リーズナブルな価格ながら、アタッチメントが充実していると評判のIRIS OYAMA(アイリスオーヤマ) ハンドブレンダー HBL-200S。しかし、ネット上には「重くて使いにくい」「ホイップクリームを作るのに時間がかかる」といった口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、アイリスオーヤマ ハンドブレンダーを含むハンドブレンダー12商品を実際に試飲して、ブレンダー使用時の仕上がり・チョッパー使用時の仕上がり・氷の仕上がり・泡立ちのスピード・使いやすさ・静音性・手入れのしやすさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
アイリスオーヤマ ハンドブレンダーは、みじん切りやスムージー作りをメインに使いたい人におすすめです。
スムージーはえぐみや繊維質がほとんど感じられず、料理研究家の風間さんもおいしいと高評価。チョッパーを使ったみじん切りも、お手本のようにきれいな仕上がりでした。氷の粉砕はできず、ホイップの速さも比較した上位商品には及びませんが、ドリンクや普段のご飯作りには幅広く活躍しますよ。
ただし、安全上2つのスイッチを同時に押さなければ動作しません。重さもある分、長く持ち続けると手が疲れやすいのは惜しい点でした。付属の保存用カバーが滑り止めを兼ねていて、本体の軸も安定していますが、短時間で仕上がる料理に使うのがよいでしょう。
販売価格は執筆時点で税込4,980円(公式サイト参照)と、今回比較したなかではリーズナブル。動作音はそれほどうるさくなく、手入れもスポンジで隅々まで洗えます。カラー展開も豊富なので、ブレンダーデビューにもうってつけですよ。
今回紹介するアイリスオーヤマのHBL-200Sは、1台4役の多機能ブレンダー。つぶす・きざむ・まぜる・泡立てるの機能があり、チョッパーや泡立て器としても使えます。
刃の回転スピードは無段階で調節可能です。上部のレバーをスライドさせれば、動作中でも簡単にスピードを切り替えられます。
ハンドブレンダーに似た調理家電として、フードプロセッサー・ミキサー・ジューサーがあります。ここでは、各アイテムの違いを解説します。
フードプロセッサーは、食材の形を残しつつ細かく刻めるアイテム。ミンチや玉ねぎのみじん切りなど、主に料理の下ごしらえで活躍します。
ミキサー・ハンドブレンダーは、食材の形がなくなるまでつぶして混ぜるのが得意。スムージーやポタージュ作りに便利で、ハンドブレンダーは1~2人分、ミキサーは3人分以上の大容量に向いています。
ジューサーは、その名のとおりジュース作りに適したアイテムです。野菜や果物の水分のみを抽出できるので、さらさらとした口当たりに仕上げることができます。
アタッチメントは、専用ホルダーでまとめて収納できます。それぞれの用途は、以下のとおりです。
アタッチメントを外すときは、ボタンを押すだけ。カップ・チョッパー用ボウルには目盛りがついていて、計量カップ不要でそのまま調理ができます。
本体カラーはホワイト・ピンク・グリーン・アイボリーの4色展開です。調理したものをそのまま冷蔵保存できる付属のカバーも、本体カラーと同色。逆向きにしてカップの下に引けば、滑り止めとしても使えます。
今回はアイリスオーヤマ ハンドブレンダーを含むハンドブレンダー全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:ブレンダー使用時の仕上がり
検証②:チョッパー使用時の仕上がり
検証③:氷の仕上がり
検証④:泡立ちのスピード
検証⑤:使いやすさ
検証⑥:静音性
検証⑦:手入れのしやすさ
まずは、ブレンダー使用時の仕上がりを検証します。
料理研究家の風間章子さんにご協力いただき、各商品で作ったグリーンスムージーを試食・評価しました。食材はりんご・バナナ・小松菜を使用しています。
スムージーは、料理研究家の風間さんも絶賛の仕上がりでした。
繊維質まで細かく撹拌できており、口当たりはなめらか。さらさらと飲みやすい食感なので、ドロッと感が苦手な人におすすめです。
食材のえぐみも、ほとんど感じられませんでした。野菜が苦手な人でも抵抗感の少ない味わいです。子どもから大人まで、家族みんなで楽しめるスムージーが作れますよ。
続いて、チョッパー使用時の仕上がりを検証します。
チョッパーのアタッチメントで玉ねぎ1個をみじん切りし、粒が均一になっているか・べちゃっとした仕上がりになっていないかの2点をチェックしました。
実際にチョッパーを使った結果、玉ねぎのみじん切りも均一になりました。水分が出てべちゃっとすることもなく、お手本のような仕上がりです。
刃と本体がやや噛み合わせにくいとの意見もありましたが、ほかの商品と比較しても、仕上がりはトップクラスのきれいさですよ。
次に、氷の仕上がりの検証です。
チョッパーのアタッチメントで氷を砕き、粒が均一に砕けているか・大きな塊が残っていないかの2点をチェックしました。
氷の粉砕はできない商品でした。固い食材だけでなく、粘り気のあるもの・水分の少ない野菜類にも使用できません。故障の原因となるので、説明書を事前にご確認ください。
次に、泡立ちのスピードを検証します。
ホイッパーアタッチメントで生クリーム200mLを泡立て、7分立ちになるまでのスピードが速いものを高く評価しました。
生クリームが7分立ちになるまでのスピードは、3分26秒とやや遅めでした。今回検証したなかには1分後半〜2分で仕上がる商品もあり、それほど速いとはいえません。
