【花粉対策】空気清浄機だけじゃダメ!?加湿器とロボット掃除機で我が家の花粉対策を自動化させたら…【テストして良かったものだけ】
2025年も到来する花粉シーズン。もっとも影響が大きいスギ花粉は、2月上旬頃からすでに飛散が始まっています。近畿では例年の5倍に達するという予測も。皆様、対策は万全でしょうか?
今回は、マスクやメガネといった個人的なものではなく「家族みんなが自宅で花粉に悩まされないようにする」というテーマを設け、一家まとめての花粉対策を可能とする6つの家電をご紹介します。
これはすべて、商品比較サービス「マイベスト」でテストしてきた商品のなかから、実際に比較検証してみつけた信頼できるものばかり!
「空気清浄機があればよくない?」という説は間違ってないのですが、実はもっとたくさんの方法があります。
本気の自宅花粉対策、ぜひ参考にしてください。
本コンテンツの情報は公開時点(2025年2月21日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。
本コンテンツをお読みになる前に! 花粉症の大切な情報もご確認ください
本コンテンツでは商品比較サービス「マイベスト」で検証したグッズをもとに、花粉対策に最適なものをご紹介していますが、すべての花粉対策グッズや知識をカバーしきれていません。
花粉対策の情報は厚生労働省・日本アレルギー学会などでもまとめられているのでご確認ください。
室内の花粉対策は空気清浄機だけじゃない?「部屋の湿度」と「掃除の順番」も大切
「花粉対策」×「家電」となると、まず思い浮かぶのが空気清浄機ではないでしょうか。
もちろん、空気清浄機は空気中を舞う花粉に対してはとても有効な手段のひとつ。今回の記事でも、おすすめの商品をご紹介します。
ただ、空気をきれいにすることと同じくらい大事なことがあります。それは「部屋の湿度」と「掃除の順番」です。その理由とおすすめの商品について、順番にご紹介します。
花粉が舞い散らないように掃除する編
- 対策①:部屋の湿度を上げる【加湿器】
- 対策②:床を水拭きする【ロボット掃除機】
- 対策③:掃除機は紙パック式【スティッククリーナー】
- 対策④:家具まわりも忘れない【ハンディクリーナー】
空気中の花粉を極力減らす編
- 対策⑤:空気中の花粉をキャッチ【空気清浄機】
- 対策⑥:合わせ技もアリ!【加湿機能付き空気清浄機】
ちなみに、マイベストでは実際に検証したデータを基に、以下を指標として商品のおすすめスコアをつけているので、スコアを見る際は参考にしてください。
- ★4.50以上:マイベストのおすすめ!
- ★4.00~4.49:迷っているなら買うべき
- ★3.50~3.99:一部気になる点あり
- ★3.00~3.49:気になる点が多い……
花粉を舞い散らせたくない!だったら加湿器が頼れます
室内の花粉対策としてもっとも有効なのは「部屋の中に花粉を入れない」ことですが、完璧にシャットアウトするのは難しい。
なので、花粉はすでに部屋に侵入していると想定しましょう。その場合、まず加湿器を活用することがポイントです。
これは、床に落ちた花粉がふたたび舞いにくくするために、水分をもたせて重くすることが主目的です。地味に感じるかもしれませんが、この行動が後々効いてきます。
そこでおすすめしたいのが、商品比較サイトマイベストの加湿器全15商品の比較検証で1位になったシャープ「プラズマクラスター 加湿器 HV-T55-W」(販売価格:27,200円)です。
加熱気化式(ハイブリッド式)を採用し、「マイベスト」での検証時には、対象となった室内の位置や高さに関係なくムラなく全体が加湿されていることがわかりました。そのハイパワーさに加えて、温度・湿度センサーを搭載しているので、適切な環境をキープできる点が花粉対策としての強みです。
また、毎日使い続けるにあたって重要な「いかに面倒くさくないか」という点も秀逸です。
そもそもの話になりますが、加湿器は加湿力を優先すると、構造上どうしても菌の発生を塞ぐためお手入れの手間が多くなります。
その点で、「プラズマクラスター 加湿器 HV-T55-W」はトレーとタンクが一体になった「バケツ型タンク」式。排水はラクだし、お手入れが必要な箇所も少なめです。
給水時は給水タンクを外して水を入れてもいいし、本体上部から直接注いでもOK。加湿器にありがちな「水入れるのめんどくさい!」という悩みが少ないのも嬉しいところ。
加湿器需要の高まりを受け、現在は約3万円と高価ではありますが、加湿能力から給水・排水のしやすさに至るまでの隙のない性能を考えると、あくまで"妥当"といえるレベル。加熱気化式の加湿器のなかでは電気代も安め。
すべての人におすすめできる、毎日快適に使える高性能な商品です!
