FikaGO フリー トゥー ゴー プレミアム エディションをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際に走行した結果、思うままに操作できました。芝生などのでこぼこ道でも手を取られにくく、公園に散歩へ行く際も重宝しそうです。

今回の比較では、本商品と同じシングルタイヤのほうが走行しやすい傾向に。前輪には衝撃を抑えるためのサスペンションがあり、タイヤも衝撃吸収性のあるEVA素材が使われていました。走行中の安定感も期待できる構造ですよ。

重心は中央にありますが、前輪も楽に持ち上げられました。「少しの段差も引っかかる」という口コミに反し、段差のある場所も操作は簡単です。

距離感がつかみやすく、曲がる際もあまり力を必要としません。持ち手から前方まで81cmと近いので、小回りが利きやすいですよ。今回の比較では、3輪タイヤのほうが小回りが利く傾向にありましたが、本商品は4輪ながら操作性は良好でした。

持ち手の高さは100cm。身長155～160cmくらいの人が押しやすい高さです。自分のへそより持ち手が上にくるほうが押し疲れしにくいので、購入前に測っておくとよいでしょう。

最大の魅力は通気性のよさ。幌の半分以上がメッシュ素材で、コットの前後にもメッシュ状の窓がありました。コットの窓はフラップを閉じることもでき、熱を閉じ込めておきたい冬場も使いやすいでしょう。

ただし、コット底面は地面から37cmと低めです。地面からの熱は感じやすいので、暑い季節に使用する際は、こまめに様子を確認しつつ小型扇風機や保冷剤などで熱中症対策をしてくださいね。

飼い主の顔は、ハンドル側のメッシュ部分から見えます。少し体を引かないと見えない場所ですが、まったく様子がわからない商品より、お互い安心感がありそうです。

コット内のサイズは幅30×奥行52×高さ22cm。公式サイトでは、頭数は2匹・耐荷重は20kgと記載されています。犬は小型～中型、猫であれば小型～大型まで対応できる商品です。

ただし、ペットがコット内で動くことを考えると余裕を持たせておくことが大切。体長は43cm・体高は18cm、体重は合計で10kg程度に抑えておくのがよいでしょう。

荷物カゴの容量は2L、耐荷重は3kg。2Lのペットボトルが3本入るほど広く、厚手のコートも収納しておけます。散歩中に暑くなったときも、コートが邪魔にならないのはうれしいポイントです。ただし、ドリンクホルダーはありません。

愛犬・愛猫が飛び出さないよう固定するリードフックは2本。外側からロックはできませんが、チャックができるので内側から開けるのは難しいでしょう。

後輪にはロックペダルが1つありました。後輪の両方にロックがある商品と比べて、信号待ちや坂道で停止するとき、ペットを乗せおろしする際もスムーズです。

コットはフレームに固定されているため、取り外しや対面式への変更はできません。車や電車で移動する機会が多い人や、通院用・トリミング用としては不向きです。うまく歩けない高齢のペットの散歩や、ショッピングなどに使うのがよいでしょう。

製品保証は購入から1年間です。比較した商品の4割以上が保証なしだったのに対し、長期で保証があるのは好印象でした。

組み立てはなく、タイヤを装着すれば使用できる設計でした。

今回の比較では、組み立てに5～15工程かかる商品が多かったのに対し、手間なく使えるのがうれしいポイント。組み立てが苦手な人も、力に自信がない人も使いやすいですよ。

片付けも非常にスムーズ。ワンタッチで自動で折りたため、そのまま自立しました。1秒オートクローズと謳っているとおり、誰でも楽に扱えるでしょう。

比較した商品の大半がワンタッチですが、折りたたむ最中に勢いよく倒れたものも。倒れず自立するので、外出時や自宅で収納する際も置き場所に困りません。

なお、折りたたみ時のサイズは、幅46×奥行22×高さ56cmです。