1.5mmの極細ペン先を採用したiPad用タッチペン、HATOKU タッチペン ID732。インターネット上では「書きやすく使いやすい」「鉛筆みたいに使える」と評判です。一方で、「たまに反応が悪い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のiPad用タッチペンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、iPad用タッチペン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
HATOKU タッチペン ID732は、簡単なイラストまで楽しめる、低価格で高性能なものがほしい人におすすめです。自動筆記マシーンを使ってタブレットに20回タッチしたところ、「たまに反応が悪い」との口コミに反してすべてを検知。一部の商品は平均11~12回しか反応しなかったのに対し、非常に正確で動かすスピードや線の長さを問わず思いどおりに書けるでしょう。
実際に使用したモニターからも、「ペンの反応がよい」「長いストロークも短いタッチも思いどおり」などプラスの声が多数。書き心地もなめらかで、紙とボールペンを使っているかのようにスラスラ書き進められました。握り心地の満足度も高く、「Apple Pencilと遜色ない」との声もあがっています。
タブレットの側面にマグネットでくっつけられ、ペンを紛失しにくい点もメリット。付属のType-Cケーブルで充電でき、電池残量は3つのランプで確認できます。替え芯が3つ同梱されているので、長く使えるのもうれしいですね。
価格は2,000円以下(※2024年8月時点・ECサイト参照)と、高評価を獲得した商品のなかではかなりリーズナブル。ちょっとした絵も描ける高性能なタッチペンを、安く手に入れたいと考えているなら、ぜひ試してみてくださいね。
iPadをフル活用したいなら、iPad用タッチペンは欠かせないアイテムです。パソコンとペンタブをそろえるより安価で手軽。イラストを描くのはもちろん、アイデアを書き留めるためのメモとしても使えて便利です。PDFに直接書き込むこともでき、気軽に持ち運んでノート代わりとしても使えますよ。
今回ご紹介するタッチペン ID732は、環境に配慮した素材でデザインにこだわった製品を開発するHATOKUが手がける商品です。ペン先の種類は先が尖った鉛筆のような形状のスタイラス型で、2枚の高性能チップを搭載。「筆記がより安定し、高精度でタイムラグを感じない」と謳っています。
パームリジェクション機能もあり、画面に触れた手は認識せずペン先のみを検知する設計です。傾き角度によって線の太さを調節する、傾き検知機能も搭載。iPadの側面にくっつく磁気吸着機能もあるなど、快適に使いやすい工夫が施されています。
付属のUSB Type-Cケーブルで10分充電するだけで、10時間使える点も魅力のひとつ。電池残量は本体上部のLEDランプにより3段階で表示されるので、充電切れの心配も少ないでしょう。ペアリングは不要で、電源ボタンを押すだけで使い始められますよ。
高い耐久性を追求した1.5mmの極細ペン先が3つ付属しているのもうれしいポイント。なお、対応モデルは2018年以降のiPadです。お使いのiPadの型番は「設定>一般情報>モデル」からチェックできるので、使用可能か事前に確認しておきましょう。
カラー展開は豊富な全6色。検証で使用したホワイトのほか、オフホワイト・グリーン・ピンク・ブラック・ブルーも用意されています。好みに合わせて選んでください。
今回はHATOKU タッチペン ID732を含む、人気のiPad用タッチペンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のiPad用タッチペンを比較検証したところ、HATOKU タッチペン ID732には3つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
はじめに、反応のよさをチェックしました。自動筆記マシーンでタブレットに20回タッチする検証を3回行ったところ、すべてを検知しペンの反応は非常に正確。比較した多くの商品が同様の結果でしたが、なかには平均11~12回のみと反応精度がいまひとつなものもありました。
実際に使ったモニターからも好評で、10人中9人が「ペン先の反応に満足」と回答。「たまに反応が悪い」との口コミに反し、ゆっくりでも高速でも反応の遅れは見られません。直線・曲線ともに思ったように描け、「長いストロークでもブレにくい」などプラスの声が相次ぎました。
