【ファストコーヒー頂上決戦2025】バリスタが本気で飲み比べ!コンビニコーヒーで一番おいしいのは...!【アイスコーヒー編】
昨年夏、「コンビニのコーヒーで1番おいしいのはどこなの?」という疑問に終止符を打つべく、コンビニ各社のアイスコーヒーを集めて飲み比べを行いました。
結果は前評判で圧倒的な人気を誇っていた「セブンイレブン」を「NewDays」の期間限定商品が超えていくという意外な結末となりました。そして迎えた2025年夏、1年の間にコンビニコーヒーの競争はさらに加速しているように感じます。
そこで今回も現役のバリスタであるマイベストのコーヒー担当・相野谷が昨年を超えるファストコーヒー16商品を飲み比べ!検証の結果昨年王者のNewDaysが連覇を果たしたのか、それとも真の頂点が現れたのか、1商品ずつ徹底解説します!
マイべマガジンではコンビニなどで手軽に購入が可能なドリップコーヒーを「ファストコーヒー」と呼称いたします。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年7月7日)の情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込で表記しております。

製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
「コンビニのコーヒーで1番おいしいのはどこなの?」この答えをまたしても追い求めます!
みなさんこんにちは、マイベストのコーヒー関連のコンテンツを担当しています相野谷です。10年前にドトールで働きはじめたことをきっかけに、コーヒーの沼にハマりました。それからスペシャルティコーヒーを扱う専門店に移り、本格的にバリスタとしてコーヒーを淹れはじめます。2年ほど前には、自身の焙煎所を開業しました。今もお客様にコーヒーを提供し続けている生粋のコーヒーラバーです。
去年の夏、10商品のアイスコーヒーを飲み比べ「コンビニのコーヒーで1番おいしいのはどこなの?」という問いに答えを見つけることができました。今年の夏はもうコーヒーには迷わないと思っていたのですが、暑くなり始めた頃にコンビニを数店舗回り思いました。「去年と違う...!」と。
もちろん店舗によっては全く同じコーヒーの場合もありますが、1年の間にリニューアルしたり、新しい豆を使用したりと明らかに違うものも。失ってしまった答えを取り戻すために、今年もコンビニコーヒーを中心に同価格帯のファストコーヒー16商品の飲み比べを行いました。
前回飲み比べしたアイスコーヒー・アイスカフェラテ・ホットコーヒー編が気になる人はこちらからご覧ください!
飲み比べの前に...濃度(TDS)を測ってみよう
昨年に引き続き今年もTDSの計測からスタートです。TDSはよくお店でレシピの調整や、味わいのクオリティを統一するために用いることが多いです。一言でいえばコーヒーの濃度を数値化したもの。
数字に囚われすぎることはあまりよくないですが、今回は参考値として測ってみましょう。ちなみにスペシャルティコーヒー協会が定める適正値は1.15%〜1.35%といわれています。この数値以下だと味わいは薄い傾向に、この数値以上だと濃い傾向があるということです。
各コーヒーのTDSにはバラつきがあったものの、適正値を大きく外れるものはなし
実際に計測を行うと、各コーヒーの数値にはバラつきがありましたが、どの商品も大きく適正値を外れている数値はありませんでした。あくまで、数値は参考値になりますがこの価格帯でも十分な濃度を抽出できていることが分かります。
数値とおいしさは必ずしも比例するものではありませんが、昨年に引き続きファストコーヒーは全体的に高いクオリティに達していることを再認識させられました。
いざ飲み比べ!2025年ファストコーヒーの頂上を決定します
それでは飲み比べていきましょう。今回も前回に引き続きランキングの基準を「バリスタが飲んでより専門店の味わいに近くおいしいと感じたもの」として以下の4項目に注目をして飲み比べを行いました。
- 味わいのバランス
- 甘味の強さ
- 濃度感のほどよさ
- 雑味の少なさ
各項目を1〜5点の満足度でスコア化し、合計20点で満足度の評価を行いました。おいしさの評価に加えて参考値として抽出時間・内容量も計測しています。
満足度のラダー:5点:とても満足・4点:満足・3点:普通・2点:不満・1点:とても不満
抽出時間は抽出開始のボタンを押してから抽出完了までの時間を計測しています。
内容量は氷の重さも含めて計測しています。
16位:ローソン アイスコーヒー(S)
味わいのバランス:3点(普通)
甘味の強さ:3点(普通)
濃度感のほどよさ:4点(満足)
雑味の少なさ:2点(不満)
合計:12点
ローソンのアイスコーヒーはほかのものと比べると、抽出時間が短いです。味わいはドリップというよりはアメリカーノに近く、苦味と濃度がしっかりとした味わいに感じました。エスプレッソのような強い苦味があるため、アメリカーノを飲み慣れていない人はバランスが悪く感じるでしょう。アメリカーノ好きの人はぜひ一度試してほしいです。飲み比べた日が母の日に近くカップがかわいいデザインでした。
- 価格(税込):160円
- 内容量:293g
