そこで今回は、アックスヤマザキ 山﨑範夫の電子ミシン AG-005を含む電子ミシン全5商品を実際に使ってみて、準備のしやすさ・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
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目次
ボビンをセットする釜には、よりきれいな仕上がりに配慮し垂直釜を採用。比較した水平釜の商品より手間は増えますが、説明書がわかりやすく手順自体は難しくありませんでした。本体にも手順が記載されているので、初心者でも直感的に準備できますよ。
自動針穴糸通しも装備しており、準備時間を短縮できるのも利点。「糸通しの使い方が複雑」との口コミがありましたが、構造がシンプルで実際に使ったモニターから不満の声は出ませんでした。糸調子ダイヤルに、数字とともに「弱く・強く」と書かれているのもうれしいポイントです。
一方で、口コミどおり返し縫いのレバーが少し固く、マスクの薄い部分を生地端まで返し縫いすると布が少しよれました。とはいえ、比較したなかには布がうまく送れず仕上がりが乱れた商品があったことを思うと、気にならないレベルでしょう。
初心者でも扱いやすく、分厚い生地をしっかり縫うとの謳い文句どおりの本商品。20年以上愛され続けてきたロングセラー商品の実力を、ぜひ体感してみてください。
そもそも電子ミシンとは、電子回路で針の動きを制御して一定の貫通力を保つミシン。縫うスピードを遅くしても、厚物を縫えるのが利点です。自動停止・文字や模様縫いなどの機能を備えたコンピューターミシンより付加機能は少ないものの、操作がシンプルなのも魅力でしょう。
今回ご紹介するのは、アックスヤマザキが開発した山﨑範夫の電子ミシン AG-005。同社の2代目社長の名を冠した本商品は、20年以上にわたって40万台以上を販売しているロングセラー商品です。
アックスヤマザキは、昭和21年創業の老舗ミシンメーカー。子ども用・子育て中の親世代用・孫を持つ祖父母世代用など、それぞれのライフスタイルに寄り添った多彩なミシンを展開しています。
職業用ミシンに劣らないパワーを持つ、90Wモーターを採用したパワフルな1台。ジーンズや11枚重ねにした厚手の8号帆布でも、しっかり縫えると謳っています。
8枚の送り歯が、分厚い布を真っすぐ送る仕様です。縫い目の仕上がりにも配慮し、家庭用ミシンでは珍しい垂直半回転釜を採用しているのも注目ポイント。工業用ミシンと同じくらい強固な縫い締まりを実現できるよう、工夫がこらされています。
本体サイズは幅39×奥行18×高さ28cmで、重量は5.3kg。主要な9種類のステッチが可能で、直線縫い・4種類のジグザグ縫い・点線ジグザグ縫い・まつり縫い・伸縮まつり縫い・ボタンホール縫いに対応しています。
ミシン初心者が使いやすい機能も満載です。手縫いのように縫える1秒1針の超低速機能を搭載。スロースタート機能を使えば、ゆっくり針が動き始はじめるので緊張感も和らぐでしょう。
縫うスピードは、1分間に60~700回転まで無段階で調節できます。
スタート/ストップなどのよく使うボタンは、操作しやすいよう手元に配置。テーブルには明るいLEDライトもついています。広くて低いテーブルはフリーアームにもなり、袖や裾などを筒縫いする際に重宝しますよ。
本体以外の付属品は、以下を参考にしてください。
<付属品>
今回は、アックスヤマザキ 山﨑範夫の電子ミシン AG-005を含む電子ミシン全5商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、準備のしやすさの検証です。
ソーイング教室講師の小野美月さんとmybestコンテンツ制作チームのメンバー計4人で、説明書を確認しながら下糸のセット・上糸の糸かけ・針穴への糸通しを実施。迷わず準備できたか評価しました。
水平釜よりもボビンをセットする手順の多い垂直釜ですが、さほど手間取らずに準備できました。
糸通しが苦手な人にやさしい、自動針穴糸通し機能がついているのもうれしいポイント。口コミでは「使い方が複雑」との声が出ていたものの、モニターからとくに不満の声はあがりませんでした。
<準備のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、使いやすさの検証です。
ソーイング教室講師の小野さんが、各商品でマスク・手提げ袋を縫い、縫いやすさや仕上がりのきれいさなどをチェックしました。素材や縫い方は以下のとおりです。
小野さんからは、口コミと同様に「返し縫いのレバーが少し固い」との指摘が。マスクの薄い部分を生地の端まで返し縫いすると、やや布がよれました。ただし、比較した商品には返し縫いが端までできないものもあったので、問題ないレベルといえます。
糸調子ダイヤルには数字だけでなく「弱く・強く」という説明があり、初心者でも設定しやすいですよ。縫い目の長さは、ステッチの選択ダイヤルで調整可能。薄い生地を使うなら縫い目を短く、厚い生地なら長くするのがコツですよ。
なお、フットコントローラーは別売りでした。手元の作業に集中したい人は用意しておくとよいでしょう。
やや厚みのあるキルティング生地で手提げ袋を縫ったところ、小川さんからは「直線の返し縫いも、ジグザグ縫いもきれい」とのコメントが聞かれました。
ボタンホールのみ、ジグザグが均一でなく粗く仕上がったところは惜しいですが、比較した商品には返し縫いが苦手なものもあったことをふまえると優秀な結果です。
厚みに差しかかる箇所でも針の貫通力が落ちず、分厚い生地をしっかり縫うとの謳い文句どおりのパワーを感じました。さまざまな生地に難なく対応できるのは、大きな魅力でしょう。
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フットコントローラーを別途購入する際は、フットコントローラー 4C-333A対応を選びましょう。ミシンのスタート/ストップ、速度調整が足踏みでできるので、効率よく縫い進められますよ。こちらは税込3,850円(執筆時点・公式サイト参照)で販売されています。
最後に、縫い心地のよさや機能性が好評だった商品をご紹介します。
素材を問わず安定した縫い心地だったのは、蛇の目ミシン工業 ジャノメNuikiru N-778。マスクの薄い部分までしっかり返し縫いでき、厚物にも針をしっかり通しました。縫っているときの揺れが少なく、安定感が高いのも魅力。フットコントローラーが付属しているのもうれしいですね。
機能性で選びたい人は、シンガーのモニカピクシーDX 5760Rをチェック。縫い目の長さを最大5mmまで調節できるので、レザーを縫いたい人にぴったりです。自動糸調子機能も搭載し、縫い模様に合う押さえが表示されるのも便利。一般的なミシンと同じ手順で糸かけができ、準備もスムーズでした。
サイズ | コンパクトサイズ |
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フットコントローラー | ◯ |
厚物縫い対応 | 不明 |
本体サイズ | 35.4×15.9×26.1cm |
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縫い目の長さ調整機能 | 不明 |
静音設計 |
ジャノメミシン N778をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
サイズ | レギュラーサイズ |
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フットコントローラー | あり |
厚物縫い対応 |
本体サイズ | 幅41.5×高さ29.5×奥行き17.2cm |
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縫い目の長さ調整機能 | |
静音設計 |
ハッピージャパン モニカピクシーDX5760Rをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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