NEWクレラップは、食材の保存からレンジ調理まで幅広く使いたい人におすすめ。「食器にぴったり貼りつく」という口コミどおり、実際に使用した検証では、水を入れたグラス・マグカップにしっかり密着し、逆さに振っても一切水漏れしませんでした。隙間に水が入る込む商品もあるなか、はがれにくさはトップレベルです。ペラペラしない厚みがあり、食材をしっかり包めるのも利点。ニンジンを巻いてみると、ラップ同士がしっかりくっつき巻き終わりまできれいでした。隙間ができにくいので、レンジで野菜の下処理をするときにも重宝しますよ。切りやすさを向上する工夫も充実。箱には巻き戻り防止加工を施したフラップが2つあります。20cmほど引き出してカットする工程をくり返したところ、端を簡単につまめ、問題なく引き出せました。ラップが中に入り込むものと比べ、スムーズに作業できるでしょう。「思った形に切れない」との口コミどおり、金属刃を採用した商品と比較すると切り心地のなめらかさには欠けますが、独自のV字構造によりカットもスピーディ。箱の中心を押さえて回すだけで切れました。手早くカットできるキッチンラップがほしい人も、ぜひ手に取ってみてくださいね。
宇部フィルム フードラップは、ストレスなく切れるラップを探している人におすすめ。側面の3か所にラップを浮かせるフラップがあり、巻き戻り防止の粘着塗料もついています。フラップ・巻き戻り防止加工のいずれも備えていない商品に比べ、実際に連続で使ってみても端が迷子になりませんでした。紙製で粗めの刃を採用していますが、切れ味は金属刃・樹脂刃の商品に劣りません。軽い力でスパッと切れ、切り口もきれいに整っていました。金属刃と違い捨てる際に分別する必要もなく、ちょっとした手間を省けるのもうれしいポイントです。上位の商品と唯一差がついたのは、はがれにくさ。グラスと陶器にラップをする際、ピンと張ったり押さえつけたりしないと、きちんと密着しません。陶器製のマグカップは、水を入れて逆さにすると隙間に水が溜まりました。食材にはぴったり密着するものの、やはりピンと張る必要があります。最寄りのファミリーマートですぐに手に入る手軽さは利点ですが、はがれないようにラップをかけるのにはコツがいります。より密着力の高さを期待するなら、ほかの商品もチェックしてみましょう。
宇部フィルムのNEWポリラップは、野菜や果物などの保存に使いたい人におすすめです。口コミで指摘されていたとおり密着感はやや弱いものの、酸素を通しやすいぶん、切る前の野菜類の保存にぴったり。比較した商品内にはもっと密着するものもありましたが、くっつく商品は加熱用・本商品は保存用と使い分けると便利ですよ。実際に食器や食品に使用したところ、使い心地も良好でした。巻き戻り防止のUVニス加工が施されたフラップが3か所あり、使用後もラップの端が浮いた状態を保てます。切ったあとにラップの端がどこにあるかわからなくなる商品もあるなか、検証では連続で使用しても簡単に引き出せました。「切りづらい」との口コミに反し、プラスチック刃の切れ味も上々。5回連続で使用しても、なめらかにカットできました。刃だけを分別する必要もなく、ちょっとした手間を省けます。ただし、質感が柔らかくさらっとしたポリエチレン製のため、ラップ同士は密着しません。ガラス製のグラスには密着しましたが、陶器のマグカップは逆さにすると、中の水がフチ部分まで入り込んでしまいました。水漏れこそなかったものの、傾け続けるとこぼれる可能性があるでしょう。汁気や水気のある食材の保存に使用したい人は、ほかの商品も検討してみてください。
キッチニスタラップは、軽い力でスムーズに切れるのが魅力です。口コミでは「スパッと切れない」と指摘されていましたが、目の細かなスチール刃によりラップを一気にカットできました。プラスチック刃は切りにくいものがあったのに対し、比較した商品のなかでも切れ味の鋭さはトップクラスです。グラス・マグカップを使用し密着力を調べた検証では、どちらもにしっかりとくっつきました。「密着力が弱い」との口コミに反し、逆さにしても中に入れた水が漏れないほどの密着力。汁気の多い食材の保存にも役立ちます。一方で、にんじんを包むと隙間ができてしまいました。ラップ同士は密着するので、巻き終わりをきちんとくっつけるようにしましょう。ラップの端が中に入りやすいのも気になる点です。巻き戻り防止加工の粘着が弱く、連続で使ったときに切れ目が中に入ることがありました。処分時に分別がしやすいよう箱にミシン目を付けるなど、随所に工夫は見られますが、検証ではより使い勝手のよい商品がありました。端を探す手間なく使えて食材にも密着しやすい、ほかの商品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
カインズ ピタッと貼り付く食品ラップは、汁物や煮物などの保存におすすめ。はがれにくさの検証では、水を入れたグラスや陶器のマグカップにもぴったり密着して水が漏れませんでした。貼る素材によっては隙間ができて水漏れした商品もあったなか、使う食器を選びません。電子レンジ対応で、そのまま温めも可能です。切りやすさの検証では、端をすぐに見つけられる点が評価されました。フラップがなくラップが浮き上がらないため、連続して使うとつまみにくくなるものの、箱の側面にラップの端がくっつくので見失いません。金属刃の切れ味もよく、スパッと一気に切れました。サイズは4タイプあり、検証した30cm×100mの価格は328円(税込/執筆時点)。比較した20~50m巻きのものと比較すると大容量のため、コストを重視する人にもおすすめです。ただし、食材への密着感は弱め。素材が薄くさらっとしているため、ニンジンを包むと隙間ができてしまいました。巻き終わりはきれいですが、基本は食器用とするのがよいでしょう。食材をぴったり包んで保存したり加熱したりしたい人は、別の商品をチェックしてみてくださいね。
オカモトライフ カシニーナ ピタッ!とラップは、作り置きの保存や電子レンジ調理におすすめ。検証ではガラス・陶器のどちらにも、ぴったり貼りつきました。比較したなかには陶器への密着力が弱い商品もあり、食器の材質を選びにくいといえます。「薄くてクシャっとしやすい」との口コミに反し、食材も隙間なくきれいに包めました。食器のときのような密着感はありませんが、ラップ同士がぴったりくっつきます。ニンジンやじゃがいもといった野菜を、レンジで加熱するときにも活躍しそうです。粘着塗料が塗られたフラップによって、引き出しやすさも優秀。端が迷子になりにくいので、連続して使うときもスムーズですよ。目の細かい金属刃を使用しており、軽くスッと切れるのも利点。検証では途中で千切れたり破れたりせず、「うまく切れない」という口コミを払拭しました。長さが20~50mの商品が多く並ぶなか、100mとたっぷり使えるのもポイントです。コストを重視するなら、有力候補になるでしょう。とはいえ、比較したなかにはより密着力に優れていたラップもありました。野菜を直接包むことが多い人は、ほかの商品もチェックしてみてください。