DANTESCA ブリーフケースをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

サイズは縦29×幅40×奥行12cmで、ノートPCを入れる専用ポケットがあります。マチは12cmと広いので、厚みのある荷物を入れてもパンパンになりにくいでしょう。

しかし、メイン収納部の開口部が狭く、A4サイズの荷物を出し入れする際に引っかかりを感じます。

比較した商品のなかでは、口が180度近く開くものがあったことを思うと、やや物足りない印象です。

ポケット数は、内側に6個・外側に1個の計7個。外側の大きなL字ポケットは口が大きく開き、中身が見やすい点が好印象です。内側には、名刺入れや定期などがゆとりを持って入れられるポケットもついています。

メイン収納部のファスナーポケットは、文庫本やメモ帳などの多少大きなアイテムの収納に便利。しかし、小物ポケットは低い位置に取り付けられている点のみ惜しく感じました。

レザー調の持ち手はカバンが重くなっても手に食い込みにくく、ほぼ痛みを感じませんでした。

持ち手の素材によっては手が痛くなった商品もありましたが、こちらは柔らかい質感で、クッション性があります。外回りが多い人・通勤時間が長い人にもぴったりです。

付属のショルダーベルトを使うと肩掛けもできます。用途やシーンに合わせて持ち方が選べるのはうれしいポイントです。

専門家の深沢光さんが、素材・縫製・デザインと仕様をチェック。メイン素材のイタリアンレザーは、クロムなめし加工で強度を高めています。

本革は湿気に弱い側面もありますが、定期的なメンテナンスを行えば長く愛用できるでしょう。

ファスナーもしっかり研磨されており、動きは滑らか。傷つき防止をサポートする底鋲がついていますが、素材が柔らかいため自立させるのは難しいといえます。

本体にクッション性を感じ、質感は柔らか。重たい荷物にも耐えられるよう、側面や裏地にはパイピング処理が施され、底には芯材を使用しています。持ち手にも芯があり、根元部分にはやや太い糸でのステッチが施されていました。

ショルダーベルトの肩当てパッドには、汗による劣化を防ぐ合成皮革を採用。つくりはシンプルですが、強度を高める工夫があちこちに感じられ好印象です。

チャックを閉めた状態で30秒間シャワーを当てたところ、底部から水が染み込み、なかに入れておいた半紙が少し濡れました。

今回の検証では、ナイロン製のものが防水性に優れている傾向に。こちらは中がビショビショになるわけではありませんが、雨の日はバッグを置く位置に配慮しましょう。