ボンビアルコン ウッドワンサークルキャット ワイドドアをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

ゲージ内は広めに設計されており、出入り口の扉も幅52×高さ52cmとゆとりがあります。また扉下の柵も低めなため、トイレを高く持ち上げなくとも取り出せました。

下のトレーに溝がなく、猫砂やホコリが入る心配がないのもうれしいポイントです。モニターからは、「トイレを引きずりながら取り出せて楽ちん」「片手でもトイレを出せる」との声も。

さらに、本体上部・側面の一部に木枠がついているのも好印象です。ゲージ自体に持ち手はありませんが、木の部分を掴めば本体を引っ張って移動できます。

比較したほかの商品には扉を開く段階からスムーズにいかないものもありましたが、本品は扉のロック解除からトイレの出し入れ・掃除まで大きなストレスは感じませんでした。

ただし真ん中辺りにある三角形の棚板が入り口からやや遠く、手を伸ばして取り外す必要があるのは気になるところ。手触りもフカフカしており、ゴミは手で集める必要があります。

三角形の棚板・ハンモックは位置の調節が可能なため、入口に近い場所に設置するなど工夫するとよいでしょう。

接続パーチなどの素材は主にプラスチック製ですが、上部・側面の一部は、太い木製のフレームで補強がされています。

扉のロックはスライド式なうえに頑丈なため、猫が勝手に開けてしまう心配が少ないのも利点です。比較したほかの商品には耐久性がいまひとつなものもあったなか、本品はつくりに安定感があるといえます。

ただし、棚板の耐荷重は6kgとまずまず。多くの商品が8kgであったことをふまえると、やや物足りない印象です。さらに、線材の間隔が2cm以上と広いのも気になります。子猫に使用する場合は、ケージの外へ顔を出さないよう注意が必要です。

ただし棚板は裏からしっかりと留められているため、落ちる可能性は低いといえます。実際に使ううえで、安全面に大きな問題はありません。

説明書には、イラスト・文章で詳しく手順が記載されています。

比較したほかの商品には、完成後にパーツが余って不安を感じたものもあったなか、本品の説明書にはパーツ数や接続箇所にわかりやすく印が打たれていました。

しかし、組み立てにはプラスドライバーが必要です。さらに細かなジョイント接続が多く、完成までにやや手間がかかりました。

ただし難しい工程はないため、説明書を見ながら作業すれば迷うことなく組み立てられます。