ヘリノックス ライトコットをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンパクトで持ち運びやすく、キャンプにぴったりだと評判のHelinox（ヘリノックス）ライトコット 。ネット上では「寝心地がよい」と好評です。一方で「背中が痛くなる」「組み立てに力がいる」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、ヘリノックス ライトコットを含む、ローコット全29商品を実際に使って、寝心地・組み立てやすさ・持ち運びやすさ・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
- はじめに結論！ザックに入れて持ち運びたい人に。軽量・コンパクトながら、寝心地もまずまず
- ヘリノックス ライトコットとは？
- 耐荷重120kg。優れた強度と柔軟性を持つ独自開発のアルミポールを採用
- カラーは4色展開。ひとまわり大きい商品の展開もあり
- 実際に使ってみてわかったヘリノックス ライトコットの本当の実力！
- 生地の張りが弱く、フィット感は好みが分かれた。脚部の安定感は十分
- 直感的に組み立てられる。脚部の取りつけには力が必要
- 謳い文句どおり軽量・コンパクト。ザックに入れて持ち運べる
- プラスαの機能はなし。ハイコットにはできない
- ヘリノックス ライトコットの価格比較
- ヘリノックス ライトコットはどこで売っている？
- 寝心地や組み立てやすさにこだわるなら、こちらもチェック
はじめに結論！ザックに入れて持ち運びたい人に。軽量・コンパクトながら、寝心地もまずまず
ヘリノックスライトコットは、ザックに入るほど軽量コンパクトな商品をお探しの人におすすめです。収納時のサイズは幅53×奥行き13×高さ13cm、重量は1.2kg。比較した結果、横幅50cm・重量3kg未満だと持ち運びやすい傾向があり、本商品も携帯性は良好です。バイクの荷台に積むのはもちろん、ザックに入れて持ち運んでキャンプフェスなども楽しめます。
組み立ても、慣れれば問題ないでしょう。フレームにショックコードがあるので、パーツを探す手間なく組み立てられました。脚部にワンタッチレバーがないため、設営したモニターの1人から「力がいる」との声はあったものの、構造はシンプルです。マニュアルも丁寧で、はじめても迷わず組み立てられますよ。
寝心地もまずまずです。比較したほかの商品より生地の張りが弱く、寝返りはやや打ちにくいものの、実際に寝たモニターの一部からは「フィット感はかなり高い」との声も。コンパクトさを重視したモデルとしては、申し分ない寝心地です。若干の軋み・ぐらつきは感じましたが、布地がこすれる音も気になりませんでした。
執筆時点の値段は税込39,930円（公式サイト参照）。比較したなかでは高額な商品ですが、ヘリノックスのコットシリーズ最軽量を謳うとおり、どこへでも気軽に持ち運べます。ただし、シンプルな構造ゆえに比較した一部商品のようなリクライニング・サイドポケットといった機能はありません。機能性や寝心地を重視したい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
ヘリノックス ライトコットとは？
そもそもローコットとは、キャンプの際に使用する簡易ベッドのこと。地面に敷くマットとは異なり、地面との距離があるため、地表からの熱や冷気の影響を受けづらいのが特徴です。
世界80以上の名だたるアウトドアブランドにテントやトレッキングポールを供給しているDAC社。その洗練された技術力とデザイン力を生かして誕生したのがヘリノックスです。柔軟性と強度に優れた独自開発の軽量アルミポールを採用した数多くのキャンプ用品を扱っていて、信頼性の高いブランドとして知られています。
今回ご紹介するライトコットは、ヘリノックスのコットシリーズのなかでも最軽量を謳う商品。超軽量・高強度を謳う独自開発のアルミポールを使用しています。
耐荷重120kg。優れた強度と柔軟性を持つ独自開発のアルミポールを採用
展開時のサイズは長さ185×幅60×高さ13cm、本体重量1.2kg。優れた強度と柔軟性を誇る独自に開発されたアルミ合金、TH72Mを採用したフレームで、120kgの耐荷重を実現しています。