- 抽出時間:24秒
- TDS:1.22%
2025年7月1日、価格改定により値上がりしました
14位:ロッテリア アイスコーヒーM
味わいのバランス:4点(満足)
甘味の強さ:3点(普通)
濃度感のほどよさ:3点(普通)
雑味の少なさ:3点(普通)
合計:13点
濃度感はかなり強く、しっかりとしたコーヒーの味わいが感じられます。その分苦味が強く支配的になりすぎているように感じるため、全体のバランスとしてはやや崩れている印象。渋さもありコーヒー単体では飲み進めにくさを感じますが、味の濃いハンバーガーなどと合わせても負けない味わいだといえます。
- 価格(税込):280円
- 内容量:305g
- 抽出時間:カウンター提供のため不明
- TDS:1.47%
14位:ゼッテリア アイスコーヒーS
味わいのバランス:2点(不満)
甘味の強さ:3点(普通)
濃度感のほどよさ:4点(満足)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:13点
ロッテリアの新業態ゼッテリアの商品。苦味は感じられますが、甘さが弱く酸味が嫌な目立ち方をしているように感じます。深煎りの苦味が主体な味わいですが、味わいのバランスが崩れているように感じられアイスコーヒー単体ではやや飲みにくさを感じました。ロッテリア同様に味の濃いハンバーガーなどと合わせても負けない味わいとはいえます。
- 価格(税込):180円
- 内容量:315g
- 抽出時間:カウンター提供のため不明
- TDS:1.16%
11位:デイリーヤマザキ アイスコーヒー
味わいのバランス:4点(満足)
甘味の強さ:3点(普通)
濃度感のほどよさ:3点(普通)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:14点
一口飲むと焙煎の香ばしさを強く感じられます。風味は大きな雑味がなくきれいな味わいといえます。全体的な味わいは控えめですが、すっきりと飲みやすい印象です。しかし、苦味や甘さもやや弱く感じてしまい飲みごたえには欠けました。ガツンとした味わいを求める人には物足りない可能性があります。
- 価格(税込):130円
- 内容量:251g
- 抽出時間:53秒
- TDS:1.07%
11位:ミニストップ アイスコーヒーS
味わいのバランス:4点(満足)
甘味の強さ:3点(普通)
濃度感のほどよさ:3点(普通)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:14点
味わいのバランスがよく甘さも感じられるのですが、特徴的な味わいがなく淡白な味わいです。昨年飲み比べたときと比べて、氷の量などが変わったのか濃度感はやや弱く感じます。コーヒーの味わいを楽しめる薄さではあるものの、すっきりとした味わいが好きな人が飲んでちょうど良いくらいです。
- 価格(税込):130円
- 内容量:230g
- 抽出時間:46秒
- TDS:1.03%
11位:モスバーガー アイスコーヒー
味わいのバランス:3点(普通)
甘味の強さ:3点(普通)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:3点(普通)
合計:14点
濃度感はかなりしっかりめで、コーヒーらしい苦味をを強く感じられます。もう少し苦味を支える甘さがあれば、よりバランスが良くなり飲みやすかったです。後味には渋さが残り、コーヒー単体だと飲み進めにくく感じました。苦味が強く味わいがガツンと感じられるコーヒーが好きな人におすすめです。
- 価格(税込):260円
- 内容量:237g
- 抽出時間:カウンター提供のため不明
- TDS:1.19%
7位:マクドナルド プレミアムローストアイスコーヒー
味わいのバランス:4点(満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:4点(満足)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:16点
前回飲んだときよりも濃度感を強く感じました。苦味が主体の味わいですが、コーヒー本来の果実味も味わいの奥に感じられバランスはほどよくとれています。よくも悪くも風味に特徴がないため、誰でもおいしく飲めるコーヒーです。コーヒー単体で飲んでも十分おいしく楽しめました。
- 価格(税込):120円
- 内容量:245g
- 抽出時間:カウンター提供のため不明
- TDS:1.03%
7位:ミニストップ アイスプレミアムコーヒーグアテマラ100%
味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:3点(普通)
濃度感のほどよさ:4点(満足)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:16点
ミニストップのシングルオリジンコーヒーです。グアテマラらしい甘さや華やかな果実味があり飲みやすいバランスが楽しめました。ファストコーヒーのなかでここまでグアテマラのよさを引き出せるのは驚きです。風味にやや焦げたような香ばしさがありました。もう少し甘さや濃度感があればよりハンドドリップに近い味わいになったかと思います。