床に落ちた花粉を水拭きで回収!ロボット掃除機なら楽勝です
そもそも、スギ花粉は粒径が30 μmと、空気中を漂う微粒子のなかではかなり大きいほうなので、数分で落下します。
自宅に侵入した花粉は、空気中だけでなく床にも多く存在しているわけです。特に、先述したように加湿器を活用している場合は、その傾向がより強くなります。
その状態で掃除機を使うと、床に落ちた花粉がふたたび舞い散って大変なことになります。最善の対策は「掃除機をかける前に床を水拭きする」なのですが、これを毎日やるのはちょっと時間が取れない、と感じる人もいらっしゃるのでは。
しかし!マイベストロボット掃除機ランキングで、51商品中でNO.1に輝いたBeijing Roborock Technology「Roborock Q Revo QR52-04」(販売価格:88,658円)なら、その問題を解決してくれます。
9万円弱というお値段が気になる人もいらっしゃるかもですが、この「Roborock Q Revo QR52-04」はこの価格ならむしろ安い!と言えます。
ゴミの収集はもちろんのこと、モップでの水拭きもこなし、かつダストステーションに戻るとゴミの回収、モップ洗浄、モップの乾燥まで自動でこなしてくれます。
今回の肝心な部分である水拭き能力も秀逸です。
マイベストでの検証時、一定のエリアにコーラを撒いて一晩放置してから水拭きすると、端の一部を除いてきっちりと拭き上げました。
モップが床に圧をかけながら回転し、こびりついた汚れを力強く落とす頼もしい仕様です。花粉対策としての「掃除機前の水拭き」は、全面的にお任せできます。
ちなみに、部屋全体の掃除能力の高さは全51商品中NO.1。部屋に撒いたゴミの95.1%を吸引し、20万円近くの上位モデル以上の掃除能力を発揮しました。部屋の隅や壁際といった細かい箇所の吸い残しもほとんどないという素晴らしい結果を残しています。
加湿器で花粉を舞いにくくしたうえで、ロボット掃除機による水拭きをする。この鉄板の対策が、毎日自動で行われる暮らし。これは誰にとっても間違いなく快適です。
水拭きしたら掃除機でフィニッシュ。紙パック式なら隙なし!
加湿器とロボット掃除機による花粉対策の自動化を済ませたら、次は掃除機の出番です。
ただ、ひとことで掃除機と言っても、花粉の時期に選ぶべきはゴミ捨て時のホコリの舞い散りが少ない「紙パック式」を採用したもの。いくら床中の花粉を吸い取ったとしても、ゴミ捨てのタイミングでこぼれてしまったら悲しいですから。
ここでぜひおすすめしたいのが、スティッククリーナー96商品を比較検証した結果、全体の第3位、紙パック式採用モデルで第1位となったツインバードの「TWINBIRD ードレススティック型クリーナー TC-E264B」(販売価格:19,980円)です。
ゴミ捨て時に、手を汚さずにワンタッチで捨てられるのが大きなメリット。
実際に、検証時にはダストカップ式の商品(※直接カップにゴミが入る)はゴミ捨て時にホコリが舞う場面があった一方、ホコリを気にせず衛生的に捨てられました。
コードレスで本体重量が1.47kgと軽いうえ、ヘッドが自走式で可動域も広いためスイスイ動かせるのでとにかくラク、という特徴もあります。ヘッドとブラシの間に隙間が少ないので、フローリングの奥までゴミを押しやっても弾かず取り切りました。
カーペットでの吸引力の評価は若干伸び悩みましたが、ロボット掃除機の苦手な部分をしっかり補う、相性バッチリの一台だと言えます。
スティック掃除機だと面倒臭い。より細かい場所はハンディで
加湿器、ロボット掃除機、そして紙パック式スティッククリーナーで床に落ちた花粉を回収したら対策終了……ではありません。
コートやジャケットなどのアウター、さらにソファやカーテンにも花粉は付着します。スティッククリーナーを可変させて対応することも可能ですが、手軽さを重視するならハンディクリーナーの採用もおすすめです。