生地はポリエステルを使用。フレームの数はベースフレーム2本、サイドフレーム4本の合計6本です。
カラーは4色展開。ひとまわり大きい商品の展開もあり
グレー・ブラック・サンド・ホワイトの4色から選べる、豊富なカラーバリエーションも魅力です。長さ190×幅68×高さ16cmとひとまわり大きい、コットワンコンバーチブルも販売しています。体格に合わせて選べるのはうれしいですね。
実際に使ってみてわかったヘリノックス ライトコットの本当の実力！
今回はヘリノックス ライトコットを含む、ローコット全29商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 寝心地
- 組み立てやすさ
- 持ち運びやすさ
- 機能性
生地の張りが弱く、フィット感は好みが分かれた。脚部の安定感は十分
まずは、寝心地の検証です。
男女5人のモニターが実際にローコットに寝て、フィット感・横幅・寝返りのうちやすさ・脚部の安定性・脚部のきしみや生地がこすれる音がしないかなどをチェックしました。
人によっては沈み込みすぎると感じる場合が。横幅はやや狭い
フィット感については、沈み込みが大きく好みが分かれました。実際に寝たモニター5人のうち、「寝心地がよい」と答えたのは3人です。「体を包み込んでくれる」と支持された一方、「沈み込みすぎる感じがする」との声も聞かれました。
横幅が60cmとやや狭いもの惜しいところ。比較した結果、横幅65cm以上の商品は快適に寝られる傾向があり、本商品には「まっすぐの姿勢でしか寝られない」との声が。コンパクトさを重視したモデルのため、体格によっては窮屈に感じる場合がありそうです。
＜フィット感についてのモニターコメント＞
- 「やや沈み込みが大きいがいい感じに体を包み込んでくれる」
- 「適度に沈み込み、フィット感はかなり高い」
- 「沈み込みすぎる感じがする」
- 「生地が薄く、破れそうで不安に感じる」
コメントは一部抜粋寝返りは問題なし。動いても気になるほどは軋まない
寝返りは問題なくうてました。「満足」と答えたのはモニター5人中2人ですが、寝返りがうちにくいと感じた人は少数です。
脚部の安定感については、「重心が低く、安定感がある」と好評でした。「ギシギシと多少の軋みがある」との声は聞かれたものの、気になるほどではありません。比較した商品には重心の移動で脚部が動いたものもあったなか、頑丈であるといえそうです。布地がこすれる音もほぼ聞こえません。
＜寝返りのうちやすさについてのモニターコメント＞
- 「寝返り自体は普通にしやすい」
- 「シートがよく滑るためか、寝返りはしやすい」
- 「沈み込む分やや寝返りはうちにくく感じるが、支障をきたすほどではない」
コメントは一部抜粋直感的に組み立てられる。脚部の取りつけには力が必要
次は、組み立てやすさの検証です。手間がかからず直感的に組み立てられるか、力が不要かどうかを確認しました。
その結果、シンプルな構造が評価され、モニター5人中4人が「組み立てやすい」と回答。ショックコードと呼ばれるゴム紐がフレームの中に通っていて、パーツを探す手間がない点が支持されました。説明書も丁寧に記載されていて、慣れていない人でも作業しやすいでしょう。
一方で、脚部の取りつけに力が必要な点はネックに。比較した結果、脚部にワンタッチレバーを備えた商品は少ない力で取りつけられる傾向がありました。本商品はワンタッチレバーがないため、力に自信がない人だと少し扱いにくいかもしれません。
＜組み立てやすさについてのモニターコメント＞
- 「パーツも少なく、比較的わかりやすい」
- 「マニュアルが丁寧で迷うことなく組み立てられる」
- 「親指が取れそうにるくらい力がいる」
コメントは一部抜粋
謳い文句どおり軽量・コンパクト。ザックに入れて持ち運べる
続いて、持ち運びやすさの検証です。商品の重さと収納時の横幅をチェックし、持ち運びやすさを評価しました。
本品の収納時のサイズは幅53×奥行き13×高さ13cm、重量は1.2kg。比較した商品には折りたたんでも横幅60cmを超えるものもあったのに対し、バイクの荷台はもちろん、ザックにも入れやすいサイズ感でした。
ヘリノックスのローコットシリーズ最軽量を謳うとおり、軽さも比較したなかではトップクラスです。約半数の商品は3kgを超えたのに対し、キャンプ場まで歩く場合や、移動の多いキャンプフェスでも活躍するでしょう。
