ブルーライトカット機能があり、目の負担が軽減できると人気のacer(エイサー) X1326AWH。しかし、インターネット上では口コミが少なく、実際に画質はよいのか・誰でも使いやすいのかなどが気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、acer X1326AWHを含むビジネスプロジェクター全9商品を実際に使ってみて、画質のよさ・明るさ・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証したacer X1326AWHは、画質に課題が残る結果となりました。小さい文字もくっきりと投影したい場合には不向きです。
実際に投影してみると、大きい文字はハッキリ映りましたが、小さい文字はボヤけてしまいました。色合いも鮮やかさがいまひとつ。また、明るさも上位商品と比較すると物足りない印象で、特に映像の暗さが気になります。
一方、使いやすさは良好です。タテ方向に自動補正ができるので、正面に投影する際には素早くセッティング可能。誰でも使いやすいプロジェクターを探している人にはおすすめです。
さらに、目の負担を軽減するブルーシールド機能搭載なので、付加機能に魅力を感じる人には購入検討の価値があります。しかし、より画質のよさにこだわる人は、レビューを参考に違う商品も検討してみてはいかがでしょうか。
台湾に本社を置くPC・周辺機器メーカーのacer。ビジネスプロジェクターのスタンダードモデルであるX1326AWHは、ブルーライトシールド機能が搭載されているのが特徴です。
低・中・高の3段階から選択することで最大30%までブルーライトをカットし、目の負担を軽減する効果が期待できます。
輝度は4,000ルーメン。解像度はWXGAまで対応しています。また、投影方式にはDLPパネルを採用。独自技術である「DynamicBlack™テクノロジー」が搭載されており、最大20,000:1の高コントラスト比なので、鮮明な映像を楽しめます。
投影画面サイズは30~200インチと大画面投影が可能なため、収容人数が大きい会議室でも使いやすいのがうれしいポイントです。
また、エンジンは密閉型。ホコリによるトラブルを抑え、メンテナンスの手間もかからないように配慮されています。
付属品は、電源ケーブル・アナログケーブル・リモコン・リモコン用電池・キャリングケース・クイックスタートガイド・セキュリティカード・保証書です。オプションで天吊金具も購入できますよ。
今回は、acer X1326AWHを含むビジネスプロジェクター全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:画質のよさ
検証②:明るさ
検証③:使いやすさ
最初に、画質のよさの検証です。
プロジェクターで、18~40ptのサイズの文字・赤青黄緑を使用したグラフ・自然風景の映像・動きのある映像を投影。モニター5名で、ボヤけたりつぶれたりしてしまっている個所がないかをチェックし、描写力と色合いの2つの観点から評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
モニター5人で画質のよさをチェックした結果、3.3点。ほかの商品と比較すると、やや劣る結果です。
大きい文字はつぶれずに投影することができたものの、薄くて小さい文字はボヤけてしまいました。細かい描写力に欠ける印象です。
色合いは、「発色が暗い」「グラフの色がかなりくすんでいる」との声が挙がり、鮮やかさが物足りません。
しかし、「白はきれい」との意見も聞かれました。
映像でも、色の鮮やかさに欠ける印象です。元の色と比べてくすんでいたり濁っていたりする発色に感じました。
また、暗さも気になります。「映像を見るにはもう少し明るさがほしい」との声も挙がっていました。
次に、明るさの検証です。
プロジェクターを日中の明るい部屋で投影し、問題なく視認できるかをモニター5人でチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
明るさの検証では、3.5点を獲得。明るい部屋でも問題なく視認できます。
しかし検証したほかの商品と比べると、映像が全体的に暗く感じました。評価も少し見劣りする結果です。
最後に、使いやすさの検証です。
プロジェクターを実際に使用してみて、タテ向きやヨコ向きの補正ができるか・使いやすいような工夫があるかなどをチェックしました。
この検証では、以下を評価項目としています。
使いやすさをチェックした結果、4.0点と評価は上々でした。台形補正・フォーカス・リモコン・投影角度の調整機能があります。
なかでもタテ方向に自動調整できる点が高評価。正面に投影するのであればスピーディーに設置できます。ヨコ方向の補正も手動でできるので、使い勝手は良好です。
acer X1326AWHは、画質のよさにこだわりたい人には不向きでした。そこで、最後にほかのおすすめ商品をご紹介します。
画質を重視するなら、EPSONのEB-W06がおすすめ。投影方式に「3LCD方式」が採用されており、文字・映像ともに明るくくっきり投影できていました。タテ・ヨコ方向に自動補正も可能なので、セッティングも簡単ですよ。どれを購入するか迷ったら、まずはこちらを検討してみましょう。
同じくEPSONのEB-1785Wは、カラーの再現度が高いのが特徴。グラフや風景の映像は自然の色味に近く、鮮明に投影できました。明るさも良好です。値段は上がってしまいますが、重さ1.8kgと軽量でコンパクトなのも魅力。外出先でよく利用する人にも向いています。
投影方式 | 液晶方式 |
---|---|
解像度 | WXGA(1280×800p) |
大画面投影向け | |
Wi-Fi対応 | |
サイズ | 77×302×234mm |
明るさ | 3700ルーメン |
Bluetooth対応 | |
投影画面サイズ | 60~300インチ |
投影距離 | 1.72~10.49m |
コントラスト比 | 16000:1 |
接続方法(入力インターフェース) | HDMI、USBタイプB、USBタイプA |
フォーカス機能 | 手動 |
台形補正機能 | 手動(タテ±30度、ヨコ±30度) |
内蔵スピーカーあり | |
本体重量 | 2.5kg |
バッテリーあり | |
特徴 | 不明 |
エプソン ビジネスプロジェクター EB-W06をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
投影方式 | 液晶方式 |
---|---|
解像度 | WXGA(1280×800p) |
大画面投影向け | |
Wi-Fi対応 | |
サイズ | 幅292×奥行213×高さ44mm |
明るさ | 3200lm |
Bluetooth対応 | |
投影画面サイズ | 40~300インチ |
投影距離 | 0.89m~8.18m |
コントラスト比 | 10000:1 |
接続方法(入力インターフェース) | HDMI、RGB(VGA)、USB、コンポジット |
フォーカス機能 | 自動 |
台形補正機能 | 自動 |
内蔵スピーカーあり | |
本体重量 | 1.8kg |
バッテリーあり | |
特徴 | 短焦点、スマホ対応 |
エプソン ビジネスプロジェクター EB-1785Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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