コンパクトなのに高さを出せると評判の、FOTOPRO FZ-158+。ネット上では旅行にも重宝すると好評ですが、一方で「華奢なので安定性がイマイチ」「水平に調整しにくい」といった気になる口コミもあり、購入してよいか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、FOTOPRO FZ-158+を含むスマホ三脚全16商品を実際に使ってみて、安定性・使いやすさ・携行性・機能性・高さ調整のしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
FOTOPRO FZ-158+は、旅行などに重宝するコンパクトなスタンダードサイズの三脚を探している人におすすめです。缶ジュース1本分ほどの重さなので、出かける前に「今日は集合写真撮りそう」と思ったら気軽に荷物に加えられますよ。
検証した結果、安定性は比較的良好でした。伸縮幅が29~104cmと広いにも関わらず、衝撃を与えた瞬間はわずかにブレが生じるのみ。1秒以内に揺れが収まりすぐに安定しました。雲台は縦横の切り替えができ、どちらの向きでもグラつきません。
セッティングも初見でわかるほど簡単です。脚は引っ張るだけで伸縮し、簡単に高さを変えられます。スマホホルダーを外してコンデジを取り付ける、Bluetoothリモコンで遠隔撮影するなど、付属品を活用すれば撮影できるシーンも増えますよ。
価格は、公式サイトによると執筆時点で3,960円(税込)。高さを出した撮影もしたいけど重い三脚は避けたいという人は、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
1mまで高さが出せるのに、軽くて持ち運びがしやすいのが魅力のFOTOPRO FZ-158+。改めてどんな商品なのか解説します。
FOTOPROは、三脚や雲台といった写真機材を開発する中国のメーカー。日本では総合商社を営む浅沼商会が代理店を務めていて、ライトユーザー向けの商品を中心に販売されています。
今回ご紹介するFZ-158+は、2021年3月に発売されたスタンダードな三脚。最長で104cmまで高さが出ますが、脚を縮めれば30cm以下とコンパクトになります。アルミ製で軽いので、旅行や外出で持ち歩いても苦になりません。
取り付け可能なスマホは、幅5.6〜8.5cmに収まるサイズの機種です。歴代のiPhoneはすべて固定できるので、大型スマホでも撮影できます。雲台は縦横の2wayタイプで、レバーを使ってワンタッチで切り替えが可能。脚の長さも8段階で調節ができ、シーンに合わせてセッティングできますよ。
スマホ三脚とは、名前のとおりスマホを固定できる三脚のこと。壁やバッグなどで支えなくても、好みのアングルや高さにセッティングできるのが最大の魅力です。家族や友達と写真を撮る、美しい自然の風景を撮るなど、あらゆるシーンで活躍します。
ブレを抑えてクオリティの高い写真や動画が撮れるのもメリットです。今回検証したFZ-158+は、スマホを縦にしてもバランスを崩すことなく十分な安定性を発揮しました。Bluetoothリモコンを使えば、画面をタップする際の衝撃も抑えられ、より安定した構図で撮影できますよ。
サイズは、最小で29cm・重さは360gと軽量コンパクト。脚が伸縮するスタンダードな三脚には500gを超える商品もあり、比較的持ち歩きやすいといえます。
付属品は、Bluetoothリモコン・スマホホルダー・アクションカム用のアダプター・携帯用ケースの4点です。アクセサリーを付け替えれば、Go Proでの撮影も楽しめます。カラーはブラックのみ。アクセサリーなしで購入する場合には、オレンジとブルーも選べますよ。
アクセサリーなしの商品は、型番FZ-158で販売しています。
使うときは、スマホをセットして脚の調整をしましょう。先端を引っ張るだけで脚が伸縮するので、はじめての三脚でも簡単に扱えます。先端はゴム製の滑り止めがついており、不整地でも動きにくい設計です。
高さを調節したら、次は設置する場所に合わせて三脚の開脚具合を調整しましょう。脚の調節で水平が取りにくい場合は、雲台でも微調整できるので理想のアングルを見つけやすいですよ。
今回はFOTOPRO FZ-158+を含む、スマホ三脚全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:安定性
検証②:使いやすさ
検証③:携行性
検証④:機能性
検証⑤:高さ調整のしやすさ
まずは、スマホ三脚の安定性の検証です。
実際にiPhone 13 Pro Maxを三脚に取り付け、純正カメラアプリで動画撮影を実施。指でタップする衝撃を輪ゴム銃で再現し、動画にどれくらいブレが生じるか・揺れは何秒で収まるかをチェックしました。
衝撃を与えるとブレが生じますが、比較的すぐに収まり十分な安定性を発揮しました。最低高・全高ともに揺れ自体は1秒以内で収まり、ピタッと元に戻っています。
今回検証した商品には、最低高でも2秒・全高だと5秒以上かかったものもあるため、衝撃への耐性はあるといえるでしょう。
ただし、全高だと衝撃を受けた瞬間は大きくブレます。被写体の花瓶に書かれた文字が読めない程度にはブレたので、付属のBluetoothリモコンで遠隔操作をするのがおすすめです。
続いて、使いやすさの検証です。
スマホの固定方法や三脚の調整方法・アングルの調整しやすさなど確認し、ストレスなく撮影できる商品なのかを評価しました。
使いやすさの検証では、高評価を獲得しました。スマホホルダーのバネが軽く、簡単にセットできるのがポイント。雲台は固定用のノブがあるのみで、ネジなどの細かな操作は必要ありません。
8段階で高さ調節ができる商品ですが、脚も引っ張るだけでセットが完了します。はじめての人でも簡単に設置できたので、サッと準備して撮影をはじめられますよ。
スマホホルダーは着脱式のため、外してコンデジなどの軽めのカメラを取り付けてもOKです。アクションカメラアダプタも付属しているので、幅広く活用できます。
雲台は、縦でも横でもバランスを崩さずに撮影できました。縦横以外の選択肢がなく、微調整がしにくいのは惜しいものの、水平方向の回転もできます。
Bluetoothリモコンが付属するので、画面に触れずにシャッターを操作可能。自撮り棒機能はありませんが、卓上サイズでも使えるので、固定した状態での自撮りや動画撮影には対応できますよ。
高さの調整幅は約77cm、29〜104cmの範囲で変えられます。今回比較した商品のなかでも、トップクラスの伸縮幅でした。
折りたたみ傘ほどのサイズ感で持ち運べるのに、しっかり高さを出せるので、さまざまなシーンで重宝するでしょう。
FOTOPRO FZ-158+は、高さの出るスタンダードタイプの三脚にしてはコンパクトで携帯しやすい商品でした。最後に、ぜひ一緒に検討していただきたい商品をご紹介します。
SmallRigのBeautyPod 1.5Kは、高い安定性を誇るフレキシブルタイプの三脚。検証では衝撃を与えてもほぼブレませんでした。高さは出せませんが、自在に動く脚で不安定な場所でも設置でき、高い柱などに巻きつけて撮影できます。持ち歩きやすさで選びたい人は、チェックしてみてください。
スリックのマルチポッドスマホ8Rは、高い位置からでも撮影が可能。今回ご紹介したFZ-158+と同じく1m以上の高さが出せます。やや重量がありますが、その分検証では高い安定性を発揮しました。自由雲台で微調整ができ、セッティングもスムーズにできますよ。
対応スマホ幅 | 58~90mm |
---|---|
スマホ装着方法 | |
雲台 | 自由雲台 |
遠隔操作 |
SLIK 伸びる!マルチポッドスマホ8Rをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。