コットン素材ながら微粒子を99%以上キャッチすると謳う洗えるマスク、分子ラボ 分子マスク。インターネット上では「フィット感のあるつけ心地」「摩擦が少ない」と評判ですが、「蒸れて息苦しい」「洗うとシワが気になる」などの意見もあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、分子ラボ 分子マスクを含む洗えるマスク全51商品を実際に用意して、つけ心地・耐久性・カット性能・速乾性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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すべての検証は
マイベストが行っています
目次
分子ラボ 分子マスクは、カット性能が高い洗えるマスクを探している人におすすめです。フィルターやすき間を通った疑似花粉の量を確認すると、80%もカット。比較したなかには30%ほどしかカットできず色濃く付着した商品もあったのに対し、謳い文句どおりのカット性能を発揮しました。鼻周りからは侵入がみられたので、しっかりフィットさせてくださいね。
評判どおりフィット感は良好です。着用したモニターからは、「顔の輪郭にフィットする」「調節は面倒だがすき間はできない」と好評でした。比較したなかには紐が食い込んで痛みを感じる商品もあったのに対し、耳への痛みもそれほど指摘されていません。会話中にズレることもありませんでした。
ただし、「少し呼吸しにくい」と口コミのように息苦しさは指摘されています。評判どおり摩擦は気にならなかったものの、「ザラッとしている」「チクッと感じる」などの声もあがりました。オーガニックコットンを使用していて肌にやさしいとする謳い文句とは、やや異なる使用感です。
耐久性もいまひとつでした。20回手洗いを繰り返すと繊維の毛羽立ちが生じる結果に。摩擦によって内側のフィルターの劣化も目立ちます。比較したポリエステル素材の商品のような耐久性はなく、口コミどおりシワが気になりやすいでしょう。推奨どおり手洗いして、定期的に交換しながら使ってくださいね。
乾きにくさも気になります。霧吹きをして20分おいてみると、乾いた割合は22.9%。比較した全商品の平均値の44.5%(※執筆時点)を下回りました。比較したなかではウレタン素材の商品が乾きやすい傾向があり、本品のような綿素材の乾きはいまひとつ。着用中に蒸れが気になる可能性がありそうです。
謳い文句どおりのカット性能が魅力の本品。肌あたりの違和感や呼吸のしにくさ、手入れの難しさが気になるところです。比較したなかにはより手入れしやすく、快適なつけ心地だった商品もあったので、ぜひチェックしてみてくださいね。
今回ご紹介する分子ラボ 分子マスクは、分子レベルの捕集性で微粒子を99%以上カットできると謳うアイテム。花粉やウイルス飛沫対策に効果的だとしています。紐はアジャスターで自由に調整が可能。着用時には、マスクの紐の上を引っ張りつつ下を緩めて調整するのがポイントです。
分子ラボでは、クラウドファンディングで1.8億円もの支援を集め商品を開発。累計販売枚数は30万枚を突破したとしています。現在では検証で使用したSeries 2のほかに、素材・縫製・シルエット・フィルターを見直して改良したSeries 3も販売しています。
分子ラボ 分子マスクは、やさしい肌触りのオーガニックコットンを採用しています。
一般的にコットンは、肌触りがやさしく吸水性が高いのが特徴。マスクによる刺激に悩んでいる敏感肌の人に適した素材です。
今回は、分子ラボ 分子マスクを含む洗えるマスク全51商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、つけ心地の検証です。
モニター4人が実際にマスクを4時間着用。フィット感の高さ・痛みがないか・会話をしてもズレないか・かゆみやチクチク感が生じないか・呼吸しやすいかの5点に着目して評価しました。
フィット感は口コミどおり良好です。使用したモニターからは「調節すれば隙間は生まれない」「布の形状が輪郭に沿う」と好評でした。
一方で「肌に張りつくほどのフィット感はなかった」という声も。比較したなかではウレタン素材の商品が伸縮性・軽さに優れていると支持されていたのに対し、綿素材なので伸縮性はいまひとつです。
コメントのなかには「アジャスターの調節は面倒」といった意見もありますが、マスクの効果を得るためにもきちんとサイズを合わせてくださいね。
コメントは一部抜粋
着用中に耳が痛くならないかについては、5人中4人が「痛くならない」と回答。「調節部分が耳にあたらないよう工夫されている」と好評でした。
ただし、紐の伸縮性がなく「少し痛みを感じる」という声もあがっています。とはいえ、比較したなかにはアジャスターがついていないものや、紐の結び目が気になる商品もありました。痛みを感じにくい長さに調節できるのは魅力的です。
<耳に痛さがないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
着用中の会話も問題ありません。着用したまま会話してみたモニターからは、「ズレないから話しやすい」「少し動くが、大きく口を開けない限りズレることはない」と好評でした。
比較したなかには会話を始める前からズレ落ちてくる商品もあったのに対し、普通に会話するぶんにはズレることはほぼありません。布の形状とアジャスターの調節によって顔にフィットしやすい点が評価を伸ばしました。
<着用したまま会話してもズレないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
肌あたりの評価は伸び悩む結果に。口コミ同様「肌にこすれは感じない」という声があがった一方で、「ザラッとしている」「チクッと感じる」といった声もあがりました。
比較したなかで綿素材の商品は肌あたりがやさしい傾向にあったのに対し、本品は肌にやさしいという謳い文句とはやや異なる結果です。肌がデリケートな人は注意が必要です。
<繊維が肌に擦れてかゆい・チクチクするなどの不快感がないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
コメントは一部抜粋
その結果、耐久性はいまひとつ。表面には隙間が目立ち、裏面には繊維の毛羽立ちが確認されました。内側のフィルターがボロボロになるなど生地の劣化も目立ちます。口コミのように、洗濯後のシワも気になるかもしれません。比較したなかでは、ポリエステル素材の商品のほうがシワになりにくい傾向がありました。
続いて、花粉や黄砂などのカット性能を検証しました。擬似花粉を用いて、鼻や頬のすき間部分から侵入した擬似花粉の量と、マスクフィルターを通過した擬似花粉の量の2点を確認して評価しています。
その結果、擬似花粉を80%もカットしました。比較したウレタン素材の商品には口元全体に色濃く擬似花粉がついたものもあったのに対し、本品は薄っすらとついた程度です。微粒子を99%以上キャッチできると謳うとおりの高いカット性能を発揮しました。
ただし、鼻周りからの漏れには注意が必要です。マネキン・ティッシュ・マスクの順番で重ねていましたが、ティッシュの内側に擬似花粉が漏れ込んでいました。使用時にはしっかり顔にフィットさせてくださいね。
最後に、速乾性を検証しました。マスクの内側に霧吹き1プッシュ(約0.13mL)を吹きかけ、20分後の残水分量を測定。どのくらい乾いたかをチェックしました。
その結果、乾いた割合は22.9%。比較した全商品の平均値である44.5%(※執筆時点)を下回りました。
比較したなかではウレタン素材の商品が乾くのが速い傾向があり、20分で60%以上乾いた商品も複数あります。一方本品は綿素材のため吸水性に優れる反面、速乾性はいまひとつ。口コミどおり着用中の汗や蒸れが気になる可能性があるので、夏場や屋外での使用にはやや不向きでしょう。
最後に、手入れが簡単で肌あたりが良好だった商品をご紹介します。
LOOKAのおしゃれマスクは、やわらかな質感が洗濯後までしっかり持続。ポリエステルとポリウレタン素材でできており、実際に20回洗濯してもほぼ劣化しませんでした。鼻や顎にぴったりとフィットするつけ心地のよさも魅力。検証では疑似花粉を70%以上カットし、カット性能も高評価でした。
ユニクロのエアリズム 3Dマスクは、洗濯機で手入れできるのが魅力。20回洗濯しても繊維の乱れは気になりませんでした。そのうえ検証では疑似花粉を90%カットし、内側への侵入はほぼありません。フィットしやすい立体形状でツルッとした質感。肌あたりはやさしく、呼吸も楽にできますよ。
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