- 価格(税込):170円
- 内容量:228g
- 抽出時間:46秒
- TDS:1.11%
7位:セブンイレブン キリマンジャロブレンドアイス R
味わいのバランス:4点(満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:3点(普通)
雑味の少なさ:5点(とても満足)
合計:16点
タンザニアのキリマンジャロコーヒーを使用したブレンド。苦味が主体の味わいですが雑味はなく、キリマンジャロらしい上品な印象を受けます。後味にはハチミツのようなやさしい甘さがあり、心地よい余韻が楽しめました。しかし、甘さを含めた全体の味わいがやや弱く物足りなさを感じます。すっきりとした味わいのコーヒーが好きな人におすすめです。
- 価格(税込):140円
- 内容量:241g
- 抽出時間:40秒
- TDS:0.99%
2025年7月7日からの値上げが発表されています
7位:セブンイレブン コロンビアブレンド アイスR
味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:3点(普通)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:16点
最初の一口目は酸味が強く感じましたが、飲み進めていくと徐々にシロップのような甘さが口の中に広がりはじめます。フルーティな味わいと、香ばしさや甘さが楽しめる非常にバランスがとれた一杯です。大きな雑味は感じませんが焙煎によるスモーキーさが後口に残りやや気になりました。人によっては薄く感じるかもしれませんが、夏にごくごく飲むにはおすすめといえます。
- 価格(税込):140円
- 内容量:232g
- 抽出時間:40秒
- TDS:0.92%
2025年7月7日からの値上げが発表されています
店舗により取り扱いがない場合があります
4位:セブンイレブン グアテマラブレンド アイスR
味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:3点(普通)
雑味の少なさ:5点(とても満足)
合計:17点
雑味はほとんどなく、グアテマラ特有のオレンジのようなフルーティな甘さのある味わいが楽しめました。甘さや香ばしさが感じられ、味わいのバランスもよく飲みやすい印象を受けます。焙煎によるスモーキーさが後口に残りやや気になりますが、酸味のあるフルーティなコーヒーが好きな人に飲んでほしいすっきりタイプの一杯です。
- 価格(税込):140円
- 内容量:229g
- 抽出時間:40秒
- TDS:0.81%
2025年7月7日からの値上げが発表されています
店舗により取り扱いがない場合があります
4位:セブンイレブン アイスコーヒー R
味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:4点(満足)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:17点
しっかりとしたコーヒーらしい苦味とそれをささえる甘さが感じられ、安定感のある味わいです。濃度感もほどよく、すっきりと飲みやすい印象。これより薄いと水っぽい印象に感じられそうですが、暑い日に飲むにはちょうど良く感じました。風味のなかに焦げた印象があり甘さをマスクしているように感じられたためこの評価に。
- 価格(税込):120円
- 内容量:238g
- 抽出時間:37秒
- TDS:1.42%
2025年7月7日からの値上げが発表されています
4位:NewDays アイスコーヒー レギュラー(ふつう)
味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:3点(普通)
合計:17点
昨年の飲み比べの後にリニューアルしていたNewDays。通常のブレンドがとんでもなくおいしくなっていました。ブラジルらしいどっしりとした甘さを主体とした味わいで、苦味とのバランスがよくとれています。濃度感はファストコーヒーとは思えないほどしっかりと感じられます。リニューアル前に比べると値段はやや上がっていますが、それでも十分なおいしさといえます。
- 価格(税込):120円
- 内容量:283g
- 抽出時間:45秒
- TDS:1.40%
3位:ファミリーマート アイスコーヒーS
味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:4点(満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:4点(満足)
合計:18点
2025年6月にリニューアルしたマシンで抽出したコーヒーで評価を行っています。
苦味が主体の味わいではあるものの、甘さを強く感じられるためバランスが非常によく感じられ飲みやすい印象を受けます。派手な風味などはなく余韻はやや短めですが、コーヒー本来の果実味とコーヒーらしい苦味のある味わいがしっかりと楽しめました。濃度感がほどよくコーヒー単体で飲んでも、パンなどと合わせても楽しめる一杯です。リニューアルした新しいマシンの実力を感じました。
- 価格(税込):145円
