IKEA SPANTAD スパンタドをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

圧縮直後の厚みは32.7mmと、もとの布団の半分程度の圧縮にとどまりました。比較したなかには約20mm程度まで圧縮できた商品もあったため、薄さとしてはまずまずです。

とはいえ、袋自体が67×100mmという小さめサイズのためか、コンパクトにまとまっています。押し入れほどの広いスペースがなくても、クローゼットやベット下など狭い場所にも収納しやすいでしょう。

圧縮してから10日後の厚みは34.3mmとなり、増加したのはわずか1.6mm。「数日で膨らんできてしまう」という口コミに反し、圧縮直後の状態を長くキープできました。

本商品の圧縮方法はバルブに掃除機をはめ込むバルブ式。今回の比較では専用ポンプ式や手押し式に比べ、圧縮力の持続性が高い傾向がありました。ファスナーがしっかり噛み合っていれば、収納内で膨らんでしまう心配を減らせますよ。

スライダーは珍しいT字型の形状で、表面がツルツルして滑りやすいのがネック。比較した商品には袋とスライダーが一体型のタイプや、指に沿った形状のものもありました。本品は無色ですが、ファスナーは色つきでしっかり噛み合うものだと密閉性も高まりますよ。

袋のサイズを考慮すると、子ども・ペット用の小さめの布団や、かさばる衣類の収納に使うのがよさそうです。ボリュームのある布団の収納には、同シリーズの大きめサイズ（100×130mm）を利用することも検討してみてください。

空気の抜きやすさは、比較したなかでトップクラスの評価を獲得しました。バルブに掃除機の吸引口がしっかりはまり、ズレにくさが優秀です。とくにスティック型や海外製の掃除機はぴったりで、布団の形がかなり変形するほど簡単に圧縮できました。

本商品のようなバルブ式は、掃除機をバルブに合わせるだけと手間がかからないうえ、ほとんどの商品で吸引速度が速く空気の漏れにくさも優秀です。圧縮力や持続性も高い傾向にあるため、まずはバルブ式を選ぶのがよいでしょう。