「繊細なところをきれいに表現できます」と謳う、Moonka 10.1インチデジタルフォトフレームWiFi ZN-DP1002。「写真の向きが変えられて便利」と評判である一方「画質が粗い」「アプリの登録が難しい」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のデジタルフォトフレームとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、デジタルフォトフレーム選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Moonka 10.1インチデジタルフォトフレームWiFi ZN-DP1002は、高画質な写真を手軽に楽しみたい人におすすめ。商品で写真を見たモニターから「自然な発色できれい」と好評で、比較した一部商品のようにのっぺりとした印象は受けませんでした。「画質が粗い」との口コミに反して「細かいディテールまでわかる」との声もあり、解像度の高さが伺えます。「繊細なところをきれいに表現できます」と謳うのにも納得です。
Wi-Fi経由で、写真の転送も簡単です。専用アプリ「vphoto」に登録するだけで複数のアカウントから写真をアップロードでき、「アプリの登録が難しい」という口コミとは異なりました。容量は32GBと十分で、一度に11枚以上を転送可能です。比較したなかには写真の追加にスキャンや承認などワンアクション必要なものも。対して、こちらは写真追加後に自動でスライドショーとして再生されました。
外部ストレージでも、写真は追加可能です。比較したなかにはWi-Fiなしでは使えないものもあったのに対し、こちらはSDカードやUSBフラッシュメモリを本体に挿すだけで自動に読み込んで再生されます。タッチ操作で使いやすさも良好。リフレームや非表示領域などの画像処理には対応していないものの、写真のランダム再生や8種類のアニメーションも再生できるので、飽きずに楽しめるでしょう。
横置き以外に縦置き・壁掛けにも対応しています。比較したなかには横置きしかできないものもあったのに対し、こちらは設置場所の選択肢の多さが魅力です。「写真の向きが変えられて便利」という口コミどおりに、本体を回転させれば写真も一緒に回転します。しかし、奥行き11.5cmと大きめなので、横置きや縦置き時は設置スペースにゆとりが必要です。
ナチュラルな木目調のフレームは、リビングにもよくマッチします。きれいな画質と簡単な操作性で、離れて暮らす親へのプレゼントにもよろばれるでしょう。デジタルフォトフレーム選びで迷ったら、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
そもそもデジタルフォトフレームとは、デジカメやスマホで撮影した写真を印刷せずに飾れるアイテムです。一般的な紙焼き写真と比べて、複数枚をスライドショーで楽しめるので場所を取らないのがメリット。デジタルベースなので色褪せる心配もありません。
今回ご紹介する10.1インチデジタルフォトフレームWiFi ZN-DP1002は、「繊細なところをきれいに表現できます」と謳う商品です。デジタルフォトフレーム・液晶ディスプレイ・タブレットなどの業界において20年の経験を持つデジタル製品のブランド、Moonkaから販売されています。
無料アプリ「SSAwififrame」を使用すれば、Wi-Fi経由でスマホからデータを転送可能。AndroidおよびiOS端末で利用でき、最大32GBのMicro SDカードにも対応しています。
1280×800の解像度タッチパネルを備え、写真スライドショーやビデオ再生もサポート。そのほか、音楽プレーヤー・時計・カレンダー・人感センサーによる自動ON/OFF機能も搭載しています。給電は電源コード式。背面のマグネット式スタンドは取り外し可能です。フレームにはシンプルで味わい深い木目調デザインを採用しています。
今回は、Moonka 10.1インチデジタルフォトフレームWiFi ZN-DP1002を含む人気のデジタルフォトフレームを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
モニターからは「髪の毛はもちろん、建物の外壁のディティールまで細かくわかる」との声があがり、解像度の高さが伺えます。比較したなかには全体がのっぺりして見えるものもあったのに対し、本商品は立体感も十分で「画質が粗い」という口コミとは異なりました。
写真の再現性も高く、モニターから「どの写真も鮮明に表現されていてイラスト感がなかった」「コントラストが認識しやすい」といった声もあがっています。暗部はやや平坦に感じられるものの、自然な発色で違和感のないきれいな写真を楽しめますよ。「繊細なところをきれいに表現できる」と謳うのにも納得です。
<画面の美しさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
内蔵容量は32GBと十分な容量があり、一度に11枚以上もの写真を転送可能。転送した写真は自動的にスライドショーとして再生されるため、手間なく楽しめます。
