オバジC 酵素洗顔パウダーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、毛穴汚れ落ちの検証です。

毛穴が気になる女性モニター5人が3日間連続で毛穴洗顔料を使用し、肌診断器で顔のカラー写真・UV写真を撮影して、目立つ毛穴の数を測定しスコア化。使用前後でどれだけスコアが変化したかで評価しました。なお、スコアは目立つ毛穴の数が多いほど低く算出されます。

毛穴の汚れ落ちは上々です。モニターのスコアは平均8.2を記録し、高評価の基準値である3を優に超えました。

比較した商品にはスコアがマイナスになり、目立つ毛穴の数が減らなかったものもありましたが、こちらは非常に高い62というスコアが出たモニターもいます。「毛穴の黒ずみ・角栓詰まり・ザラつきをしっかり取り除く」という謳い文句にも納得です。毛穴汚れが気になる人にうってつけですよ。

＜個人の結果＞

• -27
• 5
• 1
• 0
• 62

＜モニターの平均値＞

• 8.2

続いて、皮脂の汚れ落ちの検証です。スライドガラスに塗った人工皮脂に泡立てネットで泡立てた洗顔料をのせ、30秒間なじませてから37℃のぬるま湯で1分間洗い落とします。そのあとスライドガラスの重さを精密計で測定して洗浄前の重さと比較。質量の変化の大きいものほど高評価としています。

すると、落とせた人工皮脂は平均0.01gで高評価の基準値0.04gに届かず。メインの洗浄成分は洗浄力がマイルドなアミノ酸系を使用していることもあり、皮脂の汚れ落ちにはあまり期待できません。

人気の「ファンケル ディープクリア洗顔パウダー」をはじめ、比較したなかでパウダータイプは皮脂汚れを落としにくい傾向がありました。同じくパウダータイプの本品も皮脂によるベタつきが気になる人には不向きです。毛穴汚れの元になる余分な皮脂を落とす効果はあまり期待できないため、ほかの洗顔料と併用するとよいでしょう。

次は、使用感の検証です。

女性モニター5人が普段の洗顔の代わりに使用。洗い上がりの突っ張りにくさ・毛穴のスッキリ感・泡立ちのよさ・香りの観点から評価しました。

最後は、肌へのやさしさ（成分評価）の検証です。理系美容家のかおりさんが成分表示を確認したところ、メインの洗浄成分は洗浄力が穏やかなアミノ酸系を使用していました。保湿成分としてソルビトールも配合。比較したなかには肌質を選ぶ商品もありましたが、こちらは敏感肌でも使いやすい成分構成といえます。

理系美容家は、タンパク質分解酵素のプロテアーゼや脂質分解酵素のリパーゼの配合にも着目。「毛穴汚れにアプローチする効果も期待できる」とコメントしました。酵素成分は敏感肌にとって刺激となる可能性がありますが、週1～2回のスペシャルケア用としてならそこまで気にならないでしょう。