ウサギのかわいらしいイラストとロゴマークの焼き目がつくホットサンドメーカー、DOD うさサンドメーカー。「具材が多めでもしっかりと焼ける」と評判です。しかし、「圧着が弱い」「焼き目がつきづらい」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、DOD うさサンドメーカーを含むホットサンドメーカー全37商品を実際に使って、おいしさ・焼きあがりのクオリティ・ホットサンドの熱ムラ・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
DOD うさサンドメーカーは、サクサクとした食べ応えのあるホットサンドを作れました。実際に作ったホットサンドを試食したモニターからは、「噛んだ時にサクっとしていて、おいしい」という声が上がりました。比較したほかの商品にはしっとりした食感に仕上がったものもあったなか、こんがりと焼けたパンの香ばしさを楽しめます。
それでいて水分が飛びすぎず、モニターからは「ふんわり感も残っている」との声が複数聞かれました。中の具材にもしっかりと火が通っています。比較した商品には玉ねぎが生焼けのものもありましたが、きちんと加熱されて甘い風味まで感じられました。チーズも伸びるほど、とろとろに溶けますよ。
「圧着が弱い」との口コミに反し、フチはしっかりと圧着されていました。比較したほかの商品のように包丁を入れても具材が飛び出さないため、子どもでも食べやすいでしょう。焼き目もこんがりときれいにつき、口コミの「焼き目がつきづらい」という指摘も払拭しました。
直火式タイプで予熱が必要なく、調理の手間が少ないのもメリットです。電気式タイプのようにほったらかし調理はできないものの、弱火で片面2分ずつで焼けるので調理はスピーディ。上下プレートが分離できるため、手入れもスムーズにできるでしょう。
しかし、熱ムラはかなり大きめです。上位商品はカレーサンドの中身の温度差が5℃以下に抑えられていたなか、中心部と外側で17℃もの温度差がありました。チーズサンドも場所によって約52℃もの温度差があり、均一に熱が入っているとはいえません。火が当たる箇所をこまめに調節する必要があるでしょう。
値段は執筆時点で税込3,300円(公式サイト参照)とお手頃ながら、おいしくて見た目もきれいなホットサンドを作れます。使い勝手もよく、はじめてのホットサンドメーカーにもぴったりですよ。ただし、うまく焼かないと食べる部分によって温度が違うと感じる場合も。テクニックいらずできれいに焼ける、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそもホットサンドメーカーとは、パンに具材を挟んで焼くだけで気軽に軽食が作れるアイテムのこと。最近では、ホットサンドだけでなく、肉まんやハンバーグなどを焼き、普段と違う食感を楽しむ使い方も話題です。
今回紹介するDODうさサンドメーカーは、アウトドアをワクワクさせるユニークな商品を提供するキャンプ用品ブランド、DODより2023年3月に発売された商品。食パンに好きな具材を挟んで焼くだけで、外はカリッと、中はホクホクなホットサンドを作れると謳っています。
DODのロゴが焼印で入るのも魅力のひとつ。子ども受けもいい、かわいいうさぎの焼き目です。ワクワクした気持ちで、焼き上がるまでの時間も楽しめるでしょう。
直接コンロや火で調理をする直火式で、ハロゲンヒーター・シーズヒーター・ラジエントヒーターなどに幅広く対応しています。自宅やキャンプ、花見など様々なシーンで活躍しますよ。
メーカーが推奨するパンの厚さは、一般的な6枚切りと8枚切り。パンのフチを圧着させて耳まで焼けるタイプのため、パンの耳を切る手間がかかりません。プレートには食材の張りつきを防ぐ、フッ素樹脂塗膜加工もなされています。
上下のプレートは完全に分離できるため、片側のみでミニフライパンとしても使用できます。カラーはブラックのみで、長く飽きの来ないシンプルなデザインです。
サイズは幅37.5×奥行16×高さ3.6cmで、重量は付属品も含めて0.765kg。パンが耳ごと入るゆとりがあるサイズながら、軽量なのでアウトドアでの持ち運びにも便利でしょう。
今回は、DOD うさサンドメーカーを含むホットサンドメーカー全37商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、おいしさの検証です。
コンテンツ制作チームの5人がモニターとなり、取扱説明書に従って作ったホットサンドを試食。食感や中の具材に火が通っているかなどをチェックしました。なお、材料は以下のものを使用しています。
<材料>
実際に試食すると、表面のサクっとした食感と、こんがりと焼けたパンの香ばしさを楽しめました。比較したほかの商品にはしっとり感が強めなものもあったなか、モニターから「サクサクしていて、しっかりプレスされている」と好評です。
それでいて水分が飛びすぎず、ふんわり感も残っています。一部のモニターからは「パリッと感が足りない」「カリカリ感が強すぎる」といった声があったものの、直火式なので焼き加減を調整すればOK。使ううちにベストな焼き加減が見つかるでしょう。
具材の火の通り具合も十分です。比較したほかの商品には具材が生っぽいものもありましたが、チーズはしっかり溶けてかなり伸びたうえ、玉ねぎの甘い風味も感じられました。
<おいしさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、焼き上がりのクオリティ・ホットサンドの熱ムラの検証です。
実際に作ったホットサンドを半分に切り、焼き上がりのクオリティをチェック。また、以下の方法でホットサンドの外側と中央の温度を測定し、熱ムラがないか確認しました。
<計測方法>
焼き上がりのクオリティは高評価を獲得。パンの外側が圧着され、こんがりと固めに焼けているので、包丁を入れてもパンが剥がれません。「圧着が弱い」という口コミは払拭したといえるでしょう。
具材がはみ出さないのもメリット。比較したなかでは、フチを圧着できるタイプの商品のほうが具材が飛び出しにくい傾向がありました。本商品もフチまで圧着できるため、食べている最中にこぼれにくく、子どもの朝食にもぴったりです。
一部白い部分もありますが、焼き色も全体的にきれいなきつね色。「焼き目がつきづらい」という口コミほど、焼きムラは目立ちません。比較したなかには焼き色が薄い商品もありましたが、こちらは画像を見てもかわいらしいウサギの焼印を確認できます。
続いて、チーズサンド・カレーサンドの2種類で表面や中身の加熱ムラをチェックしました。
その結果、とくにチーズサンドの加熱ムラが目立ちました。表面温度は場所によって約52℃もの差が。カレーサンドも中身と外側で約17℃の温度差があり、均一に焼けているとはいえません。
比較したほかの商品も、カレーサンドよりチーズサンドのほうが温度差が出やすい傾向があったものの、なかには10℃程度に抑えられたものも。食べる場所によってはぬるく感じる場合があるため、全体に火が当たるように調整しながら焼きましょう。
最後は、使いやすさの検証です。
忙しい朝に使うことも多いホットサンドメーカーは、使いやすさも大切です。そこで、調理のしやすさやお手入れのしやすさをチェックしました。
直火式タイプで予熱が必要なく、調理の手間が少ないのがメリット。比較した電気式タイプのようにほったらかし調理はできないものの、検証では弱火で片面2分ずつで焼けました。短時間で調理したい人にぴったりですよ。
丸洗いできるので手入れも簡単です。比較した同じ直火式の商品には、上下プレートが固定されいているものもありましたが、本品は分解して丸洗いが可能。汚れが残りにくく、衛生的に使い続けられるでしょう。
ホットサンドメーカーは、ホットサンドを作る以外にも活用方法が豊富です。DODの公式サイトには、肉まんやたまご蒸しパンを挟んで焼くアレンジ方法が掲載されていました。今回はそのなかのひとつである、はんぺんを使ったアレンジレシピをご紹介します!
最後に、熱ムラが少なくおいしく焼けるホットサンドメーカーをご紹介します。
外はサクッと中はふわふわに焼きあがる、BRUNOのホットサンドメーカー シングルをチェック。焼きあがりの熱ムラはほぼなく、見た目も美しく仕上がりました。電気式でほったらかし調理ができるうえ、プレートの丸洗いも可能。使い勝手にも優れた満足度の高い一台です。
直火タイプで選ぶなら、岩谷産業のカセットこんろ専用ホットサンドグリルが便利。しっかりと具材に火が通り、外サクッ中ふわっの食感も楽しめました。パンの耳を圧着する仕様ではないものの、表面の焼き色はきれいなきつね色です。ECサイトで1,000円台(※執筆時点)と安いのもうれしいですね。
重量 | 1.3kg |
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熱源 | 電気 |
消費電力 | 550W |
プレート加工 | フッ素樹脂加工 |
圧着タイプ | |
材質 | 本体:フェノール樹脂/スチール、プレート:アルミニウム合金(内面フッ素樹脂塗装) |
推奨するパンの厚み | 8枚切り、10枚切り、12枚切り |
焼ける枚数 | 1枚 |
仕切り | |
付属プレート | 不明 |
パン耳の切り落とし | 切り落とし不要 |
焼き目の柄 | 格子柄 |
コード長 | 1.1m |
上下プレートの分離 | 不明 |
プレートの取り外し可能 | |
食感 | しっとり、サクサク |
特徴 | おしゃれ |
BRUNO ホット サンド メーカー シングル BOE043をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
熱源 | 直火 |
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圧着タイプ | |
プレートの取り外し可能 |
良い
気になる
幅 | 14.1cm |
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奥行 | 35.4cm |
高さ | 5cm |
重量 | 0.6kg |
消費電力 | |
プレート加工 | フッ素樹脂加工 |
推奨するパンの厚み | 8枚切り、10枚切り |
焼ける枚数 | 1枚 |
仕切り | |
付属プレート | なし |
パン耳の切り落とし | 切り落とし不要 |
焼き目の柄 | 斜め模様 |
コード長 | |
ロックの段階 | |
特徴 |
イワタニ カセットこんろ専用ホットサンドグリル CB-P-HSGをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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