エステのような自宅ケアができると人気の炭酸パック、エニシー グローパック。インターネット上では「肌にもっちり感が出る」と評判です。一方で「毎回顔が赤くなる」「翌日は肌が乾燥ぎみ」といった口コミも存在しているため、購入をためらっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、エニシー グローパックを含む炭酸パック全13商品を実際に使って、炭酸が十分に発生するか(成分評価)・保湿成分の充実度(成分評価)・肌へのやさしさ(成分評価)・保湿力・使用感を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
本記事における「エイジングケア」は、年齢を重ねた肌にうるおいを与えることを指します。
エニシー グローパックは、年齢による肌の変化が気になる人におすすめです。比較したなかには保湿に特化した商品もありましたが、こちらの成分をチェックした理系美容家はペプチドをはじめとするエイジングケア成分が充実している点を高く評価。保湿成分もリッチに配合し、「年齢を感じさせない肌を目指す」という謳い文句にも頷ける成分構成です。
本商品は2剤を自分で調合するタイプ。比較した調合不要の単品タイプよりも、炭酸発生率の高さが期待できます。固まらないタイプに比べて炭酸が角層まで届きにくいものの、炭酸により肌にハリを与える効果が期待できるでしょう。
敏感肌への刺激が懸念される成分が少ないのも魅力です。比較したなかには防腐剤を含み敏感肌には向かない商品もありましたが、こちらは肌がデリケートでも使いやすいでしょう。ただし、炭酸パック自体が敏感肌にはあまり向かない商品。実際に試したモニターのなかにはチクチクした刺激を感じた人もいたため、「肌が赤くなる」という口コミにも頷けます。
塗り広げるのは比較的スムーズですが、待っている間にボタボタと垂れてしまうのも気がかり。パックをした状態でほかの作業をしたい人には向きません。流したあとも「あまり変化が感じられなかった」という声があがっています。ほぼ無臭で好みが分かれづらいのはメリットですが、使用感はあと一歩というところです。
実際の肌水分量を調べてみても、塗布前から塗布2時間後までの増加率は約20%と控えめ。高評価の基準とした+65%を大きく下回りました。比較したなかには+70%以上の商品もあったため、「翌日の肌が乾燥気味」という口コミどおり保湿力が高いとはいえません。パック後は、化粧水・乳液などを使ってしっかりうるおいを補給しておくのがおすすめです。
とはいえ、炭酸発生率に十分期待できるうえ、年齢肌へのアプローチも叶う商品です。敏感肌にも比較的使いやすいので、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。比較したなかにはより保湿成分が充実した商品もあったので、あわせて検討するのもよいでしょう。
実際にエニシー グローパックと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
エニシー グローパックよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Q美ワールド
エイジングケア成分を豊富に配合。スッキリした香りも好印象
メディオン・リサーチ・ラボラトリーズ
整肌成分による美肌効果と、ハリアップが期待できる炭酸パック
そもそも炭酸パックとは、炭酸が溶け込んだ泡やジェルを塗布することで肌にハリを与える商品のこと。一般的なシートパックに比べて密閉性が高く、長時間肌につけることで整肌成分が角層まで届きやすいのがメリットです。
エニシーは、化粧品メーカーのリズム株式会社が展開するブランド。「運命が動き出すスキンケア」をテーマに、すこやかな肌へと導く洗顔アイテム・保湿クリームなどを販売しています。
今回ご紹介するグローパックは肌が持つ「自活力」に着目し、年齢を感じさせない肌を目指す商品です。粉末とジェルを自分で混ぜて使う調合タイプ。炭酸ガスをムラなく安定的に発生させるラクトン処方を採用し、角質層への理想的な経皮吸収を叶えるつくりです。プレミアムな使い心地で、使用後はしっとりしたうるおい肌を目指せると謳います。
今回はエニシー グローパックを含む炭酸パック全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、成分評価です。
