




狭い会議室でも大画面で投影できる、OPTOMA W320UST。しかし、ネット上には口コミが少なく、本当にきれいな画質で投影できるのか・明るさは十分かなどが気になって、購入に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、OPTOMA W320USTを含むビジネスプロジェクター9商品を実際に使ってみて、画質のよさ・明るさ・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!

徹底した自社検証と専門家の声をもとにした、商品比較サービス。 月間3,000万以上のユーザーに向けて「コスメ」から「日用品」「家電」「金融サービス」まで、ベストな商品を選んでもらうために、毎日コンテンツを制作中。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2025年08月までの情報です
今回検証したOPTOMAのプロジェクターは、平均点に達したのは明るさのみ。画質の美しさにこだわりたい方・ヨコ方向の補正もできるタイプをお探しの方にはおすすめできません。
文字は輪郭がぼやけ、コントラストも弱く、特に薄い文字は見づらいと不評でした。また、映像も全体的に青みを帯びてしまい、鮮やかさにも欠けます。グラフの色合いはまずまずだったものの、こちらも輪郭の不鮮明さが目立つ結果です。
一方、明るい部屋での見やすさは良好。超短焦点タイプなので、49cmの距離から使えるのもポイントです。壁のほぼ真下から光を当てることになるため、壁面の凹凸などが映像に影響しないよう、スクリーンも併用するとよいでしょう。
しかし、ヨコ方向の補正が手動でもできないのはネック。正面以外から投影する可能性もある場合は、ヨコ方向の補正に対応している商品を選んだほうが便利です。レビューを参考に、ぜひ他の商品もチェックしてみてくださいね。
台湾のプロジェクター専門メーカー、OPTOMA(オプトマ)。使用用途に合わせた製品を多数販売しています。
今回検証するW320USTは、DLP方式・解像度WXGAのビジネスプロジェクターです。
光源は、UHEランプを採用。約6,000時間の長寿命と謳っています。ランプを取り換える際は、本体を天吊設置したまま交換作業ができる設計です。
画像制作者の意図する忠実な色彩により近づけられるように、繊細な色彩再現が特徴のBrilliantColorテクノロジーを採用しています。
間違えて電源を切ってしまった場合も、すぐに再起動できるクイックレジューム機能を搭載。使用中のトラブルを最小に留めてくれます。
また、自動シャットアウト機能を備えているので、電源を切り忘れても安心です。
16Wのモノラルスピーカーも内蔵。音声出力にも十分対応します。別売の3Dアクティブグラス等を使用すれば、3D映像も楽しめますよ。
オプションとして専用のキャリーバッグLも販売されています。持ち運びを考えている方は、こちらも併せてチェックしてみましょう。
今回は、OPTOMA W320USTを含むビジネスプロジェクター全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:画質のよさ
検証②:明るさ
検証③:使いやすさ
最初は、画質のよさの検証です。
照明を落とした室内で、18pt~40ptの文字画像・棒グラフのカラー画像・風景動画・動きのある動画の4種類を投影してみます。輪郭のぼやけ・色の潰れがないかをコンテンツ制作チームの5人で確認し、描写力・色合いの観点から総合的に評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
5人でチェックした画質のよさの検証では、3.3点と平均を下回ってしまいました。
黒~グレーの文字画像を見てみると、ピントが甘く、コントラストも弱いと感じます。モニター全員が「薄いグレーの文字が見づらい」とコメントしました。また、輪郭が不鮮明という声も多数。小さい文字では目立たないものの、大きくなるほどぼやけが気になります。
一方、棒グラフのカラー画像はまずまず。文字同様、輪郭は少しぼやけているものの、色はしっかり発色。グラフの視認性は十分なレベルです。
全体的にやや暗く、色味も鮮やかとは言えませんが、モニターからは「明るすぎないので、長く見続けるにはよさそう」との意見も出ました。
しかし、映像はいまひとつでした。色の鮮やかさ・美しさが感じられません。発色も薄く、青みがかった印象を受けます。
全体的にトーンも落ちてしまいましたが、文字・グラフと同じく、長時間の視聴にはよいと感じる人もいました。
次は、明るさの検証です。
日中、明るい室内でプロジェクターを使用します。十分に明るいか・見えにくいところはないか、5人の編集スタッフがチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
5人で調査した明るさの検証では、4.1点と平均的な評価です。明るい部屋の中でもしっかりと見えます。明るさは公称4,000lmと十分ですが、検証でも実感できました。
「明るいのか、色味が薄いのか判断しにくい」という声があったものの、問題ない・きれいと概ね好評。明るさは十分と言えます。
続いて、使いやすさの検証です。
プロジェクターを使って、台形補正はタテヨコとも可能か・補正やピント調整は自動でできるか・操作や投影に便利な機能があるかをチェックしました。
この検証では、以下を評価項目としています。
使いやすさの検証では、3.5点を獲得。点数としてはまずまずですが、比較した他の商品と比較するとやや低い評価です。ピントは本体横のスライドコントロールで調節できます。投影角度も多段階で調整可能。
リモコンも付属しており、タテ方向の台形補正はリモコン操作で行えます。しかし、ヨコ方向の補正が手動でもできない点が大きなマイナスとなり、評価の足を引っ張りました。
最後に、ヨコ方向の補正もできる短焦点モデルの商品をご紹介します。
RICOHのプロジェクターは、タテ方向自動・ヨコ方向手動で調整できます。投影距離は40~337cm。レーザー光源のため、ランプ交換不要なのもポイントです。検証では最小サイズの文字も読むことができ、特にグラフの色合いなど、自然な発色が好評でした。
FunLogyのプロジェクターの投影距離は、33〜497cm。こちらも台形補正はタテ方向のみ自動で、ヨコ方向は手動です。カラー表現はやや苦手なものの、明るさは十分。日中の使用でも視認性は良好でした。価格もOPTOMAの約2分の1と手頃なのも魅力です。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。