SupBox スーツケース XLX-003を検証レビュー！機内持ち込みスーツケースの選び方も紹介

SupBoxの「スーツケース XLX-003」は、とにかく安く手に入れたいならよいものの、操作性がいまひとつ。手元にずっしりとした重さを感じ、思ったように動かせないのがネックです。モニターからは「平坦な道も四輪走行は難しい」との声が。走行音が平均約40.7dBに抑えられていたのは魅力ですが、二輪走行でなければうまく進めない可能性があります。

耐水性の低さもネック。5秒間シャワーを当てると、キャリーバーから内部に浸水しました。雨が降ってきたら早めに屋内への移動が必要です。また、無理なく持ち上げられる重さで階段の上り下りは比較的容易にできたものの、一部から「体感的に重く感じた」との声が。長時間抱えて歩くのは大変かもしれません。

本体が2.7kgと軽く、重量制限までたっぷり荷物を詰め込めるのは利点。観音開きにしたとき、片面はファスナー収納・もう一方はゴム製のベルト収納なので、かさばるものも入れやすいでしょう。フロントオープンはできず、立てたまま荷物を出し入れするのは難しいものの、観音開きできれば問題なく使えます。

1万円以下ながらドリンクホルダーやUSBポートと便利な機能が多いのも魅力。旅行や推し活遠征に活躍しそうですが、TSロックはついてないので留意が必要です。本体はポリカーボネートとABS樹脂製で、耐久性もある程度期待できます。長距離移動はしにくいものの、機能性や低価格を重視するなら候補になるでしょう。