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OPTOMA W320USTをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

狭い会議室でも大画面で投影できる、OPTOMA W320UST。しかし、ネット上には口コミが少なく、本当にきれいな画質で投影できるのか・明るさは十分かなどが気になって、購入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。


そこで今回は、OPTOMA W320USTを含むビジネスプロジェクター9商品を実際に使ってみて、画質のよさ・明るさ・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!

2025年08月29日更新
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年08月までの情報です

目次

【総評】全体的に奮わなかったが明るさは十分。超短焦点モデルなので狭い場所には便利

今回検証したOPTOMAのプロジェクターは、平均点に達したのは明るさのみ。画質の美しさにこだわりたい方・ヨコ方向の補正もできるタイプをお探しの方にはおすすめできません


文字は輪郭がぼやけ、コントラストも弱く、特に薄い文字は見づらいと不評でした。また、映像も全体的に青みを帯びてしまい、鮮やかさにも欠けます。グラフの色合いはまずまずだったものの、こちらも輪郭の不鮮明さが目立つ結果です。


一方、明るい部屋での見やすさは良好。超短焦点タイプなので、49cmの距離から使えるのもポイントです。壁のほぼ真下から光を当てることになるため、壁面の凹凸などが映像に影響しないよう、スクリーンも併用するとよいでしょう。


しかし、ヨコ方向の補正が手動でもできないのはネック。正面以外から投影する可能性もある場合は、ヨコ方向の補正に対応している商品を選んだほうが便利です。レビューを参考に、ぜひ他の商品もチェックしてみてくださいね。

OPTOMA W320USTとは

台湾のプロジェクター専門メーカー、OPTOMA(オプトマ)。使用用途に合わせた製品を多数販売しています。


今回検証するW320USTは、DLP方式・解像度WXGAのビジネスプロジェクターです。

光源は、UHEランプを採用。約6,000時間の長寿命と謳っています。ランプを取り換える際は、本体を天吊設置したまま交換作業ができる設計です。


画像制作者の意図する忠実な色彩により近づけられるように、繊細な色彩再現が特徴のBrilliantColorテクノロジーを採用しています。

間違えて電源を切ってしまった場合も、すぐに再起動できるクイックレジューム機能を搭載。使用中のトラブルを最小に留めてくれます。


また、自動シャットアウト機能を備えているので、電源を切り忘れても安心です。



16Wのモノラルスピーカーも内蔵。音声出力にも十分対応します。別売の3Dアクティブグラス等を使用すれば、3D映像も楽しめますよ。


オプションとして専用のキャリーバッグLも販売されています。持ち運びを考えている方は、こちらも併せてチェックしてみましょう。

実際に使ってみてわかったOPTOMA W320USTの本当の実力!

今回は、OPTOMA W320USTを含むビジネスプロジェクター全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。


検証①:画質のよさ

検証②:明るさ

検証③:使いやすさ

検証① 画質のよさ

検証① 画質のよさ

最初は、画質のよさの検証です。


照明を落とした室内で、18pt~40ptの文字画像・棒グラフのカラー画像・風景動画・動きのある動画の4種類を投影してみます。輪郭のぼやけ・色の潰れがないかをコンテンツ制作チームの5人で確認し、描写力・色合いの観点から総合的に評価しました。


この検証での評価は、以下のようにつけています。


  • 画質が粗く、コントラストが弱く色がつぶれている。視聴の際に不満やストレスを感じた
  • いくつかのシーンで画質の粗さ・残像・遅れ・色合いが弱いと感じた
  • どのシーンも不満なく見れた。奥行きを感じるほどではないが色つぶれはない。自宅用に購入を検討できるレベル
  • シーンによっては繊細に映し出され、全体的に満足。暗い映像は少しハッキリしないが、ある程度の奥行きを感じる
  • 細かな描写まで繊細に映し出され、メリハリのある色合いで奥行を感じる。クオリティに驚くレベル