例えばこちら、マイベストで40商品中1位の評価を得ているMOOSOO「ハンディクリーナー K12」(販売価格:8,980円)。
吸引力は最高評価ではないものの、上位を確保。そのうえで軽さと操作性を両立しているという秀逸なバランスが素晴らしい。
「吸引力」「軽さ」「操作性」という3つのポイントで同時に高評価を得ている商品はレアです。
ブラシツールが本体と一体化しており、ワンタッチで引き出すだけでサッシやキーボードの掃除にも対応できるのも心強い。
置くだけで充電できるスタンドも付属しているため、リビングに置いてサッと取り出す使い方も可能。
人が出入りしたり、換気したり。日常でたびたび発生する花粉侵入シチュエーションに対応するには最適な手段です。
空気中に漂う花粉をキャッチ!やっぱり【空気清浄機】は対策の王道
先ほども少し触れましたが、花粉は空気中の粒子としては比較的大きめで、部屋に侵入した後は数分で落下します。そこで、その落下を早め、水拭きや掃除機で回収するのが有効、というのはこれまでご紹介したとおりです。
しかし、実は花粉のまわりには「オービクル」と呼ばれる、0.5μm程度の非常に細かい粒子が1万個程度付着しています。これもアレルギーの原因になります。
この粒子は長時間空気中を滞在するため、床に落として回収する、というこれまでご紹介した手段が効きにくい。
そこで活用したいのが空気清浄機ですが、肝心の集じん力が足りなければ効果は期待薄。
なので、みなさんにはマイベストの空気清浄機比較記事で、19商品中で2位という高評価を得たDyson「Purifier Big+Quiet Formaldehyde BP03 NB」(販売価格:95,890円)を強くおすすめします。
評価1位の商品は現在販売終了しており入手しにくいため、今回は掲載を見送っています
その理由は、まず19商品中で最高評価を叩き出した圧倒的な集じん力にあります。大きなフィルターと風量により、検証時には試験用空間内の「0.3μmの粒子を32.47%」「0.5μmの粒子を29.02%」まで減少させました。
この数値は、全19台の中でも最高評価です。
脱臭力も同じく19商品中のNO.1。花粉を警戒して換気がしにくい時期には、部屋のニオイが気になる場面が増えますが、ダイソンならその悩みも一緒に解決してくれます。
溜まった花粉を片付けたあとは空気清浄機でより細かい粒子に対応する。室内に侵入した花粉から家族みんなを守るためには、この2段構えが効果的です。
対策⑥:合わせ技もアリ!【加湿機能付き空気清浄機】
これまで加湿器と空気清浄機は別々の商品をおすすめしてきましたが、これらの性能を1台で兼ね備える商品もあります。
それがパナソニック「Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXV90-W」(販売価格:83,250円)です。
集じん力評価は★4.42と、そこまで高くはないですが、脱臭力やセンサー感度は高評価。
1台で2役に魅力を感じるなら、選択肢に入ってくる商品です。
ちなみに、電気代が安いというメリットもあります!
【まとめ】次回は「そもそも部屋に花粉を侵入させない花粉対策」予定です!
マスクやメガネではなく、導入することで家族全員の花粉対策ができる家電のご紹介でした。
花粉を床に落としたら、舞い散る前に拭き取り、さらに掃除機で回収する。そこから漏れる細かな粒子は空気清浄機にまかせる、という手順になります。
ぜひお試しください。
なお、次回は衣類乾燥機や布団乾燥機など、そもそも部屋に花粉を侵入させない花粉対策記事を配信する予定です。あわせてご覧いただけますと幸いです!
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(執筆・マイべマガジン編集部・青山卓弥)
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