脚を曲げてさまざまな場所に固定できるスマホ三脚、SmallRig BeautyPod 1.5K ミニ三脚。「取りつけが簡単」「バッグに入れやすいサイズ」と評判です。しかし、「高さ調整の範囲が狭い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、SmallRig BeautyPod 1.5K ミニ三脚を含むスマホ三脚全27商品を実際に使ってみて、安定性・使いやすさ・携行性・機能性・高さ調整のしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
SmallRig BeautyPod 1.5K ミニ三脚は、卓上サイズのスマホ三脚を探しているすべての人におすすめです。撮影中のスマホに衝撃を与え安定性を確認すると、最低高・全高ともにブレはほとんど見られず。揺れても0.3秒とすばやく安定しました。比較した約半数の商品は多少のブレがあり、安定するのに1秒以上かかったものもあったのに対し、夜景や室内のように暗い場所でも撮影しやすいですよ。
スマホホルダーはバネ式で、軽い力で素早く取りつけられました。比較したなかには脚部分を開脚するのにコツがいる商品もありましたが、こちらは脚のロックを外して広げるだけと簡単。雲台の可動域が広いため、ホルダーの縦横・水平を調整しやすく、謳い文句どおり自由な画角で撮影できます。
機能はシンプルです。遠隔操作がでいるリモコンや、構図確認用の鏡・自撮り棒機能はありません。しかし、脚を折りたためば自撮り棒としても使えます。「高さ調整の範囲が狭い」との口コミどおり、調整範囲は11.6~21.6cmと狭いものの、脚はくねくねと曲がるフレキシブルタイプ。フェンスや柱に固定できるので、高さが必要な撮影にも対応できますよ。
大きめのカバンであれば、持ち運びにも困りません。耐荷重1.5kgで、ホルダーは取り外し可能。縮長は23.3cmとやや長く、本体重量は201gでした。比較した半数以上の商品が重量170g未満であったため、極端に軽いわけではありませんが、口コミにあったようにバッグに入れやすいサイズ感です。
ECサイトの値段は4,000円ほど(※執筆時点)と、比較した商品のなかでは中価格帯。比較したなかでもトップクラスの安定性を備え、脚の形状を変えれば不整地や段差のある場所にも設置しやすい一品です。スマホ三脚選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
SmallRig BeautyPod 1.5K ミニ三脚は、フレキシブルに曲がる脚により、幅広い撮影シーンに対応できるのが魅力です。そもそもどんな商品なのか、改めて詳しくご紹介します。
SmallRigは、数多くのカメラ機材を販売している中国のメーカーです。一般向けのものからプロが使うような撮影用アクセサリーまで、幅広い商品を取り扱っています。
BeautyPod 1.5K ミニ三脚は、脚がフレキシブルに曲がるのが特徴。地面や卓上に置かなくても、好きな場所に固定して撮影を楽しめるつくりです。ヘッド部分の可動域が広いのもポイント。水平360度・垂直90度の範囲で調整でき、自由な画角で撮影できますよ。
スマホホルダーは着脱式のため、取り外してアクションカムや軽量なミラーレスカメラなどを固定してもOKです。耐久性のアルミニウム合金とナイロンで作られており、最大1.5kgの重さまで耐えられます。
スマホ三脚とは、スマホを取り付けるホルダーを搭載した三脚のこと。カメラ用と比べるとサイズが小さく、軽くて持ち歩きやすいのが特徴です。多くの商品はホルダー部を着脱できるため、コンデジのような軽いカメラの三脚としても利用できます。
最大のメリットは、自分の好きな角度・高さでスマホを固定できること。手持ちほどブレないため、シャープでクオリティの高い写真や動画が撮影できます。
サイズは316×60×44mm、重量は201gです。デザインは雲台にロゴがあるだけとシンプル。悪目立ちするようなことはないので、外出先でも違和感なく使えます。
使うときは、まずスマホをホルダーに固定しましょう。幅60~95mmまで対応できるので、iPhone 13 Pro Maxのような大型スマホも使えます。ホルダーを取り外して、アクションカム・デジカメ・ミラーレスカメラを取り付けてもOK。重量1.5kg以下であれば、水平状態を保持できますよ。
