ジャノメミシン N778をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
操作が分かりやすく、初心者でも簡単に使えると評判のジャノメミシン N778。動作中の音や振動が少なく縫い心地がよいと高く評価される一方で、「上糸がかけづらい」「厚い生地は押さえが浮いてしまう」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、ジャノメミシン N778を含む電子ミシン全5商品を実際に使ってみて、準備のしやすさ・使いやすさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね！
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すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】購入の価値あり。準備は問題なくでき、生地の厚みを問わず安定して縫える
ジャノメミシンのN778は、使いやすさを重視する方におすすめです。
縫う作業中も振動が少なく、どんな縫い方も安定して行なえました。パワーも申し分なく、布送りもスムーズです。実際に作製したマスク・手提げ袋ともに薄い・厚い部分問わず、端まできれいに仕上がっています。
また、準備のしやすさも良好です。説明書はやや分かりづらく本体のガイドも少なめですが、糸かけの手順は一般的なミシンとほぼ同じのため、難しい操作はありません。自動針穴糸通し機能が備わっていないのは惜しいものの、フットコントローラーは付属しています。
薄物から厚物まで、さまざまな素材の生地で裁縫を楽しめる1台です。
ジャノメミシン N778とは
日本で初めて家庭用ミシンを販売し、その技術の高さから産業機器の開発も手がけている蛇の目ミシン工業。
今回ご紹介するN778は、内蔵のロックメスで布を裁断しながら裁ち目かがりができるヌイキル機構が特徴です。ロックメスは、ワンタッチで簡単に設置できます。
操作は、手元・フットコントローラーの2通りに対応。迷わず操作できるよう、必要なボタンは手元付近に集められています。
また運転のスタート・ストップは手元での操作となり、縫いはじめはゆっくりスタートできるのがうれしいポイント。
縫うスピードは、レバーで自在に調節が可能です。
ミシンを止めた際に布の位置調整や糸通しをしやすくするため、針は必ず上にある状態で停止するように設計されています。
対応しているステッチは、全部で9種類。また筒もの縫いに役立つ、フリーアームも備わっています。
さらに照明が装備されているので、作業中の手元を明るく照らします。
サイズは幅35.4×高さ26.1×奥行き15.9cm、重さは約6.0kg。
本体にはハンドルが付いているので、持ち運びにも便利です。
実際に使ってみてわかったジャノメミシン N778の本当の実力！
今回は、ジャノメミシン N778を含む電子ミシン全5商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①：準備のしやすさ
検証②：使いやすさ
検証① 準備のしやすさ
まずは、準備のしやすさの検証です。
電子ミシンの説明書を見ながら、ソーイング教室講師の小野美月さんとmybestコンテンツ制作チームのメンバー3名でミシンを使用。下糸のセット・上糸の糸かけ・針穴への糸通しを実際に行ない、準備に手間がかからないかチェックしました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- セットを完了させることができないほどの、準備のしにくさがある
- 説明書を確認しても正しいセットの仕方がわからず、試行錯誤しながらの準備になる
- 説明書や参考資料を熟読しないと正しい準備ができない。または、何度も読み直さないと理解ができず、準備に戸惑う
- 説明書や資料をひとつひとつ確認しながらであれば、問題なく準備が完了できる
- 説明書や参考資料の内容を全て把握せずとも準備が完了できるだけの設計・構造になっている
説明書は分かりづらいものの、糸かけの手順は一般的
準備のしやすさの検証では、3.5点と評価はまずまずでした。
説明書の書き方やイラストが見づらいのに加え、本体に記載されている糸かけのガイドもやや少なめです。そのためモニターからは、どこに何を通せばよいのか説明書からでは分からず、とくに上糸のかけ方が複雑に感じたとの声がみられました。
しかし、糸かけの手順は一般的なミシンとそれほど変わらず、難しい動作はありません。