- 内容量:235g
- 抽出時間:37秒
- TDS:1.27%
2位:NewDays アイスコーヒー シングルオリジンブラジル レギュラー(ふつう)
味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:5点(とても満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:4点(普通)
合計:19点
毎回安定した高いクオリティのコーヒーを楽しませてくれるNEYDAYSのシングルオリジンシリーズ。今回はブラジルのピーベリーを使用したものでした。飲んでみると、とにかく甘さが強くブラジルらしい丸くもどっしりとした甘さが口に広がります。濃度感もファストコーヒーとは思えないほどしっかりと感じられ、コーヒー初心者からコーヒー好きまでどんな人でも楽しめる味わいです。今回も期待を裏切らないおいしさでした。
- 価格(税込):170円
- 内容量:286g
- 抽出時間:48秒
- TDS:1.48%
1位:ファミリーマート アイスモカブレンド
味わいのバランス:5点(とても満足)
甘味の強さ:5点(とても満足)
濃度感のほどよさ:5点(とても満足)
雑味の少なさ:5点(とても満足)
合計:20点
2025年6月にリニューアルしたマシンで抽出したコーヒーで評価を行っています。
今回飲み比べを行ったもののなかで一番衝撃を受けたコーヒーです。エチオピアらしいジューシーな果実味と苦味がほどよいバランスで感じられ、フルーティな印象が強いですがしっかりと飲みごたえもあり、専門店のハンドドリップに勝るとも劣らないクオリティでした。コンビニのコーヒーでこんなに風味が強く広がり、余韻を長く感じたのは新鮮な体験でした。酸味のある味わいにはなりますが、ぜひ普段コーヒーを飲む人に試していただきたいコーヒーです。
- 価格(税込):190円
- 内容量:240g
- 抽出時間:49秒
- TDS:1.30%
ファストコーヒーのおいしさランキング2025【アイスコーヒー編】が完成しました!
今年も無事にファストコーヒーのおいしさランキングが完成いたしました。前回1位を獲得したNewDaysは今回惜しくも2位に。セブンイレブンは昨年とあまり違いは感じなかったものの安定した味わいでした。
しかし、NewDaysはレギュラーのコーヒーのリニューアルを行い、レギュラーコーヒーが前回の飲み比べに比べて非常においしくなっていました。昨年の飲み比べからリニューアルをしているメーカーは他にもあり、ファストコーヒー業界全体がここ数年で一気に成長しているように感じます。
そして今回は何よりもファミリーマートのファストコーヒーに驚かされました。
ファミリーマートは約7年ぶりにコーヒーマシンをリニューアル
栄えあるファストコーヒー頂上決戦2025の1位に輝いたのは「ファミリーマート アイスモカブレンド」でした。エチオピアを使用したコーヒーは各社期間限定などでも販売していますが、今まで飲んできたものを含めても、ファストコーヒーの中ではこの商品が1番おいしかったです。
実はこの企画が始まると同時期にファミリーマートが約7年ぶりに新型コーヒーマシンを発表しました。新しいマシンはグラインダー(コーヒー豆を挽く部分)に力を入れていて挽き目を9段階に挽き分けられるそうです。
正直「そこまで変わるのか?」という気持ちもありましたが、前のマシンと比べると味わいには確かに違いを感じられました。特に甘さや風味などのコーヒー本来の味わいがしっかりと引き出されています。
1杯ごとに適切な挽き目に調節できる!
セブンイレブンも味わいを3種類から選ぶことはできますが、抽出方法で味わいの違いを出しているそうです。今回のファミリーマートは挽き目を変えるというより味わいにメリハリが生まれるアプローチ方法に感じました。
バリスタがコーヒーを淹れる時に重視する、粒度の細かさを1杯ごとにコンビニのマシンが行なっているということが驚きです。まだ設置がない店舗もありますが、順次全国のファミリーマートに設置されるそうなので見かけたらぜひ一度飲んでみてください。
おわりに
現在、コーヒー業界も様々な理由で生豆自体の価格が高騰し続けています。セブンイレブンとローソンも、この飲み比べの後に値上げを発表しました。他のメーカーも昨年に比べて全体的に価格は上がっているように感じられます。それでもまだコスパは十分に感じるほどに、ファストコーヒーはクオリティが高いです。
他にも缶コーヒーやインスタントコーヒーなど手軽に飲めるコーヒーのレベルが着実に上がり続けているように感じます。世の中の人に身近なコーヒーがどんどんおいしくなることで、コーヒーに対する興味を持つ人が増えてくれたら最高です。
奥が深いコーヒーの世界。コーヒーの沼は知れば知るほど、どんどんはまっていきますよ。興味が出た人は、ぜひ次は自分の街のコーヒー屋さんにも行ってみてください。きっとコーヒーの世界が更に広がりますよ。明日はいつものコンビニのコーヒーも少しだけ味わって飲んでみてもらえるとうれしいです。
SNSアカウントはこちら
(執筆/マイべマガジン編集部・相野谷大輔)
【関連するキーワード】
#コーヒー飲み比べ #アイスコーヒー #コンビニコーヒー #コンビニコーヒー比較