アイリスオーヤマ 電気圧力鍋PC-MA2をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

豚の角煮は、食べ応えを残しつつ柔らかく仕上がりました。比較したなかには、箸に力を入れないといけないほど硬かった商品も。対して本商品はとろけるような柔らかさではないものの、繊維の残りをほとんど感じません。

試食したモニターからは、「口のなかでほろほろくずれる」「十分柔らかい」という意見が寄せられました。

＜柔らかさについてのモニターコメント＞

1. 「十分柔らかい。でもトロトロとまではいかない」
2. 「柔らかいし、弾力があって食べ応えある」
3. 「口の中で肉の繊維がほぐれるため、まずまず柔らかくなっている。ただ、溶けるほどではない」
4. 「ホロホロ、ほどではないが普通に柔らかい」
5. 「ホロホロ崩れていく感じで柔らかい。ただし、とろけるほどではなく、お肉を食べている感はある。食べ応えを残しつつ柔らかく仕上がっていると思う」

コメントは一部抜粋

一方で、口コミにあったように味の染み込みはいまひとつ。上位商品はしっかりと味が染みてジューシーな仕上がりになったなか、味がしっかりと染みませんでした。水分量もやや少なく、モニターから「若干のパサつきは感じた」という意見も出ています。

＜味の染み込み具合についてのモニターコメント＞

1. 「そんなに染み込んでいない。ちょっと薄い」
2. 「お肉部分は味が染みている。脂身に近づくほど味は薄くなる」
3. 「しっかりと沁みているという印象はない。味はあるものの、コクや旨味は感じなかった」
4. 「あまり味が沁みていない印象。肉の生臭さが若干残っている」
5. 「肉の旨味は十分にあるけど、味の染み込みはいまひとつ。もう少しジュワッとしみこんでいたら、ご飯にぴったりのおかずになっていた」
6. 「油分で誤魔化されているが、若干のパサつきは感じた」

コメントは一部抜粋

イワシの煮付けも、食べ応えのある柔らかい仕上がりでした。骨はホロホロ崩れるほどではないものの、問題なく噛めるレベルです。モニターからは「小骨はあるけど取り除かずに食べても刺さらない」とコメントがありました。

＜柔らかさについてのモニターコメント＞

1. 「柔らかい方だが、めちゃくちゃ柔らかいわけでもない」
2. 「柔らかいが、肉厚で食べ応えも感じられた」
3. 「問題なくやわらかい」
4. 「そんなにホロホロって感じでもないけど普通に柔らかいレベル」
5. 「小骨はあるけど取り除かずに食べても刺さらない。太めの骨だけ気になる」

コメントは一部抜粋

味に関しては、イワシもやや薄めでした。上位商品の仕上がりには及びません。水分量もいまひとつで、モニターからは「場所によって若干パサつきがあった」というコメントが寄せられました。

＜味の染み込み具合についてのモニターコメント＞

1. 「ちょっと味が薄いかなと思った」
2. 「薄味だけど、水分があり魚の脂がしつこくないのでおいしい。イワシ本来のおいしさを感じられる」
3. 「若干白っぽく、味が染みていない場所があった」
4. 「普通においしい。ご飯に合わせて食べたらおいしいくらいの味の染み込み」
5. 「水分量はほぼ保たれている印象だが、場所によって若干パサつきがあった」

コメントは一部抜粋

フタやパーツの表記がわかりやすく、はじめてでも使いやすいつくりです。フタのななめ前に開閉の印があるので、迷わずにフタを閉じられます。圧力表示のピンは圧力がかかると飛び出る仕組みなので、ひと目で状態を判断可能です。

操作はボタン式で、メニューを選択してからスタートを押すだけと手順も簡単。操作パネルにメニューの一覧も表示されていました。ただし、時間調整は分単位で設定するため、ボタンを連打する必要があります。比較したなかでダイヤル式の商品は、時間設定がスムーズでした。

説明書とレシピのわかりやすさはまずまず。説明書はモノクロで文字量が多いものの、わかりやすいイラストもありました。レシピには番号・モード・重りの配置（密封か排気か）の記載があり、操作時に役立ちますよ。

お手入れの面では、細かいパーツまで洗えるのが魅力。フタがスライド式で取り外しが簡単なうえ、パッキンや調整弁キャップまで分解して水洗いが可能です。比較したなかにはパッキンが取り外せないものもあったので、本商品はすみずみまで清潔にしたい人に向いているといえます。

豚の角煮が完成するまでの時間を測ったところ、調理時間は約55分でした。比較した商品の平均が約54分（※執筆時点）だったので、電気圧力鍋としてはほぼ平均的な調理スピードといえます。

「調理時間が長い」という口コミもありますが、普通の鍋では1時間半ほどかかることを考えると、調理の時短にはなるといえるでしょう。

保温機能や予約調理機能など、便利な機能をしっかり備えていました。保温機能は、比較した多くの商品と同水準である最大12時間。ほとんどの人の生活スタイルに対応できる長さといえるでしょう。レシピブックのメニュー数も65個と、比較したなかでもまずまずの豊富さです。

予約調理ができるメニューは、白米・カレー・豚の角煮・おでんの4種類。比較した商品の多くはメニュー数が10個以上だったことをふまえると、やや物足りなく感じる可能性があります。とはいえ、具材を変えればアレンジが可能なので、工夫次第では予約調理の幅も広がるでしょう。

1. 保温機能付き｜◯
2. 再加熱・温め機能付き｜✕
3. 予約調理機能付き｜◯
4. 予約調理ができるメニュー数｜4個
5. レシピブックのメニュー数｜65個