書き心地も良好で、モニター全員がなめさからに満足。滑りがよく、引っ掛かることなくサラサラ書き進められます。シャーペンやボールペンのような持ち心地で、握りやすさにも全員が高評価をつけました。なかには「Apple Pencilと遜色ない握り心地」と感じた人もおり、イラストにも文字にも使いやすい太さで疲れにくいでしょう。
<書き心地についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
使い勝手も非常に優秀です。マグネットでタブレットの側面にぴったりくっつき、ペンを紛失しにくいのもメリット。付属のtypeCケーブルで充電する必要はあるものの、バッテリー残量は3つのランプで表示されて便利です。ランプが1つしかない商品と並ぶと、充電のタイミングがわかりやすく電池切れの心配も少ないでしょう。
替え芯が3つ付属し、長く使える工夫も施されています。比較した半数近い商品には、交換用パーツなどは同梱されていませんでした。ワンタッチでペンと消しゴムを入れ替えるといったジェスチャー機能はほとんどの商品と同様にありませんが、日常で楽しむぶんには十分な使いやすさといえます。
イラスト向けの機能が搭載されているのも魅力です。比較したなかには傾けると反応が鈍くなる商品があったのに対し、本品はペン先の傾き加減で線幅を変えられる「傾き検知機能」を搭載しています。
網目のような細い線を描く場合にはペンを90度立てたり、極太線を描く場合はペンを寝かせたりと、目的に合わせた描き分けが可能です。「鉛筆みたいに使える」との口コミに違わず、簡単なイラストを描く際にも重宝するでしょう。
高性能ながら、価格は2,000円前後(※2024年8月時点・ECサイト参照)と比較的安価な点も見逃せません。なかには同じような性能を備えながら、5,000円以上する商品も一定数ありました。普段使いには十分な性能を備えたものを、リーズナブルに購入したい人には有力候補となるでしょう。
HATOKU タッチペン ID732にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
ペンにかかる圧力を検知して線の濃さや幅が変化する「筆圧検知機能」がないのは惜しいところ。対応していたApple Pencilの第1世代や第2世代と比べると、アナログで描いたイラストのような本格的な表現がしたい人には物足りないでしょう。
とはいえ、筆圧検知・傾き検知どちらの機能も備わっていない商品があった点を考えると、本品に傾き検知機能があるのはよい点。簡単な描写を楽しむ程度であれば性能もよくおすすめですよ。
ペンのタイプ | アクティブタイプ |
---|---|
ペン先の形 | スタイラス型 |
良い
気になる
直径 | 7.0mm |
---|---|
全長 | 166mm |
重量 | 14g |
筆圧検知機能 | |
傾き検知機能 | |
パームリジェクション機能 | |
ジェスチャー機能 | |
マグネット式 |
ここでは、HATOKU タッチペン ID732とは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
Apple Pencil 第2世代は、アナログで描いたような表現がしたい人にうってつけの1本です。筆圧検知・傾き検知の両機能を搭載し、本格的なイラスト制作を楽しめます。
ペン先のどのような動きにも正確に反応し、書き心地のよさもトップクラス。「誤差がなく、とても正確に書ける」「長時間使用していても疲れにくい」など、多くのモニターから好評でした。
タブレットの側面につけられるうえ、くっつけるだけで充電残量の表示と充電ができるのも便利な点。ただし古い世代のiPadでは使えないことが多いので、購入前にiPadの世代を必ず確認しておきましょう。本格的なイラスト制作を目指す人に選んでほしい一品です。
MixooのiPadペンシルは、使い勝手がよくコスパに優れたものがほしい人におすすめです。価格は約2,000円程度(※2024年8月時点・ECサイト参照)ながら、引っかかりやはみ出しがなく自然な書き味でした。モニターからも「違和感ないなめらかさ」などプラスの声が寄せられています。
反応精度も高く、ペンが反応せず文字が書けないことはほぼありませんでした。筆圧検知には非対応なので本格的なイラスト制作には向きませんが、傾き検知機能はありノートメインなら十分でしょう。急速充電も可能で、13分のチャージで9時間使えます。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。