検証には、理系美容家のかおりさんに協力いただきました。しっかり炭酸が発生するか・保湿成分や整肌成分は十分配合されているか・普通肌の人が使ううえで肌への負担が少ないかをチェックします。
比較したなかで自分で調合するタイプは炭酸発生率が高い傾向があり、こちらも同様に高評価に。整肌成分のグルコノラクトンと炭酸水素Naによる炭酸発生機構を採用しています。
専門家は「反応速度は緩やか」としているものの、調合不要の単品タイプに比べて十分な量の炭酸が発生すると期待できるでしょう。ジェル状に固まるタイプなため、固まらないタイプに比べると炭酸が角層まで届きにくいのは惜しいポイントです。
保湿成分には、ベタつきにくいBGをリッチに配合。整肌成分としてリンゴ果実培養細胞エキス・エーデルワイス成長点細胞培養物も含みます。「年齢を感じさせない肌を目指す」と謳うとおり、ペプチド・植物プラセンタといわれるメロン胎座エキスなどエイジングケア成分も充実。専門家は「エイジングケア効果に期待できる」と評価しました。
敏感肌の刺激になりうる成分が少ない点も魅力。炭酸パック自体が敏感肌に向かないアイテムではありますが、こちらは肌がデリケートでも比較的使いやすいでしょう。
続いて、保湿力の検証です。3人のモニターの腕に商品を塗り、肌水分量をチェックしました。
その結果、塗布後2時間の肌水分量は、塗布前と比べて平均20%アップ。高評価の基準とした+65%には届きませんでした。比較したなかには+70%以上の商品もあったことをふまえると、保湿力はさほど優秀とはいえません。保湿成分が充実した成分構成ですが、その効果はいまひとつ感じられませんでした。
<個人の結果>
個人差はあるものの、高評価の基準値をクリアしたモニターはゼロ。「しっとりとしたうるおい肌に」という謳い文句とは異なり、「翌日は肌が乾燥ぎみ」という口コミに頷ける結果でした。使用後は、化粧水や乳液でしっかり保湿してくださいね。
最後に、使用感の検証です。
4人のモニターが実際に商品を使用して、塗り広げやすいか・洗い流しやすいか・使用中にひりつきやかゆみを感じにくいか・香りはどうかをチェックしました。
塗り広げる時点ではさほど問題はないものの、待っている間についてモニター全員が「液だれしやすい」「ボタボタ落ちる」と回答。比較したなかには適度な硬さがあり垂れない商品もあったなか、こちらはどんどん落ちてきてしまいます。
パック中に動き回ることはできないので、ながら作業をしたい人には不向きです。
<塗り広げやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
つけているときの感覚についても、いまひとつの結果に。比較した商品には使用中にかゆみ・ひりつきを感じにくかったものもあったのに対し、「肌がチクチクした」「少し熱感を感じる気がする。」との声が寄せられました。
「我慢できないレベルではない」「ピリピリするが満足」と回答した人はいるものの、「顔が赤くなる」という口コミに頷ける結果です。様子を見ながら使用するようにしましょう。
<使用中にひりつきやかゆみを感じにくいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
洗い流したあとについても、モニターから「あまり変化がなかった」「炭酸パックしか実現できない感覚ではなかった」などのコメントが集まっています。
とはいえ、モニターのなかには「さっぱりとした洗い上がり」「もっちり感が得られた」といった声も。「肌にもっちり感が出る」という口コミと一致する結果です。肌に合えば、快適に使えるでしょう。
<洗い流しやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ほぼ無臭に近い点は、モニターから好評。比較したなかには独特な香りで使いづらい商品もありましたが、こちらはモニター全員が「無臭」「気にならない」と回答しました。
香りでスキンケアのモチベを上げたい人には向かないものの、においに敏感な人も使いやすいのはメリットといえるでしょう。
<香りについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
形状 | ジェル |
---|---|
放置時間. | 20〜30分 |
分類 | 化粧品 |
---|---|
主な保湿成分 | BG、グリセリン、リンゴ果実培養細胞エキス、エーデルワイス成長点細胞培養物、パルミトイルトリペプチド-5、パルミトイルジペプチド-5 |