また、自動針穴糸通し機能は搭載されていないものの、フットコントローラーが標準装備されている点は評価できます。
検証② 使いやすさ
続いて、使いやすさの検証です。
ローン生地・ダブルガーゼのマスクとキルティング生地の手提げ袋を実際に各ミシンで裁縫し、直線・ジグザグ・ボタンホール・返し縫いのしやすさ・仕上がりを評価しました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- 通常の使用が困難なほどの大きな欠点がある
- 欠点があり、その欠点によって使いやすさが著しく損なわれる
- 欠点はあるが、妥協することのできるレベルである。また、作品を作ることに支障はきたさないレベル
- 多少欠点はあるが、それを補うほどの使いやすさがある
- 操作、縫いやすさ、仕上がりともに自分の思い通りに使うことができる
揺れがなく安定した縫い心地。縫い目の仕上がりもきれい
実際に作成したマスクは、端まできれいに返し縫いができました。一瞬くしゅっと布詰まりした場面はあったものの、薄い部分の仕上がりはトップクラスです。
またキルティング生地の手提げ袋を縫った際は振動がほとんどなく、直線・返し縫い・ジグザグ縫いとすべての縫い方を安定して進められました。
ボタンホールも密度が高く、仕上がりはきれいです。
針の貫通力も十分にあり、端側の厚みのある部分も難なく縫えました。持ち手の段差のある部分も抵抗感がなく、スムーズに布送りできます。押さえがあげやすいため、厚物も挟みやすいとモニターからも使い勝手は好評でした。
生地の厚みを問わず、縫い心地・仕上がりともに申し分ありません。
ジャノメミシン N778の詳細情報
準備のしやすさ・機能性にこだわる方には、こちらもおすすめ
ジャノメミシンのN778は、使いやすさにおいて高評価となりましたが、最後に他のおすすめ商品もご紹介したいと思います。
準備のしやすさを重視する方には、ジャガーのKD-850がおすすめです。糸かけの手順は一般的なミシンとそれほど変わらないのに加え、本体にイラストを用いてガイドが記載されているため、説明書を見なくとも準備できます。厚物を縫う際もパワーが落ちず、仕上がりにも問題ありません。
またシンガーのモニカピクシーDXは、電子ミシンには珍しい自動糸調子機能を搭載しています。さらに縫い目の長さを最大5mmまで調節でき、自動針穴糸通しが備わっているのも魅力。そのほかにも縫い模様に合わせて最適な押さえが表示されるなど、作業をサポートする機能が充実していますよ。
ジャガーインターナショナルコーポレーションJAGUAR ｜ 電子ミシン ｜ KD-850
| サイズ | コンパクトサイズ |
|---|---|
| フットコントローラー | あり（別売り） |
| 厚物縫い対応 |
- 縫い目の種類
- 直線、ジグザグ、かくし、点線ジグザグ、ボタンホールなど
- 自動糸切り機能
- 不明
- 自動糸調子機能
- 不明
- 自動針穴糸通し付き
- 針の停止位置調整機能
（常に上で停止）
- フリーアーム付き
- 付属品
- 針、ボビン、ボタンホール押え、糸ごま押え、糸ごまクッション、ブラシ付シームリッパー、ネジ回し、針板用ネジ回し、ソフトカバー、取扱説明DVD、電源コード、保証書
| 本体サイズ | 幅36.3×高さ28×奥行き19.1cm |
|---|---|
| 縫い目の長さ調整機能 | |
| 静音設計 |
ハッピージャパンシンガー ｜ モニカピクシーDX ｜ DX5760R
| サイズ | レギュラーサイズ |
|---|---|
| フットコントローラー | あり |
| 厚物縫い対応 |
- 縫い目の種類
- 15種類
- 自動糸切り機能
- 自動糸調子機能
- 自動針穴糸通し付き
- 針の停止位置調整機能
- 不明
- フリーアーム付き
- 付属品
- フットコントローラー、ハードケース、針ケース、ねじまわし、シームリッパー、ボビン、糸巻き押え、ボタンホール押え、ファスナー押え、ジグザグ押え、ふちかがり押え、ブラインド押え、取扱説明書（保証書）
| 本体サイズ | 幅41.5×高さ29.5×奥行き17.2cm |
|---|---|
| 縫い目の長さ調整機能 | |
| 静音設計 |
ハッピージャパン モニカピクシーDX5760Rをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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