プラスαの機能はなし。ハイコットにはできない
次は機能性の検証です。各商品に、より快適に使用するための工夫があるかどうかを確認して評価しました。確認した機能は以下の5つです。
- 2Way対応｜✕
- リクライニング｜✕
- サイドポケット｜✕
- カラビナループ｜✕
- 収納バッグの枕利用｜✕
本品は、軽量性・コンパクトをコンセプトとした商品のため、特別な機能は備えていません。比較したほかの商品も、チェックした5つの機能のうち2つ程度しか備えていないものがほとんど。状況に合わせて使い分けたい場合には、脚部の高さを変えられる2Wayタイプも検討してみてください。
ヘリノックス ライトコットの価格比較
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
- 1
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販売価格：39,930円
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TOPPIN OUTDOOR AND TRAVEL4.53(2,154件)
ヘリノックス ライトコットはどこで売っている？
ヘリノックス ライトコットは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入できます。ヘリノックスの代理店であるモンベルの公式オンラインショップでの購入も可能。取扱店舗によって少し値段が異なるので、購入前に比較してみてくださいね。
実際に試してみたいという人は、モンベル直営店舗でも取り扱っている場合があります。直営店舗の在庫も公式オンラインショップで確認できるので、来店前に確認してみてください。
寝心地や組み立てやすさにこだわるなら、こちらもチェック
最後に、違った魅力のあるおすすめ商品をご紹介します。
Moon Lence キャンプコットは、包み込まれるような寝心地が魅力。横幅が70cmと広く、適度な張りが体全体を支えるため、寝返りもスムーズにうてました。収納バッグを枕として使えるため、ゆっくり過ごしたい人にぴったりです。バイクの荷台に積めるほどコンパクトで、重量も約2kgと軽量ですよ。
1万円以下で買える、ハイランダー軽量アルミローコットもチェック。脚部フレームにワンタッチレバーがあり、力を使わなくても簡単に取りつけられました。横幅が68cmと適度に広く、沈み込みが適度なので、肝心の寝心地も良好です。ザックに取りつければ、キャンプフェスも楽しめますよ。
Moon Lenceキャンプコット
| タイプ | 不明 |
|---|---|
| 設営方法 | 不明 |
| 重量 | 2.2kg |
| 展開時幅 | 70cm |
- 展開時全長
- 190cm
- 収納時奥行
- 16cm
- フレームの素材
- アルミニウム
- 2Way対応
- 不明
| 展開時高さ | 17cm |
|---|---|
| 収納時幅 | 38cm |
| 収納時高さ | 16cm |
| 耐荷重 | 160kg |
| 生地の素材 | ポリエステル |
| 付属品 | 収納袋 |
Moon Lence キャンプコットをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
ハイランダー軽量アルミローコット ｜ HCA0195
| タイプ | 不明 |
|---|---|
| 設営方法 | 不明 |
| 重量 | 2kg |
| 展開時幅 | 68cm |
- 展開時全長
- 188cm
- 収納時奥行
- 14cm
- フレームの素材
- アルミニウム
- 2Way対応
- 不明
| 展開時高さ | 16cm |
|---|---|
| 収納時幅 | 55cm |
| 収納時高さ | 14cm |
| 耐荷重 | 80kg |
| 生地の素材 | ポリエステル |
| 付属品 | 収納袋 |
ハイランダー 軽量アルミローコット HCA0195をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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