リコー PJ WXL4760をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

若干のぼやけを指摘したモニターはいたものの、ほとんどのモニターが「細かい文字も読める」と支持。比較したすべての商品が18ptの小さな文字まで読み取れており、本品も例に漏れずしっかり視認できました。

とくに優れていたのは、色合いのよさです。比較した商品にはコントラスト比10,000：1以上が多かったなか、こちらはコントラスト比8,000：1と数値としては高くありません。しかし、コントラストの表現が得意なDLPパネルで投影しているためか、風景やグラフはきれいに発色しました。

モニターからも「自然な色合い」「しっかり発色できている」と好評。カラフルな資料や映像の視聴でも活躍できるでしょう。

＜描写力・色合いについてのモニターコメント＞

1. 「薄い文字まで見えているが、輪郭が若干ふんわりしているような気がする」
2. 「細かい文字も比較的見やすい」
3. 「一番薄い文字もしっかり読める」
4. 「背景の白色がしっかり再現されている。発色はやや暗いものの、自然な色合い」
5. 「鮮やかというわけではないが、しっかり発色できている」

コメントは一部抜粋

モニターからは、「かなり明るい」と評価されました。比較したなかでも画面の輝度が3,000lm以上の商品は、明るい部屋でも視認しやすい傾向がありました。こちらも4,100lmと輝度が高く、周囲を暗くせずとも問題なく視認できるでしょう。

ただ、一部のモニターから「少し暗い」という指摘があったのは気になるところです。上位商品には輝度が3,000lm台でも、モニターが満場一致で「明るい」とコメントしたものもありました。本品は輝度の数値ほど、実際の映りは明るくない可能性があると頭に入れておきましょう。

＜明るさについてのモニターコメント＞

1. 「他社の製品と比べるとやや暗めに感じる」
2. 「スライドだと問題ないが、映像を見るのは少ししんどい」
3. 「かなり明るい」
4. 「若干明るさが少ないが、ほとんど問題はなし」
5. 「明るいものと比べると若干暗さを感じる」

コメントは一部抜粋

機能面も充実しています。とくに壁の近くからでも大画面投影ができる短焦点モデルである点は、比較したほとんどの商品にない魅力。小会議室などの小さなスペースでも広々と投影できますよ。なお、詳細は次のとおりです。

1. 自動調整可能（タテ向き）｜◯
2. 自動調整可能（ヨコ向き）｜✕
3. フォーカス機能｜◯
4. リモコン｜◯
5. 投影角度の調整｜◯
6. 短焦点｜◯

タテ方向の自動台形補正を備えているため、ヨコを手動で合わせるだけとセッティングは簡単。フォーカスや投影角度の調整も行えます。リモコンも付属しているので、離れた場所からでもスムーズに操作できるでしょう。