Adoric 日傘 軽量をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、UVカット率の検証です。太陽照明灯から50cmのところに日傘を設置し、さらに日傘の内側から30cm離れた場所にマネキンを固定し光を照射。3分後にマネキン頭部に当たっている紫外線の強さを紫外線強度計で計測し、紫外線強度が低いものを高評価としました。

検証の結果、UVカット率100%をマークし、「UVカット率は99%」と謳う以上の高い性能を発揮。なお、比較したすべての商品が100%を記録（※執筆時点）しました。外を歩くことが多い人でも、夏場の強い日差しの影響を軽減できるでしょう。

続けて、遮熱性の検証です。UVカット率の検証同様、太陽照明灯から50cmのところに日傘を設置し、日傘の内側から30cmのところにマネキンを固定して光を照射。3分後にサーモグラフィーでマネキン頭部の表面温度を測定し、直接光を当てた場合と比べて表面温度が低下したものほど高評価としました。

検証したところ、3分後の表面温度は29.1℃を記録。比較した全商品の平均値28.87℃（※執筆時点）をわずかに上回り、上位商品には届きませんでした。傘を使わない場合と比べると「遮光性が高く涼しい」との口コミにも頷けますが、猛暑日のような非常に暑いシーンには少し物足りない可能性があります。

比較したほかの商品には、27℃台まで低下したものも見られました。野外ライブやスポーツ観戦など炎天下で長時間の使用を想定する場合は、遮熱性がより高かった商品もチェックしてみましょう。

次は、開閉のしやすさの検証です。

6人の男性モニターが実際に使用し、傘を開くときの手間・傘を閉じるときの手間・カバーを出し入れするときの手間などを確認。開閉に手間がかからず、快適に使用できるものを高評価としました。

最後は、持ち運びやすさの検証です。厚み・折りたたみ時の全長・重さを実測。軽くてコンパクトなモデルを高評価としました。

調べたところ、収納時のサイズは厚み5cm・長さ18cmとコンパクト。半数以上の商品が全長25cm以上だったなか、トップクラスの短さでした。比較した商品内には300gを超えたものがあったのに対し、重量が200gと軽いのもメリットです。

持ち運びやすい基準とした「全長23cm以下＋重さ210g以下」の条件を優にクリアしており、常にバッグに忍ばせておいても負担になりにくいでしょう。晴雨兼用で突然の雨にも対応できるので、携帯しておけばいざというときに重宝しますよ。