トラック オイルNo.3の口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

髪のまとまりやすさを検証したところ、比較したなかでもトップクラスの高評価を獲得しました。

乾いた状態の毛束の幅を測り、霧吹きで濡らして商品を塗布。ドライヤーで乾かしてから改めて毛束の幅を計測したところ、変化率は平均-17.03％（※2024年9月時点）を記録しました。比較した商品には変化率が-10％前後にとどまるものもあったのに対し、毛先までしっかりまとまっています。

スタイリング時に使っても、毛先までしっかりまとまります。乾いた毛束に商品を塗布し、塗布前の幅と比べると変化率は平均-28.09％（※2024年9月時点）を記録。比較したところ、変化率が-15％以下の商品はすとんと落ち着いたシルエットになる傾向がありました。

乾いた状態・濡れた状態のどちらに使っても、しっかりとまとまるのがうれしいところ。毛量が多い人や髪が広がりやすい人にぴったりです。

テクスチャは重めです。比較したなかにはさらっと軽い質感で初心者が使いやすいものもありましたが、ねっとりと重く硬めの質感なのでヘアオイルの扱いに慣れた人に向いています。

一部「手のひらで伸ばしてもムラになる」と指摘するモニターもいましたが、「手のひらで温めると伸びがよくなる」という意見が複数見られました。慣れていないとムラになる可能性があるため、手の温度でしっかり温めてからなじませるようにしましょう。

＜なじませやすさについてのモニターコメント＞

1. 「テクスチャは硬めで、手のひらの上で温めて広げると少し柔らかくなった。それでも硬めなので、使用する際は量が必要」
2. 「やや重めで、髪に伸ばしにくかった。ベタベタした感じでそのあとの髪の手触りもよくなかった」
3. 「テクスチャはトロッとしていて、手にも髪にも伸ばしやすい。ほどよい硬さでムラなく髪になじんだ」
4. 「スタイリングオイルくらい、かなり重めのテクスチャ」
5. 「硬い髪にはちょうどよい硬さ。髪にもよくなじみ、サラサラしすぎずとても使いやすいと思う」

コメントは一部抜粋

実際にスタイリングしてみたところ、しっかりツヤ感のある仕上がりに。比較したなかにはツヤ感が出しにくい商品もありましたが、「スタイリングにも使いやすい」という口コミにもうなずける仕上がりです。

スポイト1.5回分を手に取り髪に押しつけるようになじませると、パサつきが気になる髪にもツヤが出ました。ブリーチやパーマによる乾燥でパサついた髪にツヤを出したい人におすすめです。

メーカーによると、ラベンダーにレモン・ユーカリをミックスした金木犀をイメージさせるシトラスフローラルの香りです。実際に試したモニターからも、「オレンジ・ピーチ・レモン・グレープフルーツなど、爽やかさを感じる香り」との声が挙がりました。柑橘系の爽やかさが強いものの、おおむね謳い文句どおりの香りです。

なかにはベリーっぽい・アーモンドと答えた人や、「香りが苦手」という口コミのようにフローラル系の香りが気になる人もいました。とはいえ、比較した一部商品のように独特な香りはせず、複数のモニターが「強すぎず毎日使いやすい」と回答しています。

塗布時は強すぎず弱すぎない香りで、ドライ後はあまり残らないという意見が多数。一部モニターからは「ほんのり香っていた」との声もありましたが、かなり控えめです。強い香りが苦手な人にも向いています。

＜香りのよさについてのモニターコメント＞

1. 「子どもの駄菓子に使われるようなオレンジ系の香り。手に取っても、香りが広がらなかった」
2. 「強すぎず爽やかな香りで、毎日使いたくなる。手に出したときはほのかに香る程度で、鼻を近づけると香りを感じた」
3. 「スッキリとした爽やかな香り。あまり強くないので毎日でも使いやすく、香りもよいと思う」
4. 「ドライ後の香りはほぼ感じず、時間が経つと消えていた。好きな香りだったのでもっと持続してほしい」
5. 「乾かしたあとも香りはしっかり残り、ドライ前とあまり変わらない。乾かしたあとも気になる感じはなく、毎日使うものとしてはよいと思う」

コメントは一部抜粋

容器には、使用量をコントロールしやすい専用スポイトが付属しています。比較したほかの商品には一気に出やすく適量を取り出しにくいものもあったなか、必要量を取り出しやすく少量ずつ出して塗布できるのは魅力です。

ただし、フタがついているものの、ゆるくて中身がこぼれそうなため持ち運びには向いていません。インテリアとしてもおしゃれなデザインなので、自宅用として置いておくほうがよいでしょう。

低洗浄力のシャンプーで落としやすいのもメリットです。

スライドガラスに塗ったヘアオイルをシャンプー液で洗浄し、垂らした水滴の高さで残り具合を調べると、水滴の高さは平均0.60mm（※2024年9月時点）を記録。比較したなかには平均2.00mmも水滴が垂れた商品もあったのに対し、しっかりと落とせていました。

ヘアオイルをきちんと落とすことで、髪のゴワつきやヘアカラーが入りにくくなるのを防げます。本品ならマイルドな洗浄力のシャンプーでも落としやすいので、髪をいたわりたい人やヘアカラーを楽しんでいる人にぴったりですよ。

補修成分の充実度は、低評価となりました。理系美容家の箱崎かおりさんが成分を確認したところ、ダメージケアが期待できる18MEA類似成分・ヒートケア成分・加水分解タンパク質・CMCなどの補修成分がいずれも見当たりません。

比較したほかの商品には、外部と内部の両面からアプローチできるものもありました。本品はダメージを補修して、ハリ・コシのあるツヤ髪を目指したい人には物足りない成分構成です。

しっとり重めの仕上がりで、束感は控えめでした。比較したほかの商品には柔らかい動きが出やすくカール向きのものもありましたが、こちらはカールが伸びてだれやすいのがネックです。巻き髪スタイルには向いていません。

しっとり系の仕上がりになるため、乾燥が気になる髪やストレートスタイルには向いています。髪全体に使うよりも、毛先につけるほうがよいでしょう。