スイッチが硬く、数分間押し続けていると指が疲れてしまうのも惜しい点です。スピード調整ができるので、早めに速度を上げるとよいでしょう。
続けて、使いやすさの検証です。
料理研究家の風間さんにスムージーを作っていただき、以下のポイントに注目して使いやすいかどうかを評価しました。
料理研究家の風間さんからは、長時間持つと手が疲れそうと指摘されました。本体が太くどっしりとしていて、持ち上げると重量感があります。
稼働させるには、2つのボタンの同時押しもしなければなりません。スイッチが硬く押す力も必要となるため、あまり時間をかける調理に向かないでしょう。
一方で、安定感のある使い心地は高評価でした。刃の回転や接続部のグラつきなど、心許ない部分はあるものの、本体の太さによって軸が安定しています。
滑り止めとしても使えるカバーも同梱していて、使い勝手はよいですよ。
次に、静音性を検証します。
ブレンダーアタッチメントを装着し、無抵抗の状態で電源ボタンを押して作動音を計測しました。なお、速度調節機能があるものはMAXスピードにダイヤルを合わせています。
MAXスピードの作動音は67dBと平均並みでした。今回検証したほとんどの商品が67dB前後だったたので、特別うるさくは感じないでしょう。
最後に、手入れのしやすさを検証します。
実際に使用したブレンダーを洗い、パーツは簡単に取り外せるか・隅々まで洗いやすいかの2点をチェックしました。
手入れのしやすさは、まずまずの評価です。水を溜めたボウルのなかで回転させたあと、洗剤で洗えばきれいになります。アタッチメントは、ボタン1つで簡単に取り外せました。
安全面から刃の取り外しはできませんが、2枚刃なので洗いにくさは感じません。4枚刃のように奥まで洗えないということはなく、スポンジを使えばしっかりと汚れを落とせますよ。
アイリスオーヤマのハンドブレンダーは重さやスイッチの硬さが気になったので、最後に使いやすいと好評だった商品をご紹介します。
パナソニックのMX-S302-Wは、ボタンが突出していて押しやすいのが特徴。グリップも滑りにくく、あまり手に負担がかかりません。スムージーやみじん切りの仕上がりもきれいで、専門家からも高評価でした。ホイップ作りもスピーディにできて、さまざまな料理で活躍するでしょう。
DECOSのハンドブレンダーは、氷まで砕けるパワフルな商品です。玉ねぎのみじん切りも均一で、とくにチョッパー機能が優秀でした。グリップにくびれがあり、安定して持てるのもポイント。刃とガードの間に広く隙間があるので、汚れもしっかり洗えます。
こせたスムージーの割合 | 89.4% |
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アタッチメント | ブレンダー、チョッパー、ホイッパー |
重量 | 909g |
定格時間(ブレンダー使用時) | 1分 |
良い
気になる
幅 | 6.4cm |
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奥行 | 7.1cm |
高さ | 41.0cm |
グリップ形状 | くびれ形 |
食洗機対応 | |
ブレンダーでの氷・冷凍食材の使用可能 | |
電源コードの長さ | 1.3m |
速度調節機能 | |
ブレンダー刃の取り外し |
パナソニック ハンドブレンダー MX-S302-Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 5.5cm |
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奥行 | 6.5cm |
アタッチメント | ブレンダー、チョッパー、ホイッパー |
機能 | つぶす、混ぜる、刻む、泡立てる、砕く |
高さ | 37.6cm |
重量 | 0.57kg |
本体素材 | 金属、ガラス |
グリップ素材 | プラスチック |
グリップ形状 | フラット形 |
スイッチ | 押し込みタイプ |
ブレンダーボトル容量 | 500mL |
チョッパー使用容量 | 300mL(目安) |
電源 | AC100V |
連続稼働時間 | 1分 |
消費電力 | 200W |
ガードの深さ | 深い |
回転数(ブレンダー使用時) | ノーマル:1180~14500回/ターボ:1300~16300回 |
食洗機対応 | |
氷の使用 | |
稼動音(実測値) | 63.7dB |
定格時間(ブレンダー使用時) | 1分 |
調理できない食材(ブレンダー使用時) | 氷の粉砕、山芋・パン生地などの粘り気の強い食材、かつおぶし・乾燥大豆などの特別固い食材 |
ブレンダーでの氷・冷凍食材の使用可能 | |
耐熱温度(ブレンダー使用時) | 不明 |
電源コードの長さ | 1.5m |
静音設計 | |
速度調節機能 | |
安全装置 | |
収納スタンド付き | |
レシピブック付き | |
コードレス | |
ブレンダー刃の取り外し | |
付属品 | スパチュラ、レシピブック、ブレンダーカップ |
特徴 | 不明 |
DECOS ハンドブレンダーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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