VARNIC スーツケースをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際に用意した荷物を詰めてみたところ、サイズ感は5泊分の荷物がちょうど収まるくらいでした。

また、内部には中サイズのポケットが2つあります。比較した商品のなかでは少なめですが、ひとつはメッシュポケットなので、視認性もよく荷物を整理しやすいでしょう。

ファスナーは、角が少々硬めなものの全体的に動きはスムーズ。さらに、内部バンドは伸縮性があるので、荷物を入れやすく、荷崩れを防ぐ効果も期待できますよ。

操作性の評価はまずまず。上位商品と比べキャスターのなめらかさはまずまずですが、本体が軽いため操作はしやすいといえます。

小回りもスムーズで、点字ブロックや段差も引っかからずに通過できました。ハンドルの高さも3段階に調整可能です。

ただし、しばらく転がしていると、やや重みを感じる点は気になります。

長時間転がすと腕に負担がかかる懸念もがあるので、乗り物での移動が無難でしょう。

走行音を測定したところ、大きさは62.9dB。比較したなかには約57bBと、より静音性に優れたものがあり、評価は伸び悩みました。

不快になるような音ではありませんが、早朝や深夜に住宅街を歩く際は注意が必要です。

持ち手は細く、使われているゴムもそれほど丈夫ではありません。さらに、伸縮ハンドルのガタつきも気になりました。

また、専門家はキャスターの付け根が割れやすそうな点や、劣化が早そうな点を指摘。動きもスムーズさに欠けています。

内部も、バリ（不要な出っ張り）がきちんと処理されていないなど、全体的につくりが甘いと批評されました。

抜かりなくつくられた点が評価された上位商品に比べると、耐久性はあまり期待できないので、旅行に行く際は丁寧に扱うことを心がけてくださいね。

実際に階段で試したところ、軽量で持ちやすく、楽に上がれました。

比較した商品には、持ち手で痛みを感じたものがあったなか、こちらは持ち手に柔らかいゴムがついているため、滑りにくく手に食い込みにくいでしょう。

また、重くて片手では持てないものがあったのに対し、片手で無理なく持ち上げられるのも利点です。

モニターからは、「腰の高さまで楽に持ち上げられる」「体を傾ける必要がなかった」など、評価するコメントが多数挙がっています。サイドにも取っ手があるので、横持ちも可能ですよ。

一部、「バランスが悪い」という指摘もありましたが、比較したなかでも安定感は良好でした。

万が一、エレベーターやエスカレーターが使えないという状況でも、慌てずにすむでしょう。

シャワーで水をかけると、半紙は少し濡れた程度で、おおむね水をブロックできていました。比較した商品の半数は紙の1/2以上が濡れたので、防水性は高いといえます。

移動中急な雨に見舞われても、内側の荷物がびしょ濡れになることはなさそうです。

重量は約3.4kg。今回検証した全商品の平均約4.2kgを大きく下回る、トップクラスの軽さです。

少しでも軽量なものがよい人に向いています。

機能性をチェックしてみると、マチ拡張機能やタイヤストッパー・フロントドアはありませんでした。しかし、比較したほかの商品同様、TASロック機能がついています。

米国領土の空港で荷物チェックを受ける際、TSA職員が解錠できるため、ロックをしたまま預けられるのが利点。職員以外に開けられる心配が減りますよ。