釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
オリムピック 19 リモート GORMS-1003MHは、ブリ級の大物をターゲットにしたい人におすすめです。どれくらいの重さまで耐えられるか試した結果、17kgのおもりを付けても動かせました。比較した商品の平均が14.2kg(※執筆時点)だったことをふまえると、力強さは歴然です。3ピースながらロッドの曲がり方にはしっかり粘りを感じます。
ロッドの硬さがほどよく、リズミカルにしゃくれるのも魅力。リアグリップを脇で保持しやすいうえに、リールシートの位置が竿尻から遠いため、脇に挟むワンピッチジャークでも余裕をもってしゃくれますよ。
一方、ペンデュラムキャストでの飛距離は伸び悩みました。大型ガイドでラインの抜けはよいものの、60gのメタルジグで平均89mしか飛ばず。比較した商品には100mを超えたものもあり、「飛距離が物足りない」との口コミにもうなずけます。
リアグリップの太さや長さ、ロッドの根元付近の硬さにより、しっかりと曲げてキャストするには体力がいる印象です。比較した商品の大半が250g前後なのに対し、重量も332gと重め。ロッドが軽めの商品に比べると、初心者や力が弱めの人には扱いづらいでしょう。
とはいえ、パワーとしゃくりやすさともにトップクラスの実力。3ピース設計でコンパクトに持ち運べる点も見逃せません。大物を狙いたい人は、ぜひチェックしてみてください。
そもそもショアジギングロッドとは、10kg超の大型ブリなど、陸からの釣りとしては、最大級の大きさ・引きの強さを持つ魚を狙うためのロッド。シーバスロッドなどのルアーロッドに比べ、太く・硬く・長いなど強靭な設計が特徴です。
オリムピック 19 リモート GORMS-1003MHもそのひとつ。飛距離・パワー・操作性・軽量感に徹底的なこだわりを持って仕上げられています。ロッドの全長は10フィートと、堤防・磯などいろんな場所に対応できる長さです。
販売しているのは、独自開発のカーボンロッドで広く知られる釣り竿メーカー、オリムピックです。
硬さはミディアムヘビーで、80~120gのルアーウエイトに対応。最大4号までのPEラインに適合しています。
粘りがありブレのない竿に仕上げるため、低樹脂タイプの低・中弾性素材をメイン材料に使用。バット部には曲げ・捻れ・圧縮に強さを発揮する、クワトログラファイトクロスXXを採用しています。
特許を取得したG-MAPS製法により、捻れ剛性を高めているのもポイントです。極薄のカーボンシートを使用し、多層構造や従来とは違う繊維角度の配し方を取り入れています。
大物を釣り上げるには、飛距離が伸びて強い引きにも対応できるパワーを備えていることが重要。そこでまずは飛距離・パワーの検証を行いました。
その結果、パワーは比較した商品のなかでもトップクラスの実力を発揮。飛距離はそこまで伸びなかったものの、大型魚とのファイトにも耐えられるでしょう。
飛距離は、ルアーキャスティング経験が20年以上のモニターがキャストした6回の平均値で評価しました。なお、4000番のリールとPEライン2号を使用し、投げ方はペンデュラムキャストに統一しています。
その結果、60gのメタルジグで平均89mを記録しました。比較した商品には、100mを超えるものもあることをふまえると、口コミの指摘どおり飛距離はあまり伸びないといえます。
パワーの検証では、ショアジギングロッドを水平状態から90度方向に立てて、8m先のおもりを20cm手前に動かせる限界の重さを計測しました。
その結果、最大17kgのおもりを動かし、トップクラスの実力を発揮。全体の平均が14.2kg(※記事執筆時)ということをふまえると、パワーは歴然です。メーカーが明記するスペックの最大ルアー荷重120gだけでは、計れない力強さを感じました。
3ピースながら2ピースと変わらないロッドの曲がり方で、違和感はありません。粘り強さも感じられるので、ブリ級の大物をターゲットとする、パワフルなロッドがほしい人におすすめです。
続いて、投げやすさ・しゃくりやすさを検証しました。
投げやすさの検証では、大型ガイド搭載でラインの抜けが非常によい点が評価につながりました。
ただし、リアグリップが太く、全長74cmと長さもあります。ロッドの根元付近は硬めの仕上がりのため、しっかりと曲げてキャストするには体力がいる印象。使いづらいほどではありませんが、比較した商品の多くが200g台なのに対し、重量も332gと重めでした。
ロッドが重たいと初心者や力が弱い人には扱いにくいので、大物釣りに挑戦したい中級~上級者向けといえます。
しゃくりやすさは、比較した商品のなかでもトップクラスの高評価です。リアグリップは脇で保持しやすく安定させられ、リールシートの位置が竿尻から遠いため窮屈さを感じません。
ロッドが硬すぎず柔らかすぎず、ティップ(竿の先端部)の反動でリズミカルにしゃくれるのも魅力。比較した商品にはロッド全体の反発力が少なく、しゃくりにくいものもあるなか、メタルジグをしっかり動かせて魚を誘いやすいでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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オリムピック 19 リモート GORMS-1003MHは、オリムピック特約小売店のほか、Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。価格は税込47,300円(記事執筆時・公式サイト参照)です。
GORMSシリーズには、長さの異なるタイプもあります。ぜひ、あわせてチェックしてみてください。
執筆時点の公式サイトの価格です。
最後に、簡単に遠くまで投げられる商品をご紹介します。
飛距離を重視する人には、メジャークラフト クロスライド 5Gがおすすめです。60gのメタルジグで平均105mと、飛距離はトップクラス。バネのような復元力で込めた力が増幅され、簡単に遠くまで投げられます。ロッドが軽く重心が手元に近いため、軽快な操作感でしゃくれますよ。
投げやすさとパワーを両立した、シマノ コルトスナイパー SSもチェックしてみてください。15kgのおもりを動かせるほどのパワーがありながら、平均95mと遠くまで投げられました。セパレートタイプのグリップで、投げるときに左右の手を入れ替えやすいのもポイントです。
全長 | 9.6ft |
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重量 | 211g(実測値) |
硬さ | MH |
グリップエンドの形状 | テーパード型 |
耐えられた重さ | 7kg(実測値) |
仕舞寸法 | 149.5cm |
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適合PEライン号数 | 1〜3号 |
継数 | 2本 |
ガイド数 | 8個 |
振り幅(反発力) | 65cm(実測値) |
クロスライド5G XR5-962MHをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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