自撮りできます。ケースを固定するカラビナにロックがあるのも心強いでしょう。防水性も高く、波が激しい海などにもぴったり。豊富なカラーも魅力です。
素材 | TPU |
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入数 | 2個 |
防水性能 | IPX8 |
対応端末 | スマートフォン(最大9.0インチ) |
対応モデル | iPhone、GALAXY、Xperiaなど |
幅 | 12.5cm |
奥行 | 1.5cm |
高さ | 22cm |
開き口のロック構造 | ロックレバー型 |
ストラップ全長 | 59cm |
ストラップの最短の長さ | 43cm |
ストラップの幅 | 1.3cm |
開き口のマチ幅 | 5.0cm |
ストラップの長さ調節可能 | |
ストラップの先端 | フック式 |
対応する生体認証 | 顔 |
濡れた状態で顔認証可能 | |
ストラップ付き | |
エアポケットあり | |
水に浮く(スマホを入れた状態) | |
透明度 | 93% |
キャラクターモデル | |
特徴 | 不明 |
YOSH スマホ防水ケース JPTW402をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
素材 | ABS、PVC、ナイロン、アルミニウム、スチール |
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入数 | 1個 |
防水性能 | IP68 |
対応端末 | スマートフォン |
対応モデル | iPhone、Androidなど |
幅 | 約115mm |
奥行 | 約17mm |
高さ | 約230mm |
開き口のロック構造 | ロックレバー型 |
ストラップ全長 | 75cm |
ストラップの最短の長さ | 43cm |
ストラップの幅 | 1cm |
開き口のマチ幅 | 5.5cm |
ストラップの長さ調節可能 | |
ストラップの先端 | フック式(カラビナ) |
対応する生体認証 | 顔 |
濡れた状態で顔認証可能 | |
ストラップ付き | |
エアポケットあり | |
水に浮く(スマホを入れた状態) | |
透明度 | 93% |
キャラクターモデル | |
特徴 |
Hamee DIVAID フローティング防水ケースをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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