文字は薄く不鮮明で見づらいが、グラフの色合いはまずまず。映像はトーンダウンして色も薄い

文字は薄く不鮮明で見づらいが、グラフの色合いはまずまず。映像はトーンダウンして色も薄い

5人でチェックした画質のよさの検証では、3.3点と平均を下回ってしまいました。


黒~グレーの文字画像を見てみると、ピントが甘く、コントラストも弱いと感じます。モニター全員が「薄いグレーの文字が見づらい」とコメントしました。また、輪郭が不鮮明という声も多数。小さい文字では目立たないものの、大きくなるほどぼやけが気になります。

一方、棒グラフのカラー画像はまずまず。文字同様、輪郭は少しぼやけているものの、色はしっかり発色。グラフの視認性は十分なレベルです。


全体的にやや暗く、色味も鮮やかとは言えませんが、モニターからは「明るすぎないので、長く見続けるにはよさそう」との意見も出ました。

しかし、映像はいまひとつでした。色の鮮やかさ・美しさが感じられません。発色も薄く、青みがかった印象を受けます


全体的にトーンも落ちてしまいましたが、文字・グラフと同じく、長時間の視聴にはよいと感じる人もいました。

検証② 明るさ

検証② 明るさ

次は、明るさの検証です。


日中、明るい室内でプロジェクターを使用します。十分に明るいか・見えにくいところはないか、5人の編集スタッフがチェックしました。


この検証での評価は、以下のようにつけています。


  • 暗い部屋でも見えにくいと感じる
  • 暗い部屋なら問題ないが、明るい部屋だとほとんど見えない
  • 明るい部屋だと視認しにくいが、暗い部屋で見る分には問題のない明るさがある
  • 明るい部屋だと見にくいシーンがある
  • 明るい部屋でもくっきり見えるほどの明るさがある

明るい部屋でも静止画・映像とも問題なく見える

明るい部屋でも静止画・映像とも問題なく見える

5人で調査した明るさの検証では、4.1点と平均的な評価です。明るい部屋の中でもしっかりと見えます。明るさは公称4,000lmと十分ですが、検証でも実感できました。


「明るいのか、色味が薄いのか判断しにくい」という声があったものの、問題ない・きれいと概ね好評。明るさは十分と言えます。

検証③ 使いやすさ

検証③ 使いやすさ

続いて、使いやすさの検証です。


プロジェクターを使って、台形補正はタテヨコとも可能か・補正やピント調整は自動でできるか・操作や投影に便利な機能があるかをチェックしました。


この検証では、以下を評価項目としています。

  • 台形補正が簡単にできるか
  • ピント調節が簡単にできるか
  • リモコン操作ができるか
  • 投影角度の調節が簡単にできるか

ピント・投影角度・タテ方向の補正は手動。ヨコ方向の補正ができない

ピント・投影角度・タテ方向の補正は手動。ヨコ方向の補正ができない

使いやすさの検証では、3.5点を獲得。点数としてはまずまずですが、比較した他の商品と比較するとやや低い評価です。ピントは本体横のスライドコントロールで調節できます。投影角度も多段階で調整可能。


リモコンも付属しており、タテ方向の台形補正はリモコン操作で行えます。しかし、ヨコ方向の補正が手動でもできない点が大きなマイナスとなり、評価の足を引っ張りました

OPTOMA W320USTの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

販売中のショップが見つかりません

狭い場所でも使えて、補正も簡単なプロジェクターをお探しなら、こちらの商品がおすすめ

最後に、ヨコ方向の補正もできる短焦点モデルの商品をご紹介します。


RICOHのプロジェクターは、タテ方向自動・ヨコ方向手動で調整できます投影距離は40~337cm。レーザー光源のため、ランプ交換不要なのもポイントです。検証では最小サイズの文字も読むことができ、特にグラフの色合いなど、自然な発色が好評でした。


FunLogyのプロジェクターの投影距離は、33〜497cm。こちらも台形補正はタテ方向のみ自動で、ヨコ方向は手動です。カラー表現はやや苦手なものの、明るさは十分。日中の使用でも視認性は良好でした。価格もOPTOMAの約2分の1と手頃なのも魅力です。

リコー
RICOH PJ WXL4760WXL4760

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RICOH PJ WXL4760 2
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