脚は自在に曲げられるので、ただ置くだけでなく、フェンスや手すりに固定しても大丈夫です。アクセサリーを取り付けるコールドシューもあり、マイクやLEDライトのスタンドとしても使用可能。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、安定性の検証です。
実際に三脚にスマホを取りつけ、撮影している最中にスマホの画面に一定の衝撃を与えます。脚の長さを変えて2回検証し、撮影した動画を分析。ブレにくさと揺れが収まるまでの時間の2つの観点から安定性を評価しました。
安定性は非常に高く、比較したなかではトップクラスの評価を獲得。約半数の商品が衝撃でブレたのに対し、本商品は最低高・全高のどちらで試しても安定していました。被写体の花瓶の文字が読めるほどブレが抑えられています。
揺れが収まるまでの時間が0.3秒以内と早いのもポイント。比較した商品には1秒以上かかったものが多く、ブレが収まりやすいといえます。安定性に優れているため、暗い室内での撮影や夜景を撮るのにもぴったりです。
次は、使いやすさと携行性の検証です。
スマホの固定方法や三脚の開脚方法などをチェック。続いて、三脚の本体重量と縮長を測り、持ち歩きやすいかを評価しました。
口コミどおり使いやすさも優秀です。スマホホルダーはバネ式で、ネジで固定する商品と比べて軽い力で素早く取りつけられます。固定力はやや弱く強く振るとスマホが落ちてしまいましたが、通常使用には問題ないでしょう。
スマホホルダーの取り外しも可能です。耐荷重1.5kgなので、小型カメラも取りつけられます。比較したなかには脚部分を開脚するのにコツが必要な商品があったなか、本商品は脚のロックを外して広げるだけ。固定用のノブは雲台用が1つとシンプルなつくりです。
ホルダーの向きは、縦・横どちらにも対応。自由雲台とスマホホルダーだけで水平調整と回転もできるため、スムーズに画角が決まりますよ。比較したなかには雲台の可動域が狭くスマホを縦に固定できない商品もあったなか、本商品は謳い文句どおり自由な画角で撮影できる点が魅力です。
縮長も23.3cmとやや長めでした。とはいえ、「バッグに入れやすいサイズ」という口コミのように大きめのカバンであれば収納した際に邪魔になりにくく、持ち運びにも困らないでしょう。
最後は、機能性と高さ調整のしやすさの検証です。
三脚本体のパイプが伸びて自動り棒としても使えるか、スマホのシャッターを遠隔操作できるかなどをチェック。三脚の最低高と全高を測定し、調整幅を確認しました。
高さ調整のしやすさは良好。「高さ調整の範囲が狭い」との口コミどおり、高さの調整幅は11.6~21.6cmと広くはありません。比較したところ、脚を伸縮できるスタンダードタイプのほうが高さ調整はしやすい傾向がありました。
とはいえ、脚をくねくね曲げられるフレキシブルタイプのため、フェンスや柱などを活用すれば高さを出せます。設置場所の自由度が高いので、持ち運んで好きな場所で撮影したい人にはぴったりですよ。
最後に、撮影シーンに応じて高さを変えられる商品をご紹介します。
VRIG スマホホルダー 三脚 Magsafeは、本体が伸縮し約34cmの高さ調整ができる点が魅力です。マグネット式のスマホホルダーを採用しており、iPhoneの12シリーズ以降の機種なら背面に貼り付ることで簡単に三脚に固定可能。付属のリングを使えば、マグネットがくっつかない機種でも使用できます。
スリックの伸びる!マルチポッドスマホ8Rは、全高105.5cmとしっかり高さが出せます。衝撃を与えてもブレはあまり目立たず、揺れは2秒以内に収まりました。脚の長さとホルダーの向きを変えられるので、水平の微調整も簡単。遠隔操作できるリモコンもあり、さまざまなシーンで活躍しますよ。
対応スマホ幅 | 58~90mm |
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スマホ装着方法 | |
雲台 | 自由雲台 |
遠隔操作 |
SLIK 伸びる!マルチポッドスマホ8Rをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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