しかし、複数の動画は一度に送れません。写真撮影の前後1.5秒ずつを含む3秒間の映像を静止画と動画で記録するApple Live photoは転送できますが、静止画として表示されます。また、Google photoなどの外部連携サービスにも対応していませんでした。
Wi-Fi環境下でなくとも、手軽に使えます。比較したなかには外部ストレージに非対応の商品もありましたが、本商品はSDカードやUSBフラッシュメモリに対応。いずれかを本体に差し込むだけで自動で読み込み、スライドショーがスタートします。本体で難しい設定をする必要がなく、普段インターネットを使用しない祖父母へのプレゼントにもぴったりです。
ただし、スマホで撮影した写真は、事前にメモリカードへデータを移す作業が必要です。SDカードは、パソコンによって差し込み口がないことがあります。その場合は、別途SDカードリーダーを用意しましょう。
機能面も充実しており、説明書を熟読しなくてもタッチ操作で直感的に使えます。比較した一部の商品のようにリモコンは付属していませんが、タイマーを設定すれば時間に合わせて自動で画面のON/OFFが切り替わるので便利です。人感センサーにより、人やペットなどの動きを感知して自動的に電源がONなるため、常夜灯としても使えます。
写真のランダム再生や8種類のアニメーションも再生できて、楽しみ方もさまざま。本体は縦置きにも対応しており、「写真の向きが変えられて便利」という口コミどおりに本体を回転させれば写真も一緒に回転して適した向きに収まります。
しかし、写真の被写体を検知して人の顔や立ち位置を真ん中に調節するリフレーム機能はありません。非表示領域を写真の色に合わせる機能もなく、非表示領域以外が拡大されて画面いっぱいに映し出されます。輝度調整機能もないため、暗い写真は転送前に加工しておくのが無難でしょう。
Moonka 10.1インチデジタルフォトフレームWiFi ZN-DP1002にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
設置しやすさはいまひとつの評価に。
横置き以外に縦置き・壁掛けにも対応しており、設置場所の選択肢が広いのは利点です。しかし、奥行き11.5cmと大きめなので、横置きや縦置き時は設置スペースにゆとりが必要です。
比較したなかには奥行き3cmと薄型のものもありましたが、こちらは省スペースに置けるものを探している人には向きません。また、角度の調整もできないので、光の反射などを考慮しながら適した場所を探すのにやや手間取る可能性もありそうです。
画面の大きさ | 10.1インチ |
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解像度 | 1280×800 |
Wi-Fi対応 |
良い
気になる
24時間あたりの消費電力 | 4.6W |
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内蔵メモリあり | |
IPSパネル | |
Apple Live Photo対応 | |
Google Photo連携可能 | |
専用アプリあり | |
ベゼルの太さ | 2mm |
音楽再生対応ファイル形式 | MP3、OGG、AAC、APE、M4A、FLAC、WAV、WMA |
動画再生対応ファイル形式 | MPEG1、MPEG2、MPEG4、Xvid、M-JPEG、MOV、MKV、3GP、MP4 |
対応メディア | SDカード、USBフラッシュメモリ |
ここでは、Moonka 10.1インチデジタルフォトフレームWiFi ZN-DP1002とは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
迫力のある画面で楽しみたいなら、Dragon Touchのデジタルフォトフレームがおすすめです。15.6インチの大画面でありながら、検証では画質の粗さは気になりませんでした。色合いも自然で、細かな部分まで表現できます。
写真は大きく映し出されるものの、本体サイズは幅38.8×奥行き3.0×高さ24.2cmと特別大きいわけではありません。縦置き・壁掛けなど、設置したい場所に合わせてさまざまな飾り方ができるのも利点です。リモコンつきなので、高い位置に設置したい人にも向いています。
Wi-Fi転送に加えて、SDカードやUSBメモリにも対応。複数のアカウントからもアップロードでき、写真を大人数でシェアしたいときにぴったりです。写真のランダム再生や10種類以上のアニメーション再生もあり、飽きることなく楽しめるでしょう。
Moonka 10.1インチデジタルフォトフレームWiFi ZN-DP1002は、公式サイトから購入できます。販売価格は12,500円(※2024年9月時点・公式サイト参照)です。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでも販売が確認できました。販売店舗によって価格が異なるため、購入前にしっかり比較してくださいね。
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