入り数 | 10回分(1料:粉末(4g)×10包/2料:ジェル(40g)×10包) |
使用頻度 | 週に1回(集中ケアをしたい場合には、年齢+30日間の毎日使用を推奨) |
洗い流しが必要 | |
付属品 | スパチュラ |
特徴 | デパコス |
成分の特徴 | 不明 |
エニシー グローパックは、サロン専売品。対面カウンセリングが必要なため、美容クリニック・エステティックサロンなどの正規取扱店で購入しましょう。取扱店舗を知りたい場合は、ホットペッパーやインスタグラムで「エニシーグローパック+地域(例.大阪)」で検索してください。見つからない場合は、公式サイトに記載の電話番号から問い合わせが可能です。
楽天市場やAmazonといったECサイトでも販売が確認できましたが、メーカーでは非正規販売サイトからの購入を避けるよう注意喚起を行っています。
エニシー グローパックの使い方は以下のとおりです。
<手順>
①ジェルをパウチ袋のマチ部分に集めて、袋を立てる
②スパチュラで、約30秒よくかき混ぜる
③1〜2mmの厚さになるよう5分以内に塗り広げる(顔全体・首・耳の裏)
④20〜30分おいてから剥がす
⑤水またはぬるま湯で洗い流す
⑥タオルで押さえるようにして水分を拭き取り、いつもどおりのスキンケアを行う
メーカーではライン使いを推奨しています。エイジングサインが気になる人は、あわせてチェックしてみるのもよいでしょう。
<ラインナップ>
最後に、使用感がよいとモニターから好評だった商品をご紹介します。
Q美ワールドのシーコラプラチナム 炭酸パックは、ジェル状のテクスチャが塗りやすいと好評。量が多いため「垂れてきそう」というモニターもいましたが、粘度があるため実際に垂れたという声はありませんでした。爽やかな柑橘系の香りも高評価に。整肌成分が豊富で、ハリ感のある肌を目指せます。
メディオン・リサーチ・ラボラトリーズの炭酸パック スパオキシジェルは、ぷるんとしたジェルタイプ。ほどよい硬さがあるため垂れにくく、快適に使えました。ヒリヒリした刺激が少ないのも魅力。炭酸発生率にも十分期待でき、しっとり感・ハリ感のある肌を目指す人にぴったりです。
形状 | ジェル |
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放置時間. | 10〜20分 |
分類 | 化粧品 |
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主な保湿成分 | BG、グリセリン、水溶性コラーゲン、プラセンタエキス、ローヤルゼリーエキス、水溶性プロテオグリカン、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、加水分解コラーゲン、グリチルリチン酸2K、白金、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス、コラーゲン、アスコルビルグルコシド、3-O-エチルアスコルビン酸、セラミド6II、セラミド3、ダイズタンパク、ヒアルロン酸アスコルビルプロピル、ヒアルロン酸クロスポリマ-Na、トリフルオロアセチルトリペプチド-2 |
入り数 | A剤20g×12包、B剤10g×12包 |
使用頻度 | 週1〜2回(使い始めの3日間は連続) |
洗い流しが必要 | |
付属品 | 不明 |
特徴 | デパコス |
成分の特徴 | アルコールフリー、合成着色料フリー、鉱物油フリー、合成界面活性剤フリー、フェノキシエタノールフリー、合成香料フリー、防腐剤フリー |
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形状 | ジェル |
---|---|
放置時間. | 20〜30分 |
分類 | 化粧品 |
---|---|
主な保湿成分 | BG、加水分解ヒアルロン酸、ローヤルゼリーエキス |
入り数 | 1剤:ジェル×3,2剤:顆粒×3 |
使用頻度 | 週2〜3回(使い始めの1週間〜10日間は連続) |
洗い流しが必要 | |
付属品 | カップ、スパチュラ |
特徴 | デパコス |
成分の特徴 | 不明 |
メディオン・リサーチ・ラボラトリーズ スパオキシジェルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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