生地が柔らかく履きやすいと評判の、グンゼ キレイラボFitte ロングガードル。「綿が入っていて肌あたりが好み」と高評価の口コミが多くみられる一方で、「着圧はゆるい」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のワコールやトリンプなどのガードルとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ガードル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
すべての検証は
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目次
グンゼのキレイラボ Fitte ロングガードルは、履きやすいのは魅力ですが、肝心の補正力はいまひとつ。実際に計測した着圧は、お尻の下が10.8hPa・下腹部が6.5hPaと低めです。比較した全商品の平均16.3hPa(※執筆時点)を下回っており、「着圧がゆるい」との口コミどおりの結果でした。ローウエストのため、お腹まわりをカバーできないのも気になります。
履きやすさは高評価を獲得。比較した「トリンプ ボディコンシェルジェ440 ロングガードル」は伸縮性がないため履くのにやや時間がかかりましたが、本品は履き口が広めでスパッツのように着用できます。ガードル初心者でも気軽に履きやすいですよ。
着心地も良好です。着圧が低いため太もも・お尻・ウエストの締めつけ感が弱く、実際に着用したモニター3人全員が「動きやすい」と回答。歩行時に足に負担がほぼかからず、座り姿勢でも窮屈さはあまり感じません。モニターからも「部屋着のショートパンツを履いているみたい」と好評でした。
また、耐久性も申し分ありません。実際に10回洗濯してもきれいな状態を保てており、毎日着用したい人にも向いています。
一方で、速乾性は物足りない結果に。実際にクロッチ部分に水を吹きかけたところ、10分放置しても水分量は3.3%しか減少しませんでした。比較したほかの商品には、満足レベルといえる10%を超えるものがあったことをふまえると、汗をかいたときのムレが心配な人には不向きでしょう。
締めつけ感をあまり気にせず履けるのは魅力ですが、上位商品にはよりお腹まわりやお尻をサポートできるものも。補正力にこだわる人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
今回ご紹介するキレイラボ Fitte ロングガードルは、肌触りを考え、内側部分の素材に綿100%を使用しているのが特徴です。洗濯タグはガードルに直接プリントし、肌への刺激を軽減しています。
販売元は、肌着・インナーなど繊維製品を手がけるグンゼ。同社のブランドであるキレイラボは、「肌がよろこぶスキンウェア」をコンセプトに着心地・肌へのやさしさにこだわった製品作りに取り組んでいます。
ヒップラインには、丸みを出やすくするパワーネットを採用。ウエストは食い込みを軽減しつつお腹を整えられるよう、お腹押さえ機能が備わっています。裾はゴムをなくし、下着のラインが響きにくい設計ですよ。
股部分にクロッチと呼ばれる股用の布がついているのも魅力です。ショーツ・ガードル2つの役割をもっており、1枚履きできます。
カラー展開は、ブラック・グレースモーブ・クワイエットピーチ・ソフトアイボリーの4色。サイズは、M・ L・ LLの3種類があります。サイズの詳細は以下のとおりなので、選ぶ際の参考にしてくださいね。
<平置き時の寸法(参照:公式サイト)>
今回は、グンゼ キレイラボ Fitte ロングガードルを含むガードル全45商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずはガードルを選ぶうえで欠かせない、補正力の検証です。
専門機関の衣服圧測定装置を用意し、各商品のおへそ・下腹部・前太もものつけ根・お尻の出っ張りなど合計10か所の着圧を計測。着圧値の高いものほど高評価とします。またモニターが各商品の上にスキニーを履き、着用時と未着用時の変化を撮影しました。
補正力はいまひとつ。実際に着圧を計測したところ、比較した全商品の平均値16.3hPa(※執筆時点)に対し、お尻の下が10.8hPa・下腹部が6.5hPaとどちらもかなり低めでした。
ガードルの着圧は、おもにハード(30〜40hPa)・ミディアム(20〜30hPa)・ソフト(10〜20hPa)の3種類にわけられます。検証ではどの商品もお尻の下と下腹部の数値が大きく、とくにお尻の下は強いもので40hPaほどでした。
本品は「着圧はゆるい」との口コミどおり、ソフトタイプとしても着圧は弱めといえます。ウエストゴムがへそ下にくるローウエストのため、お腹まわりを整えたい人には不向きでしょう。
続いて、履きやすさの検証です。モニター3人が自分に合うサイズの各商品を着用し、履き口の伸縮性・お腹までガードルを持ち上げやすいか・フィットしやすいかをチェックしました。
その結果、モニター3人全員が「履きやすい」と回答し、高評価を獲得。ウエスト丈はロータイプで、裾丈は下半身全体をサポートしやすいスタンダード・セミロング丈です。着圧が低いためかスパッツのような履き心地で、モニターからは「太もも・お尻・お腹と力を入れなくても履けた」と好評でした。
比較した「トリンプ ボディコンシェルジェ440 ロングガードル」は履き口が狭めかつ伸縮性がなく、履くのに時間が少しかかりましたが、本品は履き口が広めでウエストゴムもきつすぎません。足をスムーズに通せるため、初心者でも履きやすく毎日継続しやすいですよ。
<履きやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、着心地の検証です。せっかくガードルを購入するなら、肌触りがよく快適に動けるものを選びたいですよね。
そこで、モニター3人が自分に合ったサイズの各商品を着用し、肌触りのよさ・動きやすさを評価しました。
実際に着用したところ、モニター3人全員が「動きやすい」とコメント。太もも・お尻の締めつけ感が弱いうえに、ウエストゴムもきつすぎず、部屋着のショートパンツのような着心地です。
比較したほかの商品には、足を開きづらいものもありましたが、本品は歩行時に足に負担がほぼなく、座り姿勢でもお腹や太ももはそこまで窮屈に感じませんでした。あまりの動きやすさにモニターからは、ガードルとしての効果を疑問視する声もあがっています。
タグがプリントされているため、チクチク感や痛みを感じにくいのは利点です。しかし、肌触りはいま一歩。タオルのように生地がざらっとしており、モニターからは「心地よさは感じない」「肌に密着して履いている感がずっとある」との指摘が寄せられました。
<動きやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、速乾性の検証です。各商品のクロッチ部分に霧吹きで水を吹きかけ、直後・5分後・10分後の水分量を比べました。
実際に計測したところ、吹きかけた直後から10分放置しても水分量は3.3%しか減少せず。比較したほかの商品には、速乾性の満足レベルといえる10%を超えるものもありました。
検証では素材に使われるナイロンの割合が多いものほど高評価を獲得する傾向があったのに対し、本品は綿・ナイロン・ポリウレタンを混合しており、肌側は綿100%です。速乾性は物足りないため、ムレが気になる人には使いにくいといえます。
最後は、耐久性の検証です。各商品を洗濯機の普通モードで10回洗い、洗濯前と比べて糸のほつれの有無・生地やウエストゴムが伸び縮みしていないかチェックしました。
その結果、洗濯後も糸のほつれや生地のごわつきはなく、きれいな状態をキープ。比較した「ワコール SUHADA 肌リフト」はウエストゴムの伸びや糸のほつれがあったのに対し、本品は洗濯前から変化はみられませんでした。耐久性に優れているため、毎日着用したい人におすすめです。
グンゼのキレイラボ Fitte ロングガードルは、公式通販サイト「グンゼストア」のほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。なお、公式通販サイトでの販売価格は税込3,190円です(※執筆時点)。検証結果を参考にぜひ検討してみてくださいね。
ガードルを洗う際は、洗濯タグの表示とメーカー推奨の洗い方を確認しましょう。シルクやレースなどのデリケートな素材を使っているものや、ウエスト部分にボーンの入ったものは手洗いがおすすめです。
洗濯タグに洗濯機対応のマークがあれば、洗濯機で洗えます。洗う際は洗濯ネットに入れ、下着用洗剤・おしゃれ着洗剤などの中性洗剤を使用しましょう。生地の縮み・傷みにつながるため、乾燥機の使用は避けてくださいね。
ガードル本来の効果をしっかり得るためには、正しく着用することが大切です。
ウエスト部分を半分に折り返してから履き、ガードル内に手を入れて太ももに流れているお肉を外側から内側へと引き上げます。履き終えたら、前後が平行になっていることを確認しましょう。
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
お腹やお尻の垂れを整えたい人には、エル・ローズのSTYLE UP レギュラーガードル(骨盤ガードル)がおすすめです。着圧はへそまわりが20hPa以上・お尻の下が35hPa以上と強いうえに、動きにくさもほぼ感じませんでした。補正力・着心地を両立しており、長時間の着用にも適しています。
田中みな実×PEACH JOHN ファーストガードルは、太ももを細く見せたいときにぴったり。下腹部・お尻の下部分の着圧は約17hPaとほどよく、太ももが35hPaほどと強めでした。速乾性も高く、汗をかいても蒸れにくいのも利点です。柔らかい素材で肌触りもよいため、快適に着用し続けられますよ。
素材 | ナイロン、ポリウレタン、その他 |
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シームレス |
良い
気になる
検証で使用したサイズ | 64サイズ |
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セット売り | |
接触冷感素材使用 |
サンテラボ スタイルアップ レギュラーガードルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
素材 | 本体:ポリエステル、ポリウレタン、その他/クロッチ部:綿 |
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生地 | 不明 |
裾丈 | スタンダード・セミロング |
ウエスト丈 | ジャストウエスト |
着圧(メーカー公表値) | 3段階グラデーション(強・中・弱) |
全体の着圧平均 | 不明 |
お尻下の着圧 | 17.1hPa |
下腹部の着圧 | 17hPa |
サイズ | 不明 |
骨盤サポート機能 | |
クロッチあり | |
特徴 | 不明 |
田中みな実×PEACH JOHN ファーストガードルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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