KIZAWA メンズ日傘をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは日傘を選ぶうえで気になる、UVカット率の検証です。太陽照明灯から50cmの場所に日傘を固定し、そこから30cm離れたところにマネキンをセットします。日傘に向けて夏の強い日差しを再現した光を3分間照射し、マネキンの頭部に当たっている紫外線の強さを計測しました。

その結果、UVカット率はメーカーの公称値と同じ100％を記録。比較したすべての商品でUVカット率は100％をマーク（※執筆時点）しましたが、本品においてもしっかり紫外線を防げることがわかりました。強い紫外線を含む夏の日差し対策にも役立ちます。

次は、遮熱性の検証です。先ほどの検証と同じく太陽照明灯から50cmのところに各商品を固定し、内側から30cm離れた場所にマネキンをセットします。光を3分間照射したあと、マネキン頭部の表面温度を測定。直接照射した場合と比べて、表面温度が低いものほど高評価としました。

実際に測定したところ、日傘ありでの表面温度は29.6℃と評価はまずまず。直接照射したときの温度42.3℃に対して12.7℃下がりましたが、比較した全商品の平均である約28.9℃（※執筆時点）には一歩およびませんでした。

上位商品には27℃台まで表面温度が低下したものもあったことから、猛暑日には暑さを感じる可能性も。スポーツ観戦や外回りの営業など、外にいる時間が長い人にはやや力不足かもしれません。

続いて、開閉のしやすさの検証です。

実際に男性モニター6人が各商品を使用し、傘の開閉時・カバーを出し入れするときの手間をチェックしました。

最後は、持ち運びやすさの検証です。せっかくメンズ日傘を購入するなら、カバンに入れやすいものを選びたいですよね。そこで、実際に各商品の折りたたみ時の全長と厚み・重さを計測しました。

その結果、折りたたみ時の全長は29.5cm・厚みは5cmとサイズは大きめ。重量が318gと重いのも気になりました。

比較した商品内では、全長23cm以下・重量210g以下のものほどバッグに収納しやすい傾向が。対して本品は口コミどおり長くて重く、持ち運びやすいとはいえません。かさばりやすいため、バッグに常備しておきたい人には使